建築巡礼連載10周年を記念して掲載したこの傑作選。ベスト5の最後を飾るのは、日本銀行本店本館(1896年、設計:辰野金吾)である。この原稿を通して、建築巡礼シリーズにおけるイラストと文章のコラボレーションについて触れたい。
1962年に竣工したホテルオークラ東京の本館が、9月に建て替えられる予定だ。後編では谷口吉郎が生んだ傑作、ロビーを飾るランタンや織物などの魅力を写真と共に紹介する。
フルトン・センターの南側エントランスを構成しているのが、「コービン・ビル」だ。1889年、“超高層の父”と呼ばれたフランシス・キンボール氏の設計によって建てられた。この建築主であるオースティン・コービン氏の富を象徴するかのように、装飾の多いネオ・ロマネスク様式で、当時はマンハッタンで最も高いビルだった。 カラー部分は改修前の写真、白黒部分は当時の図面(左)。建設から一世紀がたつうちに、屋根にあった“ペッパーポット(胡椒びん)”と呼ばれた屋根が無くなり、ファサードには避難用の鉄製の階段が設けられ、窓にはウインドー型のエアコンが設置されていった(右)(写真、資料:Arup)
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大型振動台の上に設置された超高層建物の模擬試験体が、生き物のようにぐにゃりと揺れ動く――。清水建設が本格運用を開始した先端地震防災研究棟での実験の一コマだ。動画でみると、試験体の動きがよく分かる。
「語り尽くされていて今さら書くことがない」と思われる有名建築のなかからも、イソさん(磯達雄氏)は傑作原稿をいくつも生み出してきた。アントニン・レーモンドの代表作、「群馬音楽センター」を論じた回を紹介しよう。
グーグルが構想する新しい本社ビルのデザインが公開された。「壁がない」ことが特徴で、透明なテントのような構造物内部のワークスペースは、必要性に応じて大きく構造を変更できる。 アップルは現在、円形の巨大宇宙船のような新本社(日本語版記事)を建設中だ。フェイスブックも、3,400人の従業員を収容可能で、屋上に植栽が施された巨大な本社施設を計画している(日本語版記事)。そして今回、グーグルが構想する未来的な本社ビルのデザインが公開された。 一連のシースルーの壁面で構成されたテントのような構造物であり、ガラスに覆われたその内部のワークスペースは、必要性に応じて大きく構造を変更できる。 関連記事:クリエイティヴな空間で働くことは、スマートに働くこと。イノヴェイティヴなオフィス6選 2月27日(米国時間)に公開された新しい動画で、グーグルは、カリフォルニア州マウンテンヴューのノース・ベイショア地区に建設
首都高速道路会社が建設を進めている横浜環状北線で2月28日の深夜、新設する港北ジャンクション(JCT)のランプ橋の一括架設を実施した。国内最大級の1250t吊りクローラークレーンを用いて、長さ約60m、架設重量約250tの鋼桁を、第三京浜の真上に架設した。
中国の杭州でこのほどオープンした新しいアップルストアは、アップル独特のミニマリスト的デザインを追求するため、最新の建築技術が限界まで使われている。 中国の杭州市でこのほどオープンした新しいアップルストアは、一見すると、ほかのアップルストアとよく似ている。しかし実は、アップル独特のミニマリスト的デザインを追求するため、最新の建築技術が駆使されている。 このアップルストアの設計を2009年に開始したのは、ノーマン・フォスターが率いる英国の建築デザイン会社Foster + Partnersだ。アップルの前最高経営責任者(CEO)だった故スティーヴ・ジョブズは同年に、カリフォルニア州クパチーノに建築する新本社の設計も、同社に依頼している。 関連記事:いまは亡きスティーブ・ジョブズの、新たな特許は「アップルストアのデザイン」 その後フォスター氏が設計した建物はすべて(円形の巨大建物となる本社ビルを除
歴史的な建物に立て替え計画が持ち上がると、よく保存か解体かという二者択一の議論が巻き起こる。古い建物の一部を新しい建物に残す方法もあるが、建物全体は保存できない。そこで浮上してきたのが、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)モデルを使った「バーチャル保存」という方法だ。このほど、下関市の旧・逓信省庁舎で先駆けとなるプロジェクトが行われた。 戦前、戦後の日本の経済や暮らしを支えてきた近代建築や現代建築が取り壊されることに――。こんなときによく起こるのが「保存か解体か」という二者択一の議論だ。 実際の建物を保存するとなると、その土地の利用は大きく制約され、保存のためのメンテナンスや大規模修繕などに多くのコストが発生する。そこで、よほどの建物ではない限り、解体されることになる。 そこで浮上してきたのが、建物の外観や内観をそっくりBIMモデル化し、データとしていつでも見られるように
3月14日の開業まで1カ月を切った北陸新幹線の長野─金沢間。東京─金沢間が最短2時間28分で結ばれ、首都圏と北陸地方とのアクセスが大幅に向上する。2月上旬にJR西日本が開いた報道関係者向けの試乗会に参加し、真新しい北陸の動脈の姿を見た。 北陸新幹線は、東京都と大阪市を上信越・北陸地方経由で結ぶ路線として1973年に整備計画が決定した、いわゆる「整備新幹線」5路線のうちの1路線。東京─大宮─高崎間は東北新幹線・上越新幹線と共用する形で、現在「長野新幹線」と呼ばれている高崎─長野間約117kmは1997年10月に開業している。 今回開業する長野─金沢間は、1992年8月に石動(富山県小矢部市)─金沢間が最初の区間として工事に着手。以来約22年半の年月を経て、東京─金沢間が新幹線で結ばれることになる。
廃止の危機に直面していた故・坂倉準三氏の代表作の1つ、神奈川県立近代美術館鎌倉館に保存の可能性が出てきた。土地所有者の鶴岡八幡宮と神奈川県教育委員会が共同で実施した建物調査で、耐震補強によって建物の存続が可能とする結果がまとまった。これに基づき、今後両者は建物の保存や活用の可能性について協議することになった。
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