ニューヨークで見知らぬ人に声をかけ、その人の自宅を訪ねるインフルエンサーがいる。ニューヨーク版の「家、ついて行ってイイですか?」を実践したこのインフルエンサーは、日本を訪れて価値観が変わったという。 2年ほど前、ケイレブ・シンプソンは、ニューヨークに暮らす一般人に自宅を紹介してもらうという試みを開始した。iPhone片手に通りすがりの人々に突然声をかけ、持ち家なのか賃貸なのか、月々の家賃はいくらかと質問を投げかける。もし相手が答えてくれれば(これは稀だったが)、さらに踏み込んで、自宅を見せてもらえないかと頼み、それをSNSに投稿したいと伝えるのだ。 「最初に声をかけた100人全員に断られ、かなりへこみました」と、2015年にマンハッタンのクラブでテニスのコーチをするためにニューヨークに移住した、ノースカロライナ出身のシンプソン(32)は語る。 それでも、めげずに声をかけ続けたが、断られ続け
