日経コンストラクション4月24日号のコラムでは、LEDを使った景観整備を取り上げた。ウェブでは、景観整備事業と合わせて昨年12月に実施された「徳島LEDアートフェスティバル」の模様をレポートする。
ルーヴル美術館の建物が東芝のLED照明によって照らされるようになってから早3年、筆者は2度目の訪問をした。前回は設置途中だった「ナポレオン広場」と「赤の間」、「モナ・リザ」を照らす照明の完成した姿を、今回の訪問で初めて見ることができた。前回撮影した写真を見返し、今回撮影したものと比べてみたが、緻密に計算されたLED照明の設置によって美しく照らし出される建物の様子は感動的ですらある。(前回の記事「【写真で見る】東芝のLED照明製品、仏ルーヴル美術館を照らす」) 左の写真は、2014年4月6日午後9時ころにナポレオン広場を撮影したもの。ピラミッドを囲う建物にLED照明が設置された。全ての照明の向きや調光が終了した状態で、建物はさらに美しさを増した。右は、2011年12月25日午後7時ころの撮影。向って右側の一部のみ試験点灯中だった。(写真:Granage LLP) 東芝がルーヴル美術館と契約を
昨日「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014」の特別イベントとして、 SOUL FAMILY × 真鍋大度 + 石橋素 + 照岡正樹 + 堤修一 名義で、『music for the deaf プレゼンテーション』を行いました。 先日書いた記事『音楽に合わせて電気を流すiOSアプリ - その後のその後』で紹介した、「耳の聴こえないダンサーが、音楽を「感じ」ながらダンスをするためのデバイス&アプリ」を使って、聴覚障害のダンサーチームが実際にその場で電気刺激だけでダンスをする、というものです。 電気刺激デバイス(通称ピリピリデバイス) 申し込み制のイベントだったのですが、定員に対して倍以上の応募があったそうで、大盛況のうちに終わりました。 現在、当日の動画やインタビュー、各種技術説明等を含むアーカイブサイトが制作されているそうで、詳細はそちらに期待しつつ、ここでは個人的な目線から振り返っておきた
The second edition of the "SUPER SHOCK MUSIC" music ad campaign, featuring KIRIN COLA SHOCK artists. 80KIDZ performs using a pure white turntable, and the turntable is projection-mapped with images matching the music. KIRIN COLA SHOCKのアーティストをフィーチャーしたキャンペーン”SUPER SHOCK MUSIC”の第二弾。 80KIDZに白く塗装したターンテーブルを操って演奏してもらい、音にあわせたプロジェクションマッピングでターンテーブルを彩った。 Director Kenji Nakashima (easeback) Camera Isao Okudai
こんにちは,落合です,落合陽一です.名前の由来は陽(プラス)と一(マイナス)だそうで,電気が好きです.この連載は,落合が気に入った最新の論文を紹介しつつ,そのバックグラウンドから説明していく連載です. 前回のものが第0回として,今回はプロジェクションマッピングのあれこれについて書こうと思います.(前編/後編に分かれています) 今回紹介したい論文,というよりは研究はこれ.(ペーパーじゃないので) プロジェクター72個!リアルな顔表情の研究.(SIGGRAPH 2013 e-tech より) An Autostereoscopic Projector Array Optimized for 3D Facial Display です.SIGGRAPH(SIGGRAPHとは世界最大のコンピュータグラフィクスの学会!みんな大好きピクサーとかも毎年だしