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人生に関するfutenrojinのブックマーク (115)

  • 米国人も感動してしまう「トニー・バーネットとヤクルトの物語」 | 日本の「野球ガイジン」にスポットを

    東京ヤクルトスワローズでリリーフやクローザーとして活躍し、その後MLBでも成功した投手のトニー・バーネット。6月、米国のスポーツジャーナリストによる、バーネットの野球人生を追ったノンフィクションが刊行された。これに際し、英紙「ガーディアン」が著者のアーロン・フィッシュマンにインタビューしている。 夢を追って、日へ 2015年、日球史に残る瞬間を目撃した明治神宮球場は、興奮に沸き立っていた。クライマックスシリーズで、東京ヤクルトスワローズが宿敵・読売ジャイアンツを下したのだ。 両チームは数十年にわたり東京を拠点としてきたが、それ以外に共通点はほとんどない。ジャイアンツがニューヨーク・ヤンキースにも比される日球界の古豪であるのに対し、スワローズは長年、勝率5割前後に甘んじていた。 雪辱を果たしたスワローズは、日シリーズへと駒を進めた。これを祝う選手たちのなかに、スワローズのクローザーで

    米国人も感動してしまう「トニー・バーネットとヤクルトの物語」 | 日本の「野球ガイジン」にスポットを
  • #129「気力のスイッチは、切らないと入れることはできません」 | 岸見一郎 25歳からの哲学入門

    【今回のお悩み】 「人生に疲れてしまって気力が出ません」 これまで仕事に熱心に取り組んできたのに、突然やる気を失ってしまった。モチベーションを保てなくなってしまったとき、どうしたらいいのでしょうか。哲学者の岸見一郎先生に聞いてみました。 仕事がたくさんあって忙しい毎日を送っていると疲れないわけはなく、もう何もしたくなくなることがあります。それでも、「人生」に疲れるのではありません。「仕事」に疲れるのです。 仕事を辞めれば、疲れは取れるでしょう。しかし、仕事を辞めたら生活していけなくなるので、それは現実的な選択肢にはなりませんが、ひとまず立ち止まるしかありません。気力のスイッチは、切らないと入れることはできません。 「疲れて気力が出ない、どうしたらいいか」と相談したら、誰もが仕事を休んだらいいと助言するでしょう。そんなことはいわれるまでもなく、わかっていると感じるかもしれません。何のためらい

    #129「気力のスイッチは、切らないと入れることはできません」 | 岸見一郎 25歳からの哲学入門
  • 「電波少年」に出演したなすびが米紙に語る「当時の番組は見返せない」 | 辛い体験が人を笑顔にすることもある

    英国で制作されたドキュメンタリー映画『ザ・コンテスタント』の題材となったのは、90年代後半に人気を博したバラエティー番組「進ぬ!電波少年」の企画として放映された「電波少年的懸賞生活」だ。2023年にはトロント国際映画祭で上映され、今年5月から米国のHuluで配信している。 米紙「ロサンゼルス・タイムズ」が、同作の制作の裏側を、なすび、そして監督のクレア・ティトリーへのインタビューを通じて報じている。 知らぬ間に「国中から見られている」 1998年1月、当時まだ芸人の卵だったなすび(名は浜津智明。「なすび」という芸名は特徴的な長い顔にちなんだもの)は人気バラエティー番組「進ぬ!電波少年」への出演を決めた。 テレビプロデューサーである土屋敏男の発案で生まれた「電波少年」シリーズでは、若手タレントたちが、数々の体当たり企画に挑戦した。なすびが出演することになった企画「電波少年的懸賞生活」(以下

    「電波少年」に出演したなすびが米紙に語る「当時の番組は見返せない」 | 辛い体験が人を笑顔にすることもある
  • 分離手術を拒んだ結合双生児が、人生をかけて問いつづけた「正常」とは? | ジョージとロリ・シャペルの選択

