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ブックマーク / yasumuni.hatenablog.com (2)

  • 「国語」という思想 - 下手な考えの読書日記

    「国語」という思想――近代日の言語認識 (岩波現代文庫) 作者: イ・ヨンスク出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/02/17メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見る 面白かった。今まで国語国字は正字正仮名の側からしか見たことがなかったのでとても新鮮で理解も深まった。 言語の体はあくまでもオトであるという近代言語学の認識からすれば、たしかに文字は言語にとってたんなる外皮にすぎない。(略)しかしそれにもかかわらず、どのような文字表記を採用するのかの問題に、どうして人々はあれほど情熱をかたむけることができるのだろうか。(p.28) おっしゃるとおり、不思議なものです。 大槻によれば、「英国の国語」にはその文法にまで諸外国語の要素が浸透しており、「其国語の成立に至りては、独立国の体面に、耻かはしきもの」になっている。それにたいして日では、「千有余年

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  • 国語審議会 迷走の60年 - 下手な考えの読書日記

    国語審議会─迷走の60年 (講談社現代新書) 作者: 安田敏朗出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/11/16メディア: 新書 クリック: 18回この商品を含むブログ (33件) を見る 面白かった。おそらく喋りが上手い人なのだろう、こんな内容だけどするりと読めた(その分、引用しようとすると難しいのだと後で気づく)。参考文献がいちいち興味深く、次のを探すときに重宝しそう。 ことばは伝統である、と唱えてもよい。「母語としての国語」とはその意味である。しかし、ことばは趣味の問題でもある。ことばが多様であることは、けっして「乱れ」ではない。ことばが通じないことは、けっして恐怖ではない。(p.22) なるほど「多様」と断言してしまえば「乱れ」ではなくなるのか。明らかに詭弁だけど一理ある。ただ、とりあえず、言葉が通じないこを「恐怖ではない」と言いきる勇気は、自分にはない。ほんとに怖くないの

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