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ブックマーク / www.science-bookshelf.com (1)

  • やわらかな遺伝子|書評|文系の自然科学本の書棚

    DNA/遺伝子 人間の性とは何か。長年にわたる「生まれか育ちか」論争に対して、「生まれは育ちを通して」と主張する。「遺伝子は、育ち(環境)からヒントをもらうようにできている」という ページをめくっていくと1枚の写真がある。「1903年4月1日、ビアリッツ」。そこには12人の男たちが並んでいる。「人間の性について、二〇世紀に広く認められた主要な理論を組み上げた人々である」という。じつは、この写真は「架空の写真」で、「彼らの大半はお互いに顔を合わせたこともない」そうだ。それどころか、この日付の時点では、すでに亡くなっているもの、少年だったもの、赤ん坊だったもの、も混じっている。 著者のこのユーモアのもとは、1927年のソルヴェイ会議に集まった物理学者たち――アインシュタインやボーアなどの天才物理学者たち――の有名な写真だ。その写真と同様に、「私の想像した写真も、科学がたくさんの新しいアイデ

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