『◎1970年代ディスコの珍盤奇盤コンピ登場』
◎1970年代ディスコの珍盤奇盤コンピ登場 【First Ever Novelty Japanese Disco Compilation Released】 珍盤奇盤。 1970年代中盤からディスコ周辺で続々制作され、リリースされたいわゆる「企画物ディスコ作品」。ものによっては、珍盤奇盤として扱われるものもあるが、多くはいわゆる「ワンヒット・ワンダー」（一発ヒット屋）で、そのアーティストについても詳細はわからない。そんな珍盤奇盤の作品を「変ディスコ」と名付け、それらを集めた世界初のコンピレーションが登場した。2016年3月30日ソニーから発売されるその名も『変DISCO』というアルバムだ。 中には1970年代の日本のディスコでヒットしたものもあり、当時ディスコ通いをしていた人なら「あれ、聞いたことある」というものが何曲かあるはず。そのどれもが一度聞いたら決して忘れられないような奇抜なアイデ
『●ビリー・ポール81歳で死去～フィリー・ソウルの立役者』
●ビリー・ポール81歳で死去～フィリー・ソウルの立役者 【Billy Paul Dies At 81 : Master Of Philly Soul】 訃報。 フィリー・ソウルの立役者として活躍したソウル・シンガー、ビリー・ポールが2016年4月24日（日）、フィラデルフィア近くニュージャージー州ブラックウッドの自宅で死去した。81歳。すい臓がんを患っていた。先週からテンプル大学病院に入院していたが、最後は自宅に戻ったようだ。1972年秋から不倫ソングの傑作バラード「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」が大ヒット、全米ナンバーワンとなり、一気にブレイクした。同曲はグラミー賞も獲得した。その後も、これを超える大ヒットはなかったが、フィラデルフィア・ソウルの重鎮として、ライヴ、レコードで活躍。 1990年7月横浜のバード、2008年9月六本木ビルボードライブでライヴを行っている。 ビリー・ポール
『●モハメド・アリ死去～リングで闘い、アメリカと戦ってきた男』
●モハメド・アリ死去～リングで闘い、アメリカと戦ってきた男 【Muhammad Ali Dies At 74】 訃報。 ボクシング・チャンピオン、ヒーロー、グレイテスト、モハメド・アリが2016年6月3日(金)、アリゾナ州フェニックスの病院で死去した。長くパーキンソン病を患っていた。74歳だった。 http://www.nbcnews.com/news/sports/muhammad-ali-greatest-all-time-dead-74-n584776 http://www.newyorker.com/news/news-desk/the-outsized-life-of-muhammad-ali ～～～ 交差。 モハメド・アリについては、拙著『ソウル・サーチン R&Bの心を求めて』で、マイケル・マッサーの章で、マッサーとアリの人生を並行して描いた。マイケル・マッサー（1941年3月
『●ジェリー・ゴーフィン75歳で死去～アメリカン・ソング・ブックを残して』
●ジェリー・ゴーフィン75歳で死去～アメリカン・ソング・ブックを残して 【Gerry Goffin Dies At 75】 訃報。 アメリカを代表するソングライターの一人、ジェリー・ゴーフィンが2014年6月19日、ロスアンジェルスの自宅で老衰のため死去した。75歳。 ジェリー・ゴーフィンは1960年代、当時の妻キャロル・キングとともに多数のヒット曲を生み出した。キャロルが曲、ジェリーが主に歌詞を担当。「ウィル・ユー・スティル・ラヴ・ミー・トゥモロー」（シェレルズ）、「ユー・メイク・ミー・フィール・ナチュラル・ウーマン」（アリーサ・フランクリンなど）、「ロコ・モーション」（リトル・エヴァ、グランド・ファンク・レイルロード）など20世紀を代表する傑作ポップ作品を多数輩出した。 評伝。 ジェリー・ゴーフィンは1939年（昭和14年）2月11日ニューヨーク・ブルックリン生まれ。地元の高校卒業後、
『●ドナルド・ダック・ダン、最終公演翌日に東京で死去』
●ドナルド・ダック・ダン、最終公演翌日に東京で死去 【Donald “Duck” Dunn Dies In Tokyo At 70】 訃報。 メンフィス・ソウルの立役者の一人であり、ブッカー・Ｔ＆ザ・ＭＧズのベース奏者、ドナルド・ダック・ダンが、2012年5月13日日曜日、東京都内のホテルで死去した。70歳。ダンは、前日土曜日まで5日間コットンクラブとブルーノートで計10本のショーをこなしていた。土曜日のブルーノートでのセカンド・ステージが最後のステージとなった。ホテルでおそらく睡眠中に死去した模様。 ダンは、相棒のスティーヴ・クロッパー（ギター）、レスター・スネル（キーボード）、スティーヴ・ポッツ（ドラムス）、エディー･フロイドとともに、５人で「スタックス」名義のライヴを行なっていた。 スティーヴ・クロッパー、ブッカーＴらも弔辞を述べている。特にスティーヴ・クロッパーとは、誕生日も一月ほ
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