2005.10.17 ベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタ (4) カテゴリ:音楽 先日あるピアノの先生と話をしていたら、その方が、ベートーヴェンの最後の5つのピアノソナタは違うね、とおっしゃるのです。そう、あれは違いますね、と答えて、ある懐かしさとともにこれらのピアノソナタの世界を思い出していたのでした。 ベートーヴェンのピアノソナタと言えば、誰もが思い出すのが初期の第8番『悲愴』、第14番『幻想風』――日本では普通『月光』と呼ばれているあのソナタ――、第23番『熱情』あたりでしょうか。私は中学生の頃ヴィルヘルム・ケンプが弾いたこれらのソナタのレコードを買ってきて、一体何度それを聴いたことでしょうか。あと『熱情』は、やや荒削りながらダイナミックな演奏で聞かせるラザーリ・ベルマンの演奏でもよく聴きました。それから第21番の『ヴァルトシュタイン』。ダッダッダッダッダッダッダッダッと力強い和音の
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