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ブックマーク / tihara.hatenadiary.org (6)

  • 「山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた」2012-10-21 - IHARA Note

    今日の日記は「山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた」というの感想です。 私のブログを読むような人なら、読んで損のないだと思います。名著です。 iPS細胞の研究をする前は何の研究をしていたのか、なぜiPS細胞の研究が必要だと思ったのか。山中さんがどのように研究を進める人なのか。山中さんの研究室の人たちは何をしたのか。山中さんは研究をする上でどのようなことを大切にしているのか。その他いろいろと書かれています。 読んでいて楽しくなれるです。山中さんの人柄や優秀さがこれでもかというほど伝わってきます。 iPS細胞を作ろうと思ったのがどうやら奈良先端大学着任時の1999年前後。そして、初めてiPS細胞が作れたのが2005年。そこからさらに実験データを溜めて世に発表したのが2006年。わずか7年で偉業を達成しています。驚くべき速さです。 さて、ここから私の感想です。 そんな優秀な山

    「山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた」2012-10-21 - IHARA Note
  • フォルマントの情報量と日本語五母音。- IHARA Note

    日の日記は音声の母音についてのどうでもいい話である。専門用語多め。 しばしば母音を語るときに第一フォルマントと第二フォルマントの二つで表すことを前提として話が進められることがあるが、このところ母音をいろいろと触っていて日語五母音をたった二つのパラメータで表すのは無理なんじゃないかという気がしてきた。フォルマントという概念が悪いとかいうことではなく、「たった二つのパラメータ」というところがポイントである。 文系でも理系でも多くの研究で第一・第二フォルマント平面の図が使われており、物理モデルを考えてみても長さ20cm程度の管なら共振点の数はそれくらいでいいだろうということになっているが、私の感覚ではそれでは弁別のためのパラメータが足りない。 このところスペクトルから日語の母音を読み取る作業をしているのだが(その作業が目的ではなくほかの目的のためにしている)、「あ」と「お」は非常に区別がつ

    フォルマントの情報量と日本語五母音。- IHARA Note
  • 音声認識の得意なことと苦手なこと。 - 2011-11-11 - IHARA Note

    年に数回くらい「音声認識でこんなことはできますか」という趣旨のメールが来るので、やりやすいこととやりづらいことを書いておこうと思う。なお、これは現時点での技術状況であり、将来どうなっているかは分からない。 1.大量データは得意。 やはり機械なので、大量のデータの処理には向いている。別に少量のデータでも精度が変わることはないが、少量のデータなら人間がやった方が精度がいいので音声認識の導入はあまり意味がない。 2.雑音に弱い。 マイクと口の距離が近ければ周りの音はさほど問題にならないが(携帯電話など)、距離が離れると相対的に周りの音が大きくなるので精度が落ちる。ただし、雑音の種類が分かっている場合には(車の走行音など)、事前に準備ができるため、そこまでひどく精度が落ちることはない。 3.話し手が分かっていると助かる。 機械にとって別の人の声は同じことを喋っていても別の音なので、人による声の違い

    音声認識の得意なことと苦手なこと。 - 2011-11-11 - IHARA Note
  • 人工知能が東大に入るときの難所。 - IHARA Note

    一部で話題になっている「ロボットは東大に入れるか」(国立情報学研究所「人工頭脳プロジェクト」)であるが、私の周りでは専門外の方々の反応の大多数は「当然入れる」というものだった。私の直感では「難しい」ということになっているので、ここでは何が難しいのかということを簡単に書く。具体的に書くつもりはない。 おそらく「当然入れる」と思っている人は、無意識のうちに「コンピュータを使えば当然入れる」と思ってしまっているのだろうと思う。さらにいえば、「人間がコンピュータを使えば当然入れる」と思っているはずである。その上で、「人間がいてもいなくてもコンピュータなら当然入れる」と推論してしまって、結論として「コンピュータなら当然入れる」と思ってしまうのだろう。でも、人間がいるかいないかというのは非常に大きな問題であり、その部分こそがこのプロジェクトの肝である。 仮に、人間がコンピュータを使って受験することを考

    人工知能が東大に入るときの難所。 - IHARA Note
  • 当たり前すぎて教えてもらえない研究のこと。 - IHARA Note

    下記二つの記事を読んで、どうにも違和感があった。大学の研究室での研究に関して、何かとんでもない前提のすれ違いがあるのではないかと思えた。この違和感は学生時代にも後輩に対して覚えていたのだけれども、どういった前提がい違っているのかがどうにもつかめなかった。先日、下記二つの記事を立て続けに読んで、ここではないかと仮説を思いついたので、書いておく。 なお、日の日記の内容も基的には工学を想定しているが、ある程度は文系にも当てはまるのではないかと思う。 詳細は述べないが修士研究がつまらない。研究の目的が矮小で研究の手法が非現実的なものに感じられる。 メモを捨てろ、を捨てろ、そのでかい鞄を捨てろ。そんなものに頼るんは自分に自信がないからや - ミームの死骸を待ちながら 卒研は院生の下につく形で,動画のクラスタリングをテーマにすることになった.が,これは2ヶ月くらいで面白くなくなった.詳細は省く

    当たり前すぎて教えてもらえない研究のこと。 - IHARA Note
    funaki_naoto
    funaki_naoto 2009/10/27
    「テーマを発展させるためには、間違いや勘違いを犯すのが近道であり、間違いを犯すためにはねばり強く「時間をかけて」問題にとり組まなければならない/個性的に間違う」
  • 確かに「文章は接続詞で決まる」と思う。 - IHARA Note 2008-09-21

    光文社新書から「文章は接続詞で決まる」というが出た。最近の新書は中身よりも題名に価値のあるものが多いが、これは中身も役に立つと思う。読み物として面白いとは言い難いが、自然言語処理をするアマチュアやプロの人は一度目を通しておいてもいいかもしれない。辞書的な用途で使えるような気がする。ちなみに、私にとって自然言語処理は隣接分野であって専門分野ではない。 文章は接続詞で決まる (光文社新書) 作者: 石黒圭出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/09/17メディア: 新書購入: 24人 クリック: 122回この商品を含むブログ (86件) を見る 構成としては、まず接続詞の定義などについての前置きがあり、次に接続詞が丁寧に分類され(ここにページ数が割かれている)、そして接続詞の実践的使用法への言及へと展開していく。全体的に用例が豊富であり、理解しやすい。 このを文系の言語学の人たちがど

    確かに「文章は接続詞で決まる」と思う。 - IHARA Note 2008-09-21
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