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ブックマーク / www.sat.affrc.go.jp (1)

  • 2000 わが国に発生した口蹄疫の特徴と防疫の問題点

    はじめに 口蹄疫は口蹄疫ウイルスの感染によって起こる急性熱性伝染病で,牛,水牛,豚,めん羊,山羊などの家畜をはじめ,野生動物を含むほとんどの偶蹄類動物が感染する。病はきわめて伝染力が強く,発病に伴う発育障害,運動障害および泌乳傷害による家畜の経済的被害も甚大であることから,国際的に最重要家畜伝染病として,その制圧と感染拡大防止がはかられている。このため,いったん病が発生すれば国あるいは地域ごとに家畜および畜産物の厳しい移動制限がかけられ,その国際流通にも大きな影響を及ぼす。わが国は島国という地理的条件に加えて,輸入検疫の努力もあり今世紀初頭の発生以来長く清浄を保ってきた。また,口蹄疫清浄国は清浄国以外からの家畜および畜産物の輸入を制限できるため,わが国畜産業もまた口蹄疫清浄国として多くの利益を享受してきた。しかし,年3月にわが国では92年ぶりに口蹄疫が発生し,獣医,畜産関係者をはじめ

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