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ブックマーク / note.com/onosemasao (6)

  • お父ちゃんと横浜米軍機墜落事件|小野瀬雅生

    1977年9月27日13時過ぎ、神奈川県の厚木基地を飛び発った米軍機がエンジン火災を起こし横浜市緑区(現在青葉区)に墜落した。搭乗員はパラシュートで脱出。墜落した機体によって民家20戸ほどが炎上・全半壊した。 この事故で一般市民9名が負傷したが、その中の3歳と1歳の男の子が翌日未明までに全身火傷のため死亡した。母親もその後皮膚移植などを重ねて回復に努めたが1982年に死去。子供たちの死は母親には事故から一年以上経ってから伝えられた。 僕はその時中学三年生だった。ギターの練習に没頭し、受験を控えていながらも音楽漬けの日々だった。邦楽も洋楽もおかまいなしに聴いて、自分のギターでその曲を弾けないかトライアンドエラーを繰り返していた。フリートウッド・マックの『噂』、イーグルスの『ホテル・カリフォルニア』、スティービー・ワンダーの『キー・オブ・ライフ』、ボストン、ハート、フォリナー、そして中学の仲間

    お父ちゃんと横浜米軍機墜落事件|小野瀬雅生
  • 焼きそばの果てしなき旅【その3】|小野瀬雅生

    世の中大きく変わりつつある瞬間です(2020年8月28日17:00過ぎ)。それなのに焼きそばのことを書く。僕の好きな創作(音楽や文章など)には全く関係ないようでいて必ず大きな(強いわけではない)政治的なメッセージが含まれている。優れた創作には政治は必要不可欠だと考える。それは意図的でも無意識的でもあると思う。僕の焼きそばへの文章にも何かメッセージが入ればいいな。入んねぇか。政治と焼きそばを一緒にしないでと云われちゃうかな。云われねぇか。まあいいか。 クレイジーケンバンドで数年前に群馬県(高崎市だったか太田市だったか)で公演を行った時、トランペットの澤野くんの友人の和田さんから焼きそばの差し入れをして戴いたのを思い出した。場所は正確に覚えていないのに焼きそばのことだけ克明に覚えている。べ応えのある太麺のソース焼きそば。それがとても美味しかったのだ。それを自宅で再現出来ないものか、ふと考えた

    焼きそばの果てしなき旅【その3】|小野瀬雅生
  • 焼きそばの果てしなき旅【その2】|小野瀬雅生

    当に果てしなき旅だ。どこまでも続きそうな旅。一道ではなく幾つもの旅を焼きそばの名の下に同時にしている感じ。それぞれの焼きそばにそれぞれの物語があって、それは複数のを同時に読み進めている感覚にも似ている。何のためにやっているのか、終えたら何を得られるのか、そんなことはもう既にどうでも良くなってしまった。過去も現在も未来もみんなここに集まって焼きそばになる。それが僕の焼きそばの旅。あと、自分で作る時は一つだけルールを決めた。ちゃんとフライパンで作る。焼く。これだけは守ろう。 まずは袋麺コーナー。いきなりローカルになってきた。このパッケージに見覚えがない方も非常に多いでしょう。 茨城県水戸市に社工場のある「麺のスナオシ」が発売している麺's 味工房 ソース焼そば。茨城や千葉などで入手可能とのこと(送ってもらった)。価格が5入りパックで169円(税抜)とヒジョーに低価格。一当たり約34

    焼きそばの果てしなき旅【その2】|小野瀬雅生
  • 焼きそばの果てしなき旅【その1】|小野瀬雅生

    数をこなすことが僕の宿命だと判っている。思い起こせばの雑誌dancyuの初めての取材でやったのが国産の缶詰を何百種類もべ比べる記事だった。何十ではなく何百。ありとあらゆるジャンルの缶詰が一堂に会したのを目の当たりにした時に、僕の心の中に得も云われぬ昂ぶりがあったのを今でも良く覚えている。自分の好きなギタリストのことをまとめた自分の「ギタリスト大らい」ではギタリスト150人以上をリストアップしてそれぞれにコメントした。ギター雑誌のエフェクター試奏レポではいきなり20種類だの30種類だの数をこなす内容だった。その後も複数種類の弾き比べなど数で勝負のことが非常に多い。今年は例の諸事情で中止となったけれど、横浜の商店街応援企画の「ガチ」シリーズでは2013年以降、毎年50軒程のお店を一ヶ月ほどの間に訪れてエントリー商品を全て味見した。2014年のガチカレーの時は76軒だった。バリエーション

    焼きそばの果てしなき旅【その1】|小野瀬雅生
  • サッポロ一番を如何にして美味しく戴くか|小野瀬雅生

    先日のサッポロ一番塩らーめんの記事は大変に多くの方に読んで戴けたようで大変に嬉しく思っております。続いてサッポロ一番みそラーメンのことを書こうと思ったけれど、そうすると塩とみそに比べて思い入れの少ないサッポロ一番しょうゆ味のことが残ってしまう。そうすると何か気持ち的にしっくり来ないような気もしたので、三種類いっぺんに考えてみることにする。どれをどうべたらベストなのか。極々個人的ながら僕の意見を書いてみる。 まずはマイベスト袋入りラーメン、サッポロ一番塩らーめん。先日の記事ではこのパッケージにあるのと同じように作ってみた。でも僕が好きなべ方はあのオールスタートッピングではない。もっとシンプルなのが良い。 お供はコーンとバターがあれば良い。冷凍のコーンだったら、鍋にお湯を沸かすときに一緒に入れてしまう。それでそのまま作れば出来上がり。簡単である。 サッポロ一番塩らーめん、ウィズコーン&バタ

    サッポロ一番を如何にして美味しく戴くか|小野瀬雅生
  • 【偏愛】サッポロ一番 塩らーめん|小野瀬雅生

    サッポロ一番 塩らーめんが好きです。偏愛と云うよりも信仰に近いくらいかも知れない。他のインスタントラーメンには申し訳ないけれど、サッポロ一番 塩らーめん一択です。人生でこれまでにどれだけサッポロ一番 塩らーめんをべて来ただろうか。僕の身体の何分の一かはサッポロ一番 塩らーめんで出来ているのではないか。そう思うくらいにべて来た。 サンヨー品のサッポロ一番 塩らーめんの発売は1971年(昭和46年)年9月1日とある。その直後の9月18日に日清品からカップヌードルが発売になっている。7月にはマクドナルドの日1号店が銀座にオープン。現在まで繋がっている色々な物事がスタートした年だ。 1971年は僕個人にとってトピックの多い年だ。映画では「ゴジラ対ヘドラ」「ガメラ対深海怪獣ジグラ」、テレビでは「帰ってきたウルトラマン」「仮面ライダー」「宇宙猿人ゴリ」「シルバー仮面」「ミラーマン」「天才バカ

    【偏愛】サッポロ一番 塩らーめん|小野瀬雅生
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