皆さまはじめまして、制作課出力係のNです。 デザインでもなければプレスでもない「プリプレス」という業務に従事しており、多様な作業工程を経て印刷のもととなる「刷版(はんこ)」を最終的に製造しております。 今回のコラムは「なぜ印刷データをRIPに通すのか?」という専門的なお話になりますが少しの間お付き合い願います。 「RIP」とはそもそも何のこと? RIPとはRaster Image Processerの略で、RIPを超簡易的に説明するならば「変換機」とお考えください。DTPソフトやOffice系ソフトでデザインされたデジタルデータは、そのままの状態では印刷ができません。RIPを通し印刷に適したデータに変換しなければ、「刷版(はんこ)」を製造することができないのです。 そもそも印刷とは網点という細かいドットの集合体で形成されており、文字や写真、イラストなどのイメージを「ドット」で表現している技