    2024年4月、「世界最高齢の結合双生児」として知られた米国のジョージとロリ・シャペルきょうだいが62歳で亡くなった。彼らが分離手術を望まなかった理由、結合双生児をめぐる医学的・倫理的論争の変遷に米誌が迫る。 知的障がい児の施設に入れられて ジョージ・シャペルは2007年、トランスジェンダーであることを公表し、医学的・倫理的論争の渦中にいる人々に加わった。シャペルにとっては一度通ってきた道だ。 1961年にペンシルベニア州ウェストレディングで生まれた彼は、生まれつき顔の左側と頭蓋骨の一部、脳の一部が双子のロリと結合していた。両親は医師の助言に従い、2人を知的障がい児施設に入れた。 当時、「先天性異常」の子供たちは、活動家のハリエット・マクブライド・ジョンソンが「障がい者強制収容所」と呼んだ施設に預けられるのが一般的だった。施設の目的の一つはそうした子供たちを世話すること、もう一つは世間の目

    分離手術を拒んだ結合双生児が、人生をかけて問いつづけた「正常」とは? | ジョージとロリ・シャペルの選択
  • 結婚式当日に婚約者を亡くした─そして私は「彼の秘密」を知った | 愛する二人の死を乗り越えた先に…

    ケイトリン・パルミエリは恋人を亡くした過去を乗り越え、ふたたび新しい愛を見つけた。しかしその相手も、結婚式当日に亡くなってしまう。二度の悲劇に見舞われた彼女は、あるインスタグラムの投稿を通じて、衝撃の真実を知ることになる。 謎に包まれたままの「元彼の死」 ニューヨークに住んでいた2018年の初め頃、私は出会い系アプリを通してエリックと知り合った。彼はハンサムで、おしゃべりで、面白い人だった。私は彼を好きになったが、彼は私について、知っておかなければならないことがあった。 2015年のことだ。当時、私はマイクという男性と付き合っており、私の30歳の誕生日に、両親が自宅でパーティーを開いてくれた。私たちはみんなで楽しい時間を過ごしていた──兄がマイクの名前を叫ぶのを聞くまでは。 物音のするほうへ走っていくと、家のプールのそばでマイクが地面に倒れていた。 彼はすべってプールに落ちたらしく、すでに

    結婚式当日に婚約者を亡くした─そして私は「彼の秘密」を知った | 愛する二人の死を乗り越えた先に…
  • 新しい「働き方」だけでなく、新しい「余暇の過ごし方」を考えてみよう | リンダ・グラットン「新時代のワーク&ライフ」

    『ワーク・シフト』『LIFE SHIFT──100年時代の人生戦略』の著者リンダ・グラットンが、変化の激しい現代のワーク・ライフ・バランスを論じる連載。 生成AIによる仕事効率アップや働き方改革の影に隠れた、「働き方」と同じくらい重要なこととは? 私たちはそれに充分に向き合えているのだろうか──。 古代ローマ人の「余暇の哲学」 ポンペイに行く人は多いが、ヘルクラネウムを訪れる人は少ない。 ローマ帝国のビーチリゾートだったこの街は、西暦79年のベスビオ山噴火によって、火山灰と火砕流に埋もれてしまった。そのため当時の様子がそのまま残っており、私たちはそこを散策することができる。じっくり遠回りするのがいいだろう。 ガイドが言うように、この街はカントリークラブの特徴をすべて備えている。壮大なプール、リラックスにもってこいの浴場施設、それにきらめく地中海の景色が楽しめるテラス。 目立つ場所には、古代

    新しい「働き方」だけでなく、新しい「余暇の過ごし方」を考えてみよう | リンダ・グラットン「新時代のワーク&ライフ」
  • “死んだ個体”と交尾するサル 京大が記録 野生霊長類では初 「動物の死生観を理解する重要なデータ」

    研究チームは2015年から野生のベニガオザルの観察調査を続けている。23年1月の調査中、死んだオトナのメスの個体を偶然発見したある個体が交尾行動を始め、その様子の記録に成功した。その後3日間観察を続けたところ、計3頭のオスが死んだメスの個体と交尾行動をする事例を4例記録できたという。 (a)1匹目のオスの個体(TRD-M48)がメスの死体の顔をのぞき込み、かみつきながら交尾に及んでいる様子、(b)TRD-M48が交尾する際に、交尾中によく見られる表情(Teeth-chattering)を示している様子、(c)2匹目のオスの個体(TNG-M13)が死体に向かって膣内視察行動を行った後、Teeth-chatteringを示しながら交尾を開始する様子、(d)TNG-M13が腰を浮かせて遺体を抱きかかえるようにして交尾を行う様子、(e)3匹目のオスの個体(NDM-M49)が遺体の背中を突き、膣への

