タグ

ブックマーク / www.athome-academy.jp (11)

  • 埋もれていた日本古来の貴重な文化財 石川 透 氏

    1959年栃木県生まれ。83年慶應義塾大学文学部卒業、85年同大学修士課程文学研究科修了、88年同大学大学院博士課程単位取得退学。93年日古典文学会賞受賞、同大文学部助手、助教授を経て、2005年より現職。文学博士。「奈良絵・絵巻」の作者や制作時期について調査する研究を行っている。主な著書に『慶應義塾図書館蔵 図解 御伽草子』(慶應義塾大学出版会)、『奈良絵・絵巻の生成』(三弥井書店)、『奈良絵・絵巻の展開』(三弥井書店)、『入門奈良絵・絵巻』(思文閣出版)など。 奈良時代のものでもないのになぜ「奈良絵」? ──先生は、「奈良絵・絵巻」研究の第一人者だと伺いました。「奈良絵」というものを、初めて聞く読者の方も多いかと思いますので、まず初めに「奈良絵・絵巻」について、教えていただけますか? 石川 室町時代の終わりから江戸時代前期に京都で盛んに制作された、美しい色の付いた絵

  • DNAからイエネコのルーツを探る 宮沢 孝幸 氏

    対談記事は、アットホーム(株)が全国の加盟不動産会社に向け発行している機関紙「at home time」に毎号掲載の同名コーナーの中から抜粋して公開しています。宇宙科学から遺伝子学、生物学、哲学、心理学、歴史学、文学、果ては環境問題 etc.まで、さまざまな学術分野の第一人者が語る最先端トピックや研究裏話あれこれ・・・。お忙しい毎日とは思いますが、たまにはお仕事・勉学を離れ、この「こだわりアカデミー」にお立ち寄り下さい。インタビュアーはアットホーム社長・松村文衞。1990年から毎月1回のペースでインタビューを続けています。

  • 独特な奏法が特徴の「津軽三味線」 冨田 晃 氏

    「三味線」の祖型は、中国の「三弦」と沖縄の「三線」 ──先生が、国立民族学博物館の季刊誌『民族学』にご執筆されていた『弦の響き〜津軽三味線の形成と現在』を拝読させていただきました。津軽三味線誕生までの歴史や、津軽の文化、独自性など、とても分りやすく書かれてあり、あらためて津軽三味線に興味を持った次第です。 題に入る前に、三味線誕生の歴史について教えていただけますか。 冨田 三味線の原型とされる、中国の「三弦」と沖縄の「三線」が日に入ってきたのは、およそ500年前の室町時代のことです。 三弦は、今から2000年以上前の秦の時代に中国で広がり、北方の遊牧民族の弦楽器クーブーズからヒントを得て、南方の漢民族がニシキヘビの皮を張ってつくったものです。 一方の三線は、中国から伝わった三弦をもとに沖縄でつくり出されたもの。漢民族の三弦と同様、ニシキヘビの皮が張られており、三弦も三線も爪で弦を弾いて

  • ボリビア・アマゾンの古代文明 実松 克義 氏

    さねまつ かつよし 1948年佐賀県生れ。70年日大学文理学部卒業後、78年カンザス大学大学院修士課程修了。日電気国際研修所講師、アテネフランセ講師を経て90年に立教大学講師に着任、現職に至る。シャーマニズムおよび古代文明の研究をライフワークとし、主に中米のマヤ、アンデス、アマゾン地域においてフィールドワークを行なう。専門は宗教人類学。主な著書に『マヤ文明 聖なる時間の書』(現代書林)、『マヤ文明 新たなる真実』『衝撃の古代アマゾン文明』(ともに講談社)、『アンデス・シャーマンとの対話』(現代書館)などがある。 アマゾン川流域に古代文明の痕跡。埋もれていた第5の大河文明──先生のご著書『衝撃の古代アマゾン文明』を拝読して大変驚きました。 南米の文明といえばインカ、アステカ、マヤなどだと思っていましたが、世界最大の流域面積と熱帯雨林を持つことで知られているあのアマゾン川流域にも、それはそ

  • ジュウシマツの歌で「言語の起源」にせまる 岡ノ谷 一夫 氏

    1959年、栃木県生れ。83年、慶應義塾大学文学部心理学科卒業。89年、メリーランド大学心理学部博士課程修了、Ph. D(生物心理学)取得。ミュンヘン工科大学動物学研究所客員研究員、上智大学生命科学研究所特別研究員、農水省農業研究センター鳥害研究室特別研究員、慶應義塾大学文学部訪問研究員を経て、94年より現職。共著に『新しく脳を科学する│動物・鳥・魚・昆虫そして人間の脳研究が面白い│』(97年、東京教育情報センター)、『ペットと暮らす行動学と関係学』(2000年、アドスリー)他。 学習によって生れるオリジナルのラブソング──言語がどのようにして生れたのかというのは、ヒトの進化を考える上で最も興味深いテーマの1つであり、最も困難な課題の1つでもあると伺っています。そのような中で、先生はジュウシマツの歌文法から言語の起源を考えるという、まったく新しいアプローチをされていらっしゃいますね。 岡ノ

