世の中で『治部』で思い浮かべるものって何ですかね? 私は沢山の歴史物を読んできていることもあり『治部』といえば『石田三成』一択になるんですけど、歴史に興味がない大人は『治部煮』かな? 『石田三成』=『治部』というのが歴史好きな人には当たり前過ぎるのですが、正しくは『石田三成』が任官された官位で『従五位下・治部少輔』のことです。 『石田三成』以外で『治部』を任官している有名なところでは放送再開が待ち遠しい『麒麟がくる』で一時休止となった回で『桶狭間』で散った『今川義元』が『治部大輔』で『治部少輔』よりは格上なんですけど『治部』といえば『石田三成』ですね。 ちなみに『治部煮』は金沢の郷土料理で安土桃山時代頃に始まるといわれていますが『石田三成』とは一切関係ございません。 本題に入ります。『吉川永青』の『治部の礎』は『治部』こと『石田三成』を主人公とした長編歴史小説です。 近年になり『石田三成』