    “死んだ個体”と交尾するサル 京大が記録 野生霊長類では初 「動物の死生観を理解する重要なデータ」
  • 哲学者スラヴォイ・ジジェク「セックスのファストフード化が加速している」 | 「抑圧」の反対は「鬱」である

    スラヴォイ・ジジェク(75)にインタビューするのは、筆舌に尽くしがたい体験である。哲学者、精神分析家、文化理論家、政治活動家、ロンドン大学バークベック人文学研究所インターナショナル・ディレクター、そしてスロベニア共和国の元大統領候補である彼との会話では、一つのテーマから別のテーマへ次々と飛んでいく。だから、対談者はなんとかして置いてけぼりにされないようにしなければならない。ジジェクは、ユニークで予想がつかないのだ。 「剰余享楽」とは ──あなたは『為すところを知らざればなり』(※原題副題は「政治的要因としての享楽」)、そして『快楽の転移』をすでに書いています。そして今回、『剰余享楽』を発表しました。なぜ、このテーマに関心があるのですか? 戦争や人種差別、そのほかの多くの恐怖をめぐって何が起きているかを理解するためには、まさに享楽に注意を払わなければなりません。私は、享楽を「喜び」としてのみ

    哲学者スラヴォイ・ジジェク「セックスのファストフード化が加速している」 | 「抑圧」の反対は「鬱」である
  • 捨て子だった私の出生の「秘密」─実の両親は14歳の母とその兄だった | 知られざる多数の「近親相姦」の事実

    若くして自分を生んだ母 スティーブ・エドセルが子供の頃、彼の養父母は寝室のクローゼットに新聞の切り抜きを集めたスクラップブックを置いていた。彼はときどきそれを取り出して、自分の出生に関する見出しに目を通した。たとえば、次のようなものだ。 「母親が息子を見捨て、病院から逃走」 1973年12月30日、米紙「ウィンストン・セーラム・ジャーナル」 その母親とは、「身長167cm、髪の色は赤みがかった茶色」の14歳の少女だ。朝早くに自分の両親と一緒に病院に来て、出産から数時間後の夜8時にはいなくなっていた。申告されていた名前はすべて偽名だったことが後からわかった。看護婦の回想に基づく白黒の絵では、その母親は丸眼鏡をかけ、前髪を横に流しており、口元は険しい。 捨てられた赤ちゃんは、その地域に住むエドセル夫によって養育されることとなった。

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  • 34歳女性記者の体験記「卵子凍結に本気で取り組んでみた私の1年間」 | 実際にかかる費用と体への負担は?

    東京都が費用の助成を開始するなど、国内外で注目を集める「卵子凍結」。一般的に年齢とともに卵子は老化するが、若い頃に卵子を冷凍保管すれば、妊娠したいタイミングで卵子を融解して体外受精に使えるというものだ。英紙の記者が、1年間にわたって卵子凍結をしてみた体験談を記録した。 注射が毎日の儀式に オスロ空港の奥まった片隅にあるトイレの個室。扉の向こうでは、乗客たちがせわしなく行き交う足音が響いている。薄暗いなか、私は白い粉の入った6の小瓶の上に身をかがめ、手探りで注射針と注射器を探り当てた。 注射器でごく少量の生理塩水を吸い上げ、それを各瓶に順番に注入していく。粉と混ざった液体は白く濁り、やがて透明に変わる。私は注射器から最後の気泡を弾き出してから、Tシャツをまくり上げ、下腹部に注射針を刺した。 「ロンドン・ヒースロー行きの最終のご搭乗案内でございます」と、頭上でアナウンスが流れた。 普段はロ

    34歳女性記者の体験記「卵子凍結に本気で取り組んでみた私の1年間」 | 実際にかかる費用と体への負担は?
  • 中古品店で「1.99ドルのピカソ作品」を発見し、貧困から脱出しました | がらくたの山から「宝物」を見つけるには

