北条義時の父・北条時政とは、どんな人物だったのか。歴史学者の濱田浩一郎さんは「NHK大河ドラマでは『ポンコツ』に描かれているが決してそうではない。冷徹で抜け目がない人物だった。彼がいなければ北条氏が興隆することも鎌倉幕府が確立することもなかった」という――。 主人公・北条義時の父・時政はドラマのように「ポンコツ」だったのか NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送で、歌舞伎役者の坂東彌十郎演じる北条時政に注目が集まっている。劇中、時政は「(平将門も)最後は首チョンパじゃねえか!」「もう! なんだよなあ!」とひっくり返り、手足をバタつかせるコミカルな態度をとったかと思うと、頼朝と対面する場面では重々しく振る舞う。そのギャップある二面性が魅力だと話題になっている。