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心と社会に関するfutenrojinのブックマーク (5)

  • なぜ宗教を信仰する10代の若者は世俗的な若者よりも幸せなのか? | メンタルヘルスに顕著な差

    宗教を信仰する10代の若者は、世俗的な若者よりも幸せであることを示す研究が注目を集めている。 近年、米国では若者のメンタルヘルスの危機が度々報じられている。だが、信仰心の篤い10代の精神状態は、この社会的傾向とは異なり、安定しているという。 一体なぜか? 米紙「ボストン・グローブ」が掲載した、米国の高校生を対象とした「モニタリング・ザ・フューチャー」のデータ(1979〜2019年)によると、「信仰心の篤い10代」と「世俗的な10代」のメンタルヘルスに顕著な差がみられ始めたのは2010年以降だ。 同調査では、対象者を「世俗的な進歩派(リベラル)」「信仰心に篤い進歩派(リベラル)」「世俗的な保守派」「信仰心に篤い保守派」の4つのグループに分けており、そのデータは2010年以降、ほぼどのグループも孤独や不安、無価値感、憂をより強く感じるようになったことを示している。

    なぜ宗教を信仰する10代の若者は世俗的な若者よりも幸せなのか? | メンタルヘルスに顕著な差
  • 精神疾患患者を「地元住民の家」に寄宿させる─ベルギーの小さな町で800年続く伝統 | 精神疾患を「個性」として受け入れる

    Text by Matina Stevis-Gridneff and Koba Ryckewaert Photos by Ilvy Njiokiktjien ベルギーのヘールという町では、精神疾患のある人々が地元住民の家で一緒に暮らすという、13世紀以来続くユニークな伝統がある。精神科病院における患者への対応が問題視されるいま、この町のアプローチが施設収容に代わる人道的な手法として注目を集めている。 他人と暮らす穏やかな日々 ヨシフがこの世に誕生してからの53年間は、トラウマ、精神疾患、そして精神科病院への入院という苦難の連続だった。 生まれ故郷のルーマニアからベルギーへの亡命を謀ったが失敗し、その後も離婚や経済的苦境を経験した。精神疾患は彼の人生に数々の危機をもたらし、しばしば手に負えないほど深刻な状況に陥った。 しかしいま、大きなガラス戸越しに森を臨むダイニングに座っているヨシフは、穏

    精神疾患患者を「地元住民の家」に寄宿させる─ベルギーの小さな町で800年続く伝統 | 精神疾患を「個性」として受け入れる
  • 精神科医ランドルフ・ネシー「正しく絶望することで私たちは“新たな人生”を見つけられる」 | 私たちが生き抜くために、絶望が役立つとしたら?

    精神科医であるランドルフ・ネシーは、身体的・精神的な病理をダーウィン主義の観点から理解しようと努めてきた。ネシーと生物学者ジョージ・C. ウィリアムズとの共著『病気はなぜ、あるのか──進化医学による新しい理解』は進化医学の代表書として知られる。 最新の邦訳書『なぜ心はこんなに脆いのか:不安や抑うつの進化心理学』では、「ある人たちの不幸はその人たちの遺伝子を幸福にすることができる」という原則が絶えず見てとれる。フランスの週刊誌「ル・ポワン」が話を聞いた。 「何もしないこと」が最善策であるとき ──何にも絶望しないということは、生きていくうえで良い選択だと思われますか。 絶望は、到達不可能な目標を追い求めてつまずいたときに有効であり、不可欠でさえあります。絶望することで無駄な努力に終止符をうち、より建設的な目標に照準を合わせ直すことができるからです。 しかし、すべてに絶望するとすれば、それは無

    精神科医ランドルフ・ネシー「正しく絶望することで私たちは“新たな人生”を見つけられる」 | 私たちが生き抜くために、絶望が役立つとしたら?
  • ドイツ人社会学者が説く「いい人生を送るためには『心に響く経験』が必要だ」 | 「ヨガ」より「サッカーW杯」を大事にすべき理由

    すべてが合理化され、スピードアップしていくと、個人は世界から疎外され、孤独感を募らせる。いまさらスローライフに戻ったところで何も解決しない。ドイツの著名な社会学者ハルトムート・ローザが説くのは、「心に響く経験」を求めることだ。 「加速化」した社会で上手に生きていくには 「いい人生」とは、どんな人生のことなのだろうか。 いまの時代、そんな問いかけをするのは道徳の先生だけかと思いきや、ドイツ人の社会学者がこの問いに答えを出そうとしている。フランクフルト学派に連なる理論家、ハルトムート・ローザのことである。知識人のあいだでは、現代社会の暗い側面をえぐりだす分析で定評がある。 ローザは言う。 「現代人を苦しませているのは社会の『加速化』です。テクノロジーが発達しましたが、私たちの人生は充実していません。それどころか人生から意味が失われているのです」 さいわいなことに、ローザは新著『レゾナンツ──世

    ドイツ人社会学者が説く「いい人生を送るためには『心に響く経験』が必要だ」 | 「ヨガ」より「サッカーW杯」を大事にすべき理由
  • 「自殺は3年前から予測できる」──精神疾患の未来を切り拓く「予測医学」の最先端 | 「家庭医」の代わりにコンピュータが果たす役割

    医療データをコンピュータに取り込み、解析させる。コンピュータがパターンを特定し、「この症状が多く表れているのは、この疾患のリスクが高まっているサインかもしれない」と予測する。 人工知能はこのように、医師が診断を下し、問題を特定し、患者の未来を予測するのを手助けする方法を学習している。ここまでは、何も驚くことではない。 けれども、医療データを解析することで、人間の心のなかで何が起こっているかがわかるとしたら、どうだろうか。精神疾患の初期症状を特定し、だれかに自殺する可能性があることを、その人が自殺を考える前に知ることができたとしたら──? これがまさに、ハーバード大学医学部・予測医学グループ長であるベン・ライス教授の研究テーマだ。ライス教授は、自殺するリスクが高いことを、実際に自殺してしまう3年前に探知するツールや、身体的虐待を受けている人を見つけ出すツールを開発している。 そんな彼の最新の

    「自殺は3年前から予測できる」──精神疾患の未来を切り拓く「予測医学」の最先端 | 「家庭医」の代わりにコンピュータが果たす役割
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