    リサイクルショップをよく利用する筆者は、あるとき「ピカソ」と書かれた3枚の皿を発見する。オークションに出されたこれらの皿は、果たしていくらで売れたのか? リサイクルショップから数々のお宝を発見してきた筆者が、その秘訣を語る。 新品なんか買えない 私がイタリアで子供時代を送っていた頃、中古品を買うのは決してかっこいいことではなかった。私たち一家は1984年、私が7歳のときにニューヨークに移住し、あまりお金がなかったためによくリサイクルショップを利用した。多くの人は、こうした店が汚くて、臭くて、がらくたでいっぱいだと思っている。でも、私にとっては宝の山なのだ。 2014年に私は結婚し、パートナーと一緒に賃貸アパートの家具を揃えようとしていた。大学に通うために3つの仕事を掛け持ちしていたが、お金のことは常に私を悩ませた。家庭用品店に行くとものすごくストレスが溜まり、店内で泣いたこともある。何もか

    中古品店で「1.99ドルのピカソ作品」を発見し、貧困から脱出しました | がらくたの山から「宝物」を見つけるには
  • 必死に働く人生にさよなら “じぶん時間”を大切にしはじめた30代女性たち | 急速に広まりつつある「ソフトな生き方」

    必死に働けば、良い生活が待っている。賃金も男性と同等の額をもらえるようになる。そう叩き込まれ、これまで必死に走り続けてきたミレニアル世代の女性たち。だが、現実は良い生活どころか生活費の高騰で日々暮らしていくのもやっと。男女格差はいまだに埋まることがない。 それなら、自分を幸せにしてくれることに時間を費やすべきではないか──こうした考え方が、ミレニアル世代に浸透しつつあるようだ。 ローズ・ガードナー(42)の人生は完璧だった。学生時代の成績はオールAで、名門大学をトップで卒業後に修士号を取得し、出版社に就職。その後は業界で名高い会社を渡り歩いて順調にポストを駆け上がり、ある報道機関に転じる。そしてロンドンの高級マンションを買うまでに至った。しかし彼女自身は、人生の新しいステージに到達するたびに、心からの喜びを感じられなくなっていった。 「こんなことを言うとなんてワガママな、と怒られそうですが

    必死に働く人生にさよなら “じぶん時間”を大切にしはじめた30代女性たち | 急速に広まりつつある「ソフトな生き方」
  • “地上に降臨した神”大野将平が仏紙に語る「いまの柔道界への忌憚なき意見」 | 「柔道の神髄を体現した」金メダリスト

    取材の準備は念入りにした。取材相手の格を考えれば当然だ。それにおそらく日では、普段の取材でもそれくらいの準備が当たり前であるに違いない。 お会いできて光栄ですといった挨拶の言葉も準備し、両手で名刺を差し出す所作も、何度も練習して動きを確認した。手土産も持参することにした。選んだのはマカロンの詰め合わせである。取材日が、取材相手のちょうど32歳の誕生日だったのだ。 大野将平の名を聞いても、フランスの凡俗にはピンとこないかもしれない。だが、柔道界ではそうではない。つねに柔道の最新情報を追っているフランス人のある知人に言わせれば、大野は「地上に降臨した神」だという。 私がその大野と一対一でインタビューできると知ると、その知人は嫉妬心を抑えきれなくなっていた。大野を形容する言葉なら、ほかにも「柔道のフェデラー」、「畳の上のメッシ」、「ラスト・サムライ」など多々ある。 「日に毎世代、出てくる宇宙

    “地上に降臨した神”大野将平が仏紙に語る「いまの柔道界への忌憚なき意見」 | 「柔道の神髄を体現した」金メダリスト
  • アラン・ドロン事件の真相は─告訴された日本人女性「ヒロミ」の告白 | 彼女はただの「同居人」か、疎まれ軽視された「伴侶」なのか

