タグ

ブックマーク / www.astroarts.co.jp (16)

  • 太陽そっくりの恒星に太陽のような低温大気層

    【2013年2月22日 ヨーロッパ宇宙機関】 欧州の天文衛星「ハーシェル」による赤外線観測で、4光年かなたにある太陽に似た恒星リギルケンタウルスAに低温の層が見つかった。 太陽表面の構造。光球(Photoshere)の外に低温と高温の彩層(Chromosphere)、さらにその外にコロナが広がる。クリックで拡大(提供:ESA) 皆既日の様子。周囲にコロナが広がり、右下の縁に赤い彩層が見える。画像クリックで投稿画像ページへ(撮影:mareeba1114さん) 太陽からもっとも近い恒星は、3つの恒星からなるリギルケンタウルス(アルファケンタウリ、ケンタウルス座α)連星系だ。3つのうちもっとも近いのは4.24光年の暗い赤色矮星プロキシマケンタウリで、それよりわずかに遠い4.37光年の距離にリギルケンタウルスAとBがある。この2つは、天体望遠鏡で見ると1等星同士の二重星として見える。 リギルケン

  • 木星の閃光の正体は?

    【2012年9月28日 Universe Today】 今月10日に目撃された木星表面の閃光現象。小天体の衝突によるものと推測されているものの衝突痕が見つかっておらず、爆発現象の正体は謎のままである。 IRTF望遠鏡とSpeXガイドカメラでとらえた現象前(左:9月5日)と現象後(右:9月11日)の木星。閃光が見られた黒丸部分には、特に変化は見られない。クリックで拡大(提供:G. Orton, Jet Propulsion Laboratory) 今月10日に木星の表面で小天体の衝突によるものらしき閃光が目撃されたことは、アストロアーツニュース(参照:2012/9/11「木星に小天体衝突か 米で閃光現象を目撃」)でもお伝えしたとおりだ。閃光は木星の観測を行っていたDan Petersenさんによって目撃され、テキサス州のGeorge Hallさんが撮影した動画にも記録されていた。 衝突した天

  • 2つの「太陽」を持つ惑星を初めて発見

    【2011年9月16日 SETI研究所】 映画「スター・ウォーズ」に登場するような、2つの太陽を持つ惑星が実在することが明らかになった。探査衛星「ケプラー」の観測から、200光年先の連星の周りを回る「周連星惑星」が初めて発見された。 惑星「ケプラー16b」(手前の小さな暗い点)と、中心の連星(奥側の2つ)のイメージ。2つの太陽の世界では、どのような光景が繰り広げられているのだろうか(提供:NASA/JPL-Caltech/R. Hurt) NASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」は、惑星が恒星の手前に来ることで起きるわずかな減光を検出する手法(トランジット法)で惑星の存在を検知する。 はくちょう座の方向約200光年先にある「ケプラー16」も、この手法で惑星が発見された恒星の1つだ。SETI研究所のLaurance Doyle氏らが、惑星が手前に来るタイミング以外でも減光が起きていることに気づ

  • 土星の衛星ハイペリオンの新画像

    【2011年9月2日 NASA】 NASAの土星探査機「カッシーニ」が衛星ハイペリオンに接近し、これまで撮影されたことのなかった領域を撮影することに成功、その画像が公開された。 ハイペリオンは直径270km程度の小さな衛星で、その表面はスポンジのように穴だらけであることが知られている。その自転は非常に不規則で、次の接近時にどの領域が撮影できるか予想することも困難なほどである。 今回の接近では、これまでで2番目に近い距離となる約2万5,000kmのところを通過して撮影を行った。そして、これまで撮影されたことのない領域が写っていることがわかった。 この画像により、表面の測定を進めることができる。明るさの違いがわかれば表面の状態の違いがわかり、色の測定は穴と表面の物質の違いに関する情報を与えてくれるかもしれない。 前回の接近は2005年11月で、この時は約500kmの距離まで近づいた。「カッシー

  • 120億光年のかなたに大量の水を発見

    【2011年7月26日 カリフォルニア工科大学】 2つの研究グループが、120億光年かなたにあるクエーサーの周りに大量の水を発見した。その量は地球の海の140兆倍にも及び、これまで水が見つかった天体の中では最も大きく、最も遠い天体であった。 クエーサーの正体は非常に大質量のブラックホールだと考えられており、周りを取り巻くガスやダストを取り込みながら、ジェットを出して非常に明るく輝いていると思われている。今回観測されたクエーサーは太陽の200億倍もの質量を持つ、APM 08279+5255というクエーサーだ。 Matt Bradford氏が率いる研究チームは、ハワイ・マウナケア山にあるカリフォルニア工科大学の10m電波望遠鏡「Z-Spec」と南カリフォルニアにあるミリ波の電波望遠鏡群「カルマ」(CARMA)を用いて観測を行った。もう一方のDariusz Lis氏が率いる研究チームは、フランス

