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ブックマーク / hirameki.noge-printing.jp (3)

  • なぜ印刷データをRIPに通すのか?

    皆さまはじめまして、制作課出力係のNです。 デザインでもなければプレスでもない「プリプレス」という業務に従事しており、多様な作業工程を経て印刷のもととなる「刷版(はんこ)」を最終的に製造しております。 今回のコラムは「なぜ印刷データをRIPに通すのか?」という専門的なお話になりますが少しの間お付き合い願います。 「RIP」とはそもそも何のこと? RIPとはRaster Image Processerの略で、RIPを超簡易的に説明するならば「変換機」とお考えください。DTPソフトやOffice系ソフトでデザインされたデジタルデータは、そのままの状態では印刷ができません。RIPを通し印刷に適したデータに変換しなければ、「刷版(はんこ)」を製造することができないのです。 そもそも印刷とは網点という細かいドットの集合体で形成されており、文字や写真、イラストなどのイメージを「ドット」で表現している技

    なぜ印刷データをRIPに通すのか?
  • ダーマトグラフという筆記用具をご存知ですか?

    ダーマトグラフとは 「ダーマトグラフ(DERMATOGRAPH)」とは、ご覧になればわかると思いますが、ワックス分の多い太めの芯と、木ではない紙巻き仕様が特徴。鉛筆の先に出た紐をミシン目に沿って引きながら、軸に巻いた紙をクルクルほどいて芯を出すという、画期的な鉛筆です。 最近は使う機会がだいぶ少なくなりましたが、印刷会社ではまだまだ必需品です。「ダーマトグラフ」は三菱鉛筆の商品名で、「セロテープ」のように、普通名詞化されていますが、一般的には「グリースペンシル」の呼び名もあります。 「Dermato」はギリシャ語で「皮膚」、「Gragh」は「書く、記録する」の意があり、合わせたネーミングのようです。つまり「皮膚に書けるもの」という意味で、もともと医者が手術の際、切開する部分を示すなどの目的で開発されました。三菱鉛筆のHPを見ると製造は1955(昭和30)年に開始され、最初は木の軸で、赤・青

    ダーマトグラフという筆記用具をご存知ですか?
  • 女性の技能が輝いた、和文タイプライターの時代

    NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で、主人公が最初にめざす職業が和文タイピストでした。 ドラマの設定では1937(昭和12)年頃、女性が職業に就き難かった時代。当時職業婦人の花形と呼ばれていた和文タイピストたちが、技能の習得に苦労した和文タイプライターについては、ご存知でない方も多いと思われますので、取り上げてみました。 印刷の変遷 野毛印刷の創業は1948(昭和23)年スタートは「謄写印刷」でした。その後、和文タイプで謄写原紙に打ち込む「タイプ(孔版)印刷」へ、さらには、和文タイプからカーボ ンで転写、紙製の版を使うなどの「軽オフセット印刷」へ移行。その後、現在の「オフセット印刷」へと歩みを進めてきました。 和文(邦文)タイプライターは、日語の文章を活字体で作成する機械で1915(大正4)年に杉京太によって発明されました。この発明で杉は、人力織機の豊田佐吉、養殖真珠の御木幸吉、

    女性の技能が輝いた、和文タイプライターの時代
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