  • 地域防犯に応用される犯罪者プロファイリング 桐生 正幸 氏

    対談記事は、アットホーム(株)が全国の加盟不動産会社に向け発行している機関紙「at home time」に毎号掲載の同名コーナーの中から抜粋して公開しています。宇宙科学から遺伝子学、生物学、哲学、心理学、歴史学、文学、果ては環境問題 etc.まで、さまざまな学術分野の第一人者が語る最先端トピックや研究裏話あれこれ・・・。お忙しい毎日とは思いますが、たまにはお仕事・勉学を離れ、この「こだわりアカデミー」にお立ち寄り下さい。インタビュアーはアットホーム社長・松村文衞。1990年から毎月1回のペースでインタビューを続けています。

  • メルヘンから歴史情報を読み取る 森 義信 氏

    対談記事は、アットホーム(株)が全国の加盟不動産会社に向け発行している機関紙「at home time」に毎号掲載の同名コーナーの中から抜粋して公開しています。宇宙科学から遺伝子学、生物学、哲学、心理学、歴史学、文学、果ては環境問題 etc.まで、さまざまな学術分野の第一人者が語る最先端トピックや研究裏話あれこれ・・・。お忙しい毎日とは思いますが、たまにはお仕事・勉学を離れ、この「こだわりアカデミー」にお立ち寄り下さい。インタビュアーはアットホーム社長・松村文衞。1990年から毎月1回のペースでインタビューを続けています。

  • 昆虫の飛行を解明する 劉 浩 氏

    対談記事は、アットホーム(株)が全国の加盟不動産会社に向け発行している機関紙「at home time」に毎号掲載の同名コーナーの中から抜粋して公開しています。宇宙科学から遺伝子学、生物学、哲学、心理学、歴史学、文学、果ては環境問題 etc.まで、さまざまな学術分野の第一人者が語る最先端トピックや研究裏話あれこれ・・・。お忙しい毎日とは思いますが、たまにはお仕事・勉学を離れ、この「こだわりアカデミー」にお立ち寄り下さい。インタビュアーはアットホーム社長・松村文衞。1990年から毎月1回のペースでインタビューを続けています。

  • ご登場いただいた先生方 掲載日順 アットホーム株式会社大学教授対談シリーズ『こだわりアカデミー』

    このサイトに掲載している情報の無断転載を禁止します。著作権はアットホーム株式会社またはその情報提供者に帰属します。 Copyright(C) At Home Co., Ltd.

  • 消滅の危機に瀕するツングース語 津曲 敏郎 氏

    つまがり としろう 1951年、福岡県生れ。北海道大学文学部卒業後、北海道大学文学部助手、小樽商科大学助教授、同教授を経て、現在北海道大学大学院文学研究科教授。専門は北方少数民族言語学、特にツングース諸語の記述的・類型的研究を行なう。2001年、ウデヘ人の元教師の自伝『ビキン川のほとりで 沿海州ウデヘ人の少年時代』(北海道大学出版会)の翻訳・編集を手掛ける。 日語の起源と関連深いツングース諸語──先生はシベリア・極東の先住民の言語である、ツングース語のご研究をされていると伺っております。研究の傍ら、言語の保存にも力を注いでいらっしゃるそうですが、日はその辺りのお話について、いろいろと伺っていきたいと思います。 まず始めに、ツングース語とは一体どんな言語なのかを教えていただけますか。 津曲 ツングース語というのは、東シベリアからロシア沿海州・中国東北部に掛けて分布している言語です。 世界

  • 最後の話し手−消滅する樺太アイヌ方言 村崎 恭子 氏

    1937年台湾台北市生れ。籍は東京都新宿区戸山町。60年、東京外国語大学モンゴル語学科卒業。62年、東京大学文学部言語学科卒業。64年、東京大学院人文科学研究科修士課程終了。67年、同博士課程単位取得(言語学専攻)。 東京言語研究所専任研究員、東京外国語大学付属日語学校助教授、北海道大学教授を経て、92年より横浜国立大学教育部教授。また、海外技術者協力協会、早稲田大学、韓国嶺南大学校、ソウル東国大学校、富山大学、高麗大学校(韓国)等でも非常勤で外国人向け、あるいは日語教師向けの日教育に情熱を注いできた。大学時代より樺太アイヌ語の研究を続け、76年、その実績が認められて「第5回金田一京助博士記念賞」を受賞。 著書に「ユーカラ・おもろさうし」(92年、新潮社、共著)、また、アイヌの人たちの言葉や民話等をCDにまとめた「アイヌのことば」(91年、非売)等がある。 語尾に「内」「別」のつ

  • 1