いまや人口13億人で、まもなく中国を抜き世界一の巨大国家になろうとしているインド。 だが、そんなインドについて、日本人が持っているのはステレオタイプなイメージばかりだ。 11月に集英社新書『インド残酷物語 世界一たくましい民』を上梓したばかりの池亀彩氏(京都大学大学院准教授)は現地に長期間暮らし、社会の底辺で生きる人々の生活に触れ、彼らを精神的に率いるグルたちとも交流し、肌感覚でインドを知る人物。 その池亀氏と、『限界の現代史 イスラームが破壊する欺瞞の世界秩序』(集英社新書)などの著書がある同志社大学大学院教授・内藤正典氏が、インド社会の真の姿に迫る。 ※本稿は11月25日に週プレNEWSより配信された同記事に未掲載の情報を大幅加筆したロングバージョンです。 構成・文/稲垣 收 撮影/露木聡子(池亀氏) 三好妙心(内藤氏) ――まずは内藤先生に、本書を読まれた感想から。 内藤 面白かった
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