    ヒロミ・ロラン(66)は、いまも打ちひしがれた様子だ。私たちがこの女性と最初に会ったのは2023年11月、パリにあるこの女性の弁護士の事務所でのことだった。 アラン・ドロンの3人の子供の一致団結した行動によってヒロミがKOされたのは、2023年7月5日だった。それ以降、ヒロミはいまもまだ立ち直れていない。一方、アラン・ドロンの子供たちのほうも、もともと悪かった仲が、その後さらに険悪なり、もう2度と3人が一緒に行動することはないと思えるほどだ。いずれにせよ、ヒロミはあの日以来、自分の人生を生きている気がしないという。 「もう一度、アラン(・ドロン)に会いたいんです。それができないなんて信じられません。私は彼に会えなくて寂しいですし、彼も私と会えなくて寂しいのだと思います。私がどこに行ったのか、なぜいなくなったのかが気になっているはずです。もう一度、アランと会う。その希望に私の全人生を託してい

    アラン・ドロン事件の真相は─告訴された日本人女性「ヒロミ」の告白 | 彼女はただの「同居人」か、疎まれ軽視された「伴侶」なのか
  • 元イスラエル軍戦闘兵「互いのトラウマに向き合わずして前進の道なし」 | 米大手ユダヤ系メディアに寄稿

    「パレスチナ問題」が解決に向けて前進する道はあるのか? イスラエル国防軍の戦闘兵として兵役に服したユダヤ人男性が、生々しい経験に基づいた持論を米大手ユダヤ系メディア「フォワード」に寄稿。その全訳をお届けする。 この記事は米大手ユダヤ系報道機関「フォワード」で最初に掲載されたものです。フォワードの無料ニュースレター登録はこちら。 第2次インティファーダ(2000年代のパレスチナ人民衆蜂起)勃発中のエルサレムで育つと、子供が問うべきでない問いを発することに慣れてしまう。 自分が乗っているこのバスは爆発するのかな? あれは両親や友達への最後のさよならだったの? 誰がこんなことを僕たちにできるの? なんで? 18歳になると、その死活問題はなおさら絶え間ないものになる(イスラエルには徴兵制があり、おもに18歳から男性は最短で32ヵ月、女性は24ヵ月の兵役に就く)。兵役義務でどこに行くのか? 戦争に派

    元イスラエル軍戦闘兵「互いのトラウマに向き合わずして前進の道なし」 | 米大手ユダヤ系メディアに寄稿
  • 「500日間、たった一人の洞窟生活」を成し遂げた彼女の人生 | 孤独への愛、洞窟への愛

    初めての洞窟で味わった「愛の感覚」 マドリードで生まれ育ったベアトリス・フラミニは子供の頃、独りで寝室にこもって過ごすことが多かった。「その時間が当に好きでした」と彼女は言う。寝室では、人形を読み聞かせたり、黒板に字を書いて算数や歴史を教えたりして遊んでいた。 成長してからは、たまにインディー・ジョーンズのような大学教授になることを想像したという。「当の自分」になるために、教室を飛び出すような人になるのだと。 フラミニが初めて洞窟を訪れたのは、1990年代初頭のことだった。当時、スポーツインストラクターを目指して勉強中だった彼女は、マドリード北部にある旧石器時代の彫刻で知られるレゲリージョ洞窟に、友人と車で訪れた。 「私たちは日曜日まで洞窟で過ごし、授業や仕事があったので仕方なく戻ってきました」とフラミニは言う。 洞窟内は暗闇に包まれていたが居心地がよく、岩壁に囲まれながら、彼女は

    「500日間、たった一人の洞窟生活」を成し遂げた彼女の人生 | 孤独への愛、洞窟への愛
  • 亡き母はなぜ80年前のウェディングケーキを取っておいたのか? | ある日系米国人家族の謎

    母親の遺品整理をしていた女性が、たまげるようなものを見つけた。その来歴はさらに驚くべきものだった。知られざる過去に光を当てる歴史学者が、米トラベルメディア「アトラス・オブスキュラ」で綴る。 2019年に102歳で亡くなったフランシス・ニシムラが残した謎は、永遠に解かれることがないかもしれない。 2021年5月のある暖かい春の日、エレイン・ニシムラが米オレゴン州ポートランドにある自宅の物置で、残っていた母の持ち物を片づけていると、見たことがない素朴な手作りの箱を見つけた。 「箱を開けて、転けそうになりました。目を疑うようなものが入っていたのです」とニシムラは振り返る。 箱に入っていたのはケーキ、しかもただのケーキではなかった。両親が1943年の夏に結婚式を挙げたときのウェディングケーキの最上段だったのだ。ニシムラは言う。 「ケーキは、フロスティングを見る限り、驚くほど状態がよかったのです。そ

