米国の経済専門チャンネルCNBCが毎年選出する、注目すべき未上場の新興企業を集めた「破壊的企業50(Disruptor 50)」。業界の常識を塗り替える“破壊者”として取り上げられた企業は、どんなビジネスを手掛けているのか。この連載では選出された企業の事業内容や革新的な点を紹介していく。 急成長できた理由 イスラエルのテルアビブに拠点を置き、クラウド上のサイバーセキュリティを手がけるウィズは、創業わずか18ヵ月で売上高1億ドル(約140億円)を達成した。しかも、グローバル企業の総収入上位100社をランキング付けした「フォーチュン100」企業の3分の1がウィズの顧客だという。セキュリティ関連企業が乱立するなかで、なぜウィズは急成長を遂げることができたのか?