旧統一教会と政治の関係が問題視されるなか、米国の元信者にNHKがインタビューした。元信者が語る米共和党への接近の仕方を分析すれば、旧統一教会と自民党の関係も見えてくると、NHK『国際報道』前キャスターの池畑修平氏が指摘する。 選挙への不安に付け込み… 「文鮮明は私たちに言いました。『政治家をコントロールするには、まずこちらから支援することだ。支援が頼られるようになれば、我々がその政治家を支配できるようになる』と」 先日、同僚が米国のスティーブン・ハッサン氏に行ったインタビューの一部だ。ハッサン氏は、1970年代、大学生のときに2年半ほど旧統一教会(現「世界平和統一家庭連合」)の信者であった。その経験を出発点として、カルトや洗脳などに関する研究者・カウンセラーとなり、多くの著書を執筆してきた。 彼の話からは、いま自民党を揺るがす旧統一教会とのつながりは、構築に至った過程が日本も米国もほぼ同じ
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