  • 太陽そっくりの星に、地球に近い惑星

    太陽そっくりの星に、地球に近い惑星 【2009年12月25日 US SANTA CRUZ】 太陽ほどの質量を持つ2つの恒星に、合計6個の惑星候補天体が見つかった。確認された系外惑星はいずれも比較的質量が小さく、中でも2つの惑星は岩石と水からなる「スーパーアース」であるとみられている。 おとめ座61番星。クリックで拡大(提供:NASA Sky View) 発見された61 Vir bの大気シミュレーションの画像。クリックで拡大(提供:J. Langton, Principia College.) 米国のリック天文台とカーネギー研究所の「リック・カーネギー系外惑星サーベイチーム(The Lick-Carnegie Exoplanet Survey Team)」は、おとめ座61番星(61 Vir)のまわりに、3つの惑星を検出した。質量は最大のものが地球の約25倍、いちばん小さいもの(61 Vir

  • ついに打ち上げられた「エンデバー号」

    ついに打ち上げられた「エンデバー号」 【2009年7月17日 NASA】 スペースシャトル「エンデバー号」(STS- 127/国際宇宙ステーション組立ミッション(2J/A))が5回の打ち上げ延期を経て、米国東部夏時間(以下同様)7月15日18時03分(日時間7月16日7時03分)に打ち上げられた。「エンデバー号」には、日実験棟「きぼう」船外実験プラットフォームと船外パレットが搭載されており、今回のミッションで「きぼう」の構成要素の取り付けが完了する。 スペースシャトル「エンデバー号」(STS-127/国際宇宙ステーション組立ミッション(2J/A))は、度重なるガス漏れや落雷などによって計5回打ち上げが延期されたが、ついに15日18時03分(日時間16日7時03分)に打ち上げの時を迎え、日実験棟「きぼう」船外実験プラットフォームと船外パレットを搭載し、国際宇宙ステーション(ISS)へ

  • 【特集】木星とガリレオ衛星

    木星は太陽のまわりを約12年で1周します。地球はずっと内側を回っているので、私たちから見ても木星は12年かけて星々の中を1周しているように見えます。目安としては「黄道十二星座の中を毎年1つずつ移動している」と考えるとよいでしょう。 2007年の木星は夏の「さそり座」、2008年は東どなりの「いて座」にありました。そして今年2009年の木星は、夏から秋にかけての星座「やぎ座」にあります。黄色くてとても明るいので街明かりの中でも簡単に見つかることでしょう。木星が真南の空に昇る時刻(南中時刻)を挟む約5時間のうちは、高度が30度を超えているので観測に向いています。南中時刻は7月15日午前2時ごろ、8月1日午前1時ごろ、8月15日午前0時ごろ、9月1日午後11時ごろ、9月15日午後10時ごろとなります(地域によって多少前後します)。 ところで、1年ごとに見ると木星は西から東へ移動していますが、短い

    furasuke21
    furasuke21 2009/07/21
    星空ナビってソフトあるんだ
  • 日本の宇宙ステーション補給機、9月11日打ち上げへ

    の宇宙ステーション補給機、9月11日打ち上げへ 【2009年7月10日 JAXA】 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙ステーション補給機(HTV)技術実証機を搭載したH-IIBロケット試験機の打ち上げを9月11日に実施すると発表した。HTVは、無人の軌道間輸送機としてスペースシャトル退役後の活躍が期待されている。 JAXAは、宇宙ステーション補給機(HTV)の技術実証機を搭載したH-IIBロケット試験機の打ち上げを9月11日(金)午前2時04分(日標準時)に実施すると発表した。 HTVは、直径約4m、全長10m弱の無人の軌道間輸送機だ。糧や衣類、各種実験装置など最大6tの補給物資を地上約400km上空の軌道上にある国際宇宙ステーション(ISS)に送り届け、補給が済むと、用途を終えた実験機器や使用後の衣類などを積み込み、大気圏に再突入して燃焼廃棄される。 HTVの技術実証機は、

  • 研究に役立つ!コロナ観測に参加しよう

    研究に役立つ!コロナ観測に参加しよう 【2009年6月25日 国立天文台 太陽観測所】 国立天文台太陽観測所では、7月22日の皆既日時でコロナを撮影するアマチュア観測者に、研究のための画像を提供して欲しいと協力を呼びかけている。 現在、太陽コロナの観測は人工衛星が主流だ。しかし、衛星が観測する波長では、100万から500万度以上という幅広い温度を持つコロナの特定の領域しか観測できない。 皆既日のときに肉眼で見えるコロナ(白色光コロナ)は、コロナ全体の物質分布を示している。とくに、内部コロナの白色光は、皆既日の時にしか観測できない。 7月22日の皆既日では、プロの研究者の観測隊が数多く派遣されるが、その大半は中国で観測する。そのため、中国からさらに太平洋に至る広い範囲に分散する多数のアマチュアの観測によって、貴重なデータが蓄積できると期待されている。そのため、国立天文台太陽観測所の花

    furasuke21
    furasuke21 2009/06/25
    コロナ
  • 太陽活動、次のピークは2013年5月?

