2017年12月31日 ピリオド・スタイル-反クラシックとしての (2) カテゴリ:音楽 一昔前まで、フォルテピアノ(ピアノフォルテ)のレパートリーといえば、J.S.バッハの息子たち、あるいはハイドンやモーツァルトといった18世紀末までの作品が常識的なところでした。そうこうするうちに、いつの間にかウィーン式アクションのピアノによるベートーヴェンやシューベルトも定番となり、最近ではショパンをはじめとした19世紀ロマン派のピアノ音楽を当時のピアノ(=ピリオド楽器)で響かせる、ということまで普通に行われるようになっているようです。(来年9月には、なんと第1回ピリオド楽器ショパンコンクールがワルシャワで開催されるとか。) こうなってくると、亭主のように「古楽=ピリオド楽器による18世紀以前の音楽の演奏」、「クラシック音楽=モダン楽器による19世紀以降の音楽の演奏、という単純な図式で捉えていた一般聴