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ブックマーク / www.nichibun-g.co.jp (5)

  • 藤本智士インタビュー(後編)~美術作品と社会|学び!と美術|まなびと|Webマガジン|日本文教出版

    智士さん(※1)のお話、第2弾です。後編は、作品の見方や地域に根差した美術教育などについて考えるヒントになる内容です。 ローカルというアドバンテージ 奥村「講演では『秋田というローカルだからこそアドバンテージがある』というお話がありました。地方はサイズが小さいから、巨大な都会ではできないことができる。そういう面白さが味わえるという意味でしょうか?」 藤「かつては都会に正解があって、田舎にいる人たちは都会のようになりたいと思っていました。しかし時代は変わって、都会の人の方が地方での暮らしに憧れていたり、疎ましく感じていたはずのコミュニケーションを求めたりしている。そういう意味で、もはや『面白さ』というか、多くの人が『魅力』だと感じることが、都会よりも田舎に多くあるんじゃないかと思います。だからこそ様々な地方で暮らす人々が、自分たちの中で考えや慣習に自信を持つことが大事です。東京のやり方

  • 藤本智士インタビュー(前編)~「編集」という創造活動|学び!と美術|まなびと|Webマガジン|日本文教出版

    先日、秋田の全国大会で編集者の藤智士(※1)さんのお話を拝聴しました(※2)。これからの造形・美術教育にいろいろな示唆を含む内容でした。より深くお話をお聞きしたいと思い、インタビューをお願いしました。 「編集」という概念 奥村「秋田大会で、『編集』についてお話されましたが、その概念が造形とか美術に近いなと思いました。例えば、様々な素材から必要なものを選び出してそれを論理的に組み立てない限り(※3)、ただ一つの美術作品も出来上がりません。そこで発揮されている能力は『編集』と言い換えられませんか?」 藤「確かに、そうだと思います。例えば僕は、小説家になろうと思っていたのですが、活動を続けるうちにフリーペーパーを発行するようになりました。時期的には『イラストレーター』『フォトショップ』などのコンピュータのツールが登場しはじめた頃。コンピュータがあれば、一人でいろいろなことができるようになって

  • 肖像に読みとる明治維新|Webマガジンまなびと|学び!と歴史|大濱徹也

    明治天皇と神武天皇 明治維新は神武復古をかかげた復古革命です。この革命の意味を具現した世界は神武天皇像が明治天皇像と同一であることに読みとれます。 「御一新」を目指した討幕の潮流は、徳川将軍家が支配する状況を打開すべく、「新運到来」の声に託されたように、新時代を待ち望むムードの醸成をめざし、開国下の不穏な世情にみられる現状否定を先導する1)御陵修補運動、2)神武天皇信仰、3)楠公信仰―南朝顕彰運動等がもたらした大きな波濤によって形成されたものです。御陵修補運動は、古文化財保護運動ともいうべきものですが、河内の万葉学者伴林光平が開港による諸色高値がもたらした世情不安を御陵―天皇陵の荒廃により天皇の御霊が荒魂となったことによるものだと意味づけ、天皇霊を安らかに眠りにつかせるために御陵の補修が必要だと説いたことによって強い政治性を帯びたものとなりました。それは「万葉」にうたわれた古代の御世を理想

  • 学び!と美術|まなびと|Webマガジン|日本文教出版

    「造形的な見方・考え方」と「社会的な見方・考え方」はクロスオーバーするのか ~そぞろみ部(小学校図画工作科×小学校社会科) in 横浜

  • よくある質問~「製作」と「制作」|学び!と美術|まなびと|Webマガジン|日本文教出版

    「小学校図画工作はなぜ『制作』ではないのですか?」。よくある質問です(※1)。稿ではなぜ小学校図画工作が「製作」で、中学校美術では「制作」が用いられているのか検討してみましょう。 視点1.言葉の性質 言葉は来「何かがあって、それを名付けた」というよりも、「言葉によって何かの概念が生まれる」という性質を持ちます。有名なのが「狸」です。犬の仲間ですが、日人の誰もが犬とは思っていません。月を見れば腹鼓を打ち、変身して人を化かすような存在としてとらえています。「狸」は言葉によって犬から切り離され、生物の系統性や狸自身の意向にかまわず、文化的につくりだされた特別な動物なのです。 また、言葉の解釈は時代や社会状況で変わります。最近の「子ども」と「子供」がそうでしょう(※2)。「お供やお供えものなど従属的な意味だから使うべきでない」という説もありますが、一方で以前から「『子供』を差別的な表現だとい

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