星空の魅力を感じさせてくれるプラネタタリウム。いつ頃何のためにつくられたのか、どのような仕組みで星を映し出すのか、どのようにつくられるのか、解説員になるにはどうすればいいのかなどについて、プラネタリウムのプロフェッショナルがわかりやすく解説します。 【はしがき】 1923年,ドイツで生まれたプラネタリウム(現在まで続く近代的プラネタリウム)は,2023年で100周年の節目を迎えました。初期の頃のプラネタリウムは,「地球上から星空を眺める」という視点が中心でした。リクライニングする椅子にもたれ,ゆったりとした雰囲気の中で,流れるクラシック音楽に包まれながら,ドーム内はだんだんと日が暮れて夕焼けとなり,空に星が輝きはじめます。映し出された星空を見上げながら,解説員は,その日の星空や星座にまつわるギリシャ神話について語ったり,その時期に見ることのできる天文現象を紹介したりしていました。星空の解説
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