    太陽活動、次のピークは2013年5月? 【2009年6月18日 SCIENCE@NASA】 太陽の活動周期に関する最新の予測が発表された。それによると、現在極小期にある太陽活動は2013年5月に次のピークを迎える。活動の強さの指標となる黒点数は平均以下になりそうだが、地上の電子機器に深刻な影響を与える磁気嵐が発生する可能性もあり、一概に安心はできないようだ。 2006年12月に米国海洋大気庁の衛星GOES-13が観測した太陽フレア。クリックで拡大(提供:NOAA) (青)現在までの黒点数、(赤)今後の黒点数の予測。クリックで拡大(提供:NOAA/Space Weather Prediction Center) 1610年から2008年までの、年ごとの平均黒点数(赤い矢印:1928年)。クリックで拡大(提供:NASA/MSFC) 太陽の活動は11年周期で変動していて、活発であればあるほど黒点

  • 赤外線天文衛星ハーシェルの初画像

    赤外線天文衛星ハーシェルの初画像 【2009年6月22日 ESA】 今年5月14日に打ち上げられたESAの赤外線天文衛星「ハーシェル(Herschel)」のファーストライト画像が公開された。写されたのは渦巻が特徴的な「子持ち銀河」M51で、細かい構造までとらえられている。 ハーシェルがとらえたM51。クリックで拡大(提供:ESA and the PACS Consortium) スピッツァー(左)とハーシェル(右)がとらえたM51。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/SINGS, ESA and the PACS Consortium) ハーシェルは5月14日(世界時、以下同様)に打ち上げられ、地球から約150万km離れたラグランジュ点(L2)に投入された。6月14日には冷却装置のふたがとりはずされたが、ファーストライト(最初の観測)となる予定だった。しかし、運用チーム

  • 若田さんの宇宙滞在、1か月延長

    若田さんの宇宙滞在、1か月延長 【2009年6月22日 JAXA】 スペースシャトル「エンデバー号」の打ち上げ延期に伴い、国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士 若田光一さんの帰還が約1ヶ月遅れることとなった。若田さんは、引き続き任務に従事できることを幸運に感じるとのメッセージを寄せている。 3月18日より国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している宇宙飛行士の若田光一さんは、米国東部夏時間(以下同様)13日に打ち上げが予定されていたスペースシャトル「エンデバー号」(2J/A(STS-127)ミッション)で、地球に帰還する予定だった。 しかし、エンデバー号に燃料水素を充填するパイプでガス漏れが見つかり、打ち上げは17日に変更された。さらに、その後の作業で同じ個所にガス漏れが認められたため、打ち上げは7月11日まで延期されることとなった。 このため若田さんの地球への帰還も約1ヶ月遅れること

  • 地球とよく似たタイタンの大気現象

    【2005年5月24日 NASA News】 土星探査機カッシーニによる新たな観測によって、土星最大の衛星タイタンの厚い大気の様子が明らかになった。有機物が豊富で、生命誕生以前の地球と同じ化学反応が起きていた可能性を示唆している。 土星探査機カッシーニが撮影したタイタンの画像。(左)人間の目に映る姿とほぼ同じ画像、(中央)近赤外線で捉えた地表の様子を示すモノクロ画像、(右)赤外線及び可視で撮影した画像を合成し疑似色をつけた画像(緑が地表、赤や青が大気の姿)。クリックで拡大(提供:NASA/JPL/Space Science Institute) 「今回の観測結果から、もはやタイタンは、空に浮かぶ点などではなく、地球同様に複雑な世界であることが明らかになった」とNASAの観測チームリーダーは語っている。地球で起きている「極渦」と呼ばれる現象が、タイタンでも発生している証拠が観測されたのだ。極

  • 2009年6月20日 金星と火星が接近、月も並ぶ

    明け方の東の空では、明けの明星・金星の輝きが目を引く。その金星の近くには火星があり、6月に入って以降、双眼鏡の同一視野に見えているが、20日にはここに月齢26の細い月も加わって美しい眺めとなる。1年でもっとも夜明けが早いころだが、早起きして楽しもう。金星と火星が最接近するのは翌21日の明け方である。 関連リンク 天文の基礎知識 - これだけはおぼえておきたい! 基的な天文用語 惑星 双眼鏡の使い方 天文現象の最新情報は月刊「星ナビ」でチェック この解説は「アストロガイド星空年鑑2009」より抜粋しました。 ニンテンドーDS用ソフト「星空ナビ」なら、夜空にかざすだけで星をさがすことができます。主な天文現象は、一覧から選ぶだけで再現可能です。 製品情報 星ナビ 2024年4月号 3月5日 発売 綴じ込み特別付録「5分でわかる天体画像処理4 彗星編」 / ポン・ブルックス彗星の観測&物理 /

    furasuke21
    furasuke21 2009/06/20
    金星と火星が最接近するのは翌21日の明け方である。
  • AstroArts - アストロアーツ

    の文献に残された過去1400年にわたる「赤気(オーロラ)」 の記録からは、太陽活動と地磁気の基的な変動パターンが読み取れる。同時に、天変地異に対する当時の人々の反応もうかがえる。

  • 1