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  • 「7割がセックスレスなのに仲はいい」不可解な日本の夫婦 | 「仕事疲れ」と「経済不安」でできない…

    の既婚者のセックスレス率が高いことは世界でも広く知られているが、最近の調査によれば夫婦仲は良好だという人が多いという。夫婦の夜の営みの障害となる日独特の要因を中国紙が考察した。 日の夫婦のおよそ7割が、セックスレスだという。 ネット広告などを手がけるレゾンデートル社が2023年10~12月に20〜59歳までの4000人の既婚者の性生活を調査した。その結果、24.3%が「ほぼセックスレス」、43.9%が「完全にセックスレス」だと回答。つまり20~50代の夫婦の68.2%がセックスレスの傾向にある。 20代の既婚女性でセックスレスと答えた人の割合は約50%だったが、これが30代になると67.8%に上がる。20代の既婚男性の場合は53.4%、30代では71.4%になった。もっともその比率が高いのは50代で、女性は77.4%、男性は80.8%だった。 リプロダクティブ・ヘルス/ライツの啓発

    「7割がセックスレスなのに仲はいい」不可解な日本の夫婦 | 「仕事疲れ」と「経済不安」でできない…
  • 息子を殺したIS戦闘員に会ったとき、母親はどんな行動をとったか | 作家コラム・マッキャンが描くその瞬間

    2014年、米国人ジャーナリストのジェームズ・フォーリーが、IS(いわゆる「イスラム国」)によって斬首された。月日が経ち、彼の母親ダイアン・フォーリーは、自身の息子を殺したIS戦闘員の一人に会いに行く──。 この緊迫した瞬間を共にしたのが、アイルランド出身の作家コラム・マッキャンだった。彼はダイアンとIS戦闘員の対面をノンフィクションとして描き、2024年1月に上梓した。新著について、仏紙「ル・モンド」がマッキャンにインタビューしている。 ISの危険性を知らしめた映像 インタビューの途中、作家のコラム・マッキャンの青い目に何かが起こり、急にそのまなざしの圧が強くなった。『世界を回せ』(2009年全米図書賞受賞)などの小説で知られるこの作家は、こう言った。 「人生に何度か訪れる、特別な瞬間ってありますよね。そのときのことが頭にこびりついて離れず、人生の終わりの日々まで繰り返し話すことになるよ

    息子を殺したIS戦闘員に会ったとき、母親はどんな行動をとったか | 作家コラム・マッキャンが描くその瞬間
    futenrojin
    futenrojin 2024/03/23
    このイスラム国の戦闘員は、後藤健二さん、湯川遥菜さんの殺害にも関与した人物でもある。
  • 不倫コーチから「妻に絶対バレない浮気のメソッド」を教えてもらった | めくるめく性生活が待っている?

    バレないならば、男も女も誰もが不倫をするはず──。そう豪語する不倫コーチのアルベルト・アルナイスに会うために、幸せな結婚生活を送る英紙の男性記者がスペイン・バルセロナを訪れた。パートナーに対する裏切り行為も「隠し通せばいい」と正当化するプロから、「不倫の流儀」を学ぶ。 バルセロナは素晴らしい日だった。太陽は青空にトスした金のコインのように真上で輝き、ランブラス通りで味わうコーヒーとペストリーも最高。僕のワイフはといえば、ここから1000キロ北の、寒くてねずみ色のロンドンであくせく働いている。 それでも彼女はキュートなメッセージを送ってきた(「それって仕事? まあ楽しんで、このラッキーなクソッタレ」)。この手のパンチの効いたメッセージは、互いに信頼を寄せ、成熟した関係が続いているなによりの証拠だ。 つまり、僕の人生はこれ以上ないくらい最高だ。いや、これ以上になりうるだろうか? 実はその可能性

    不倫コーチから「妻に絶対バレない浮気のメソッド」を教えてもらった | めくるめく性生活が待っている?