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ブックマーク / discovernikkei.org (4)

  • オーラル・ヒストリーのインタビュー方法

    ここでは、オーラル・ヒストリーインタビューに必要な基礎知識をご紹介します。 ここで紹介するビデオ、インタビューのテクニックの入門編は、2009年にコール・カワナ君が製作したものです。オーラル・ヒストリーインタビューの良し悪しは、さまざまな要因によって決まりますが、きちんとした準備をし計画をたてれば、頭を悩まされることなく、いいインタビューができるでしょう。 コール君がこのビデオを作成したのは、彼がまだ6年生の時でした。コール君は、アジアン・フープス・リーグでバスケットボールをし、サーフィンやピアノ、剣道に挑戦するなど、ごく普通の男の子です。しかし、その一方で、特別な才能の持ち主でもあり、誰にでも簡単にインタビューができる素晴らしいガイドラインをつくりました。 コール君についてもっとよく知りたい方は、2010年7月15日にパリサディアン・ポスト紙に投稿されたこちらの記事をご覧ください。 オー

  • 南米の日本語版クレオール語「コロニア語」・「海外」という言葉の島国感覚 ー その2

    その1を読む >> 大統領名の表記すら異なる現実 日のマスコミが使っている個人名表記と、ブラジルの邦字紙で使っている表記にも、自然に違いが生まれる。 たとえば、この2016年8月末に罷免されたジウマ前大統領のことは、日では「ルセフ大統領」という。 我々としてはブラジルのマスコミが普通に「presidente Dilma(ジウマ大統領)」というから、そのまま日語にした方が現地の感覚に近い。 だが、日では苗字表記で統一されている。あたりまえだが「晋三首相」とはいわない。 だがブラジル在住者にとっては、「ルセフ大統領」ではどこかオカシイ感じがする。 不思議なことに、ブラジルの大統領は、苗字と名前の表記が、人によって使い分けられる。 「コーロル大統領(フェルナンド・コーロル)」は苗字で表記。日ではなぜか「フェルナンド・コロール」と延ばすところが違う。 カルドーゾ大統領(フェルナンド・エン

    南米の日本語版クレオール語「コロニア語」・「海外」という言葉の島国感覚 ー その2
  • メキシコ日本人移住者の「正月」という祝賀行事と伝統料理

    アメリカ大陸に移住した何十万人という日人は、必要最低限のものしか持参せず少々の着替えといつまでも記憶に残る故郷の写真ぐらいであった。しかし、彼らは自分の家族やその出身村で育んだ無数の伝統と風習を、当然移住先に持ち込んだ。生まれ育った故郷から何千キロも離れたところに住んでいても、消すことのできない記憶のようにべ物の色や味、その匂いを特別な祝賀行事の日に再現したのである。 新年の行事「正月(shogatsu)」は、日人にとって最も重要な行事であり、今もその伝統は受け継がれている。一年の最後の日「大晦日」の夕は、家族とともに特別な料理べて締めくくり、新年をみんなで明るくおごそかに迎えるのである。昔は旧暦で祝っていたが、明治政府(1868年から1912年)が1873年にグレゴリオ暦を採用してからは、1月1日が正月として定められた。アメリカ大陸でも、新年(año nuevo アニョ・ヌエ

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  • 南米の日本語版クレオール語「コロニア語」・「海外」という言葉の島国感覚 ー その1

    慣れるのに3カ月かかったコロニア語 バブル真っ最中の1991年の暮れ、東京で東証二部上場企業に勤めていた私は、何を血迷ったか、邦字紙で働き始めようと思い立った。 ブラジルの邦字紙「パウリスタ新聞」東京支社の面々と面接を受けた時、「日系社会の人は、みんな日語をしゃべるから、最初はポルトガル語が分からなくても大丈夫だよ」との説明をうけ、安易にそれを信じていた。 だが、その期待はみごとに裏切られた。1992年4月にサンパウロに到着。それから日系社会で使われる日語方言「コロニア(日系社会)語」に慣れるのに、正直言って3カ月かかった。 だいたいブラジルのことを「伯国」と表記するが、日ではあまり一般的ではない。昔はブラジルを「伯剌西爾」と漢字表記したから、その表記が邦字紙では一般的だ。 さらにサンパウロ州はキリストの使徒「聖パウロ」を意味する州名であることから「聖州」だ。リオ・グランデ・ド・スル

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