世界中にあるひとりぼっちの夜に“おやすみ”を届ける密やかな絶唱 1996年2月に大阪で生まれたシンガーソングライター、黒岩あすか。ささやきのようでささやきではない、むしろ絶唱とも言うべき彼女の歌声は他の何にも似ていないものだ。ガットギターの弾き語りによって紡ぎだされる言葉と音は、揺らぎながらもそっと心の奥深くへと入り込んでくる。まるで一音一音全てに意味があるかのごとく響き渡る、かけがえのない大切な音楽を収めた『晩安』という名の1stアルバム。この密やかにして稀有なる名作が、届くべき人のところに届いて欲しいと切に願う。 「夜って誰でもひとりぼっちになっちゃうので、そういう人に“おやすみ”をあげたいなと思って。その人がもし深い海の底にいるんだとしたら“引っ張りだしてあげたい”という想いはあって作りましたね」 ●学生の頃は顔を見られたくなくて、トーマスのお面を付けて授業を受けていたそうですが…。
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