タグ

ブックマーク / symphonix.blog.fc2.com (2)

  • クラシック音楽音盤レビュー:サヴァールのダイナミックなベートーヴェン交響曲全集

    今回もまたベートーヴェンの交響曲全集。ひと昔前はやれ交響曲を聴くとなるとマーラーかチャイコフスキーかショスタコーヴィチかドヴォルザークかといういわゆる派手で聴き応えする作曲者ばかり選んでましたが歳を重ねるに連れ趣向が変化、今はベートーヴェンやモーツァルト、ハイドンというオーソドックスな王道路線に回帰。この歳になってようやく古典時代以前の音楽の良さが分かってきましたよ。というわけで今回ひと通り聴いたのはスペイン古楽界の巨匠ジョルジュ・サヴァール (Jordi Savall) とル・コンセール・デ・ナシオン (Le Concert des Nations) による前半と後半に分かれて発売された全集。ちなみに自分はサヴァールのファンなのでこのリリース情報を知ったときはサヴァールも遂にベートーヴェンの交響曲全集に手を出すようになったか、と感慨深く思ったものです(謎の上から目線で申し訳ない)。 さて

    クラシック音楽音盤レビュー:サヴァールのダイナミックなベートーヴェン交響曲全集
  • クラシック音楽音盤レビュー:ネゼ=セガンのフレッシュなベートーヴェン交響曲全集

    早速リリース情報のときから楽しみにしていたヤニック・ネゼ=セガン (Yannick Nézet-Séguin) とヨーロッパ室内管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲全集(ドイツ・グラモフォン)を聴いてみることに。これこれ、こうゆうのを聴きたかったという感。若手指揮者らしく溌剌とした若々しさに満ちていて、すっきりと見通し良く瑞々しく透明度も高い、モダンオーケストラでありがちな沈重さとは無縁の軽快さ、まさに未来を向いた新たなかたちのベートーヴェン。こういった価値ある演奏がベートーヴェンイヤーから少し遅れて出てきたのは嬉しいところ。 ちなみにベートーヴェンの演奏で取り沙汰されがちなどのエディションを使用するかだけど従来のようなブライトコプフ版やベーレンライター版ではなく2020年に刊行されたばかりというヘンレ版を使用しているらしいです。5番第1楽章の主題最後の音のフェルマータの短さや第4楽章提示

    クラシック音楽音盤レビュー:ネゼ=セガンのフレッシュなベートーヴェン交響曲全集
  • 1