講座詳細 日本の地名の中には、読み方がとても難しいものが少なくありません。その難しさを掘り下げていくと、古い日本語や日本語の発音の変化、漢字の特殊な音読み、音訓を超越した漢字の読み方など、漢字と日本語の関係を考える上で重要な、さまざまなことがらに行き当たります。この講座では、具体的な難読地名を数多く取り上げながら、日本人が漢字をどのように受け入れ、使ってきたかについてお話をいたします。 講師 円満字二郎(エンマンジジロウ) フリーライター・漢和辞典編集者 【プロフィール】 1991年より出版社編集部にて高校国語教科書、漢和辞典編集などを担当。2007年よりフリーライターとなる。著書「ひねくれ古典『列子』を読む」(新潮選書)、「漢字ときあかし辞典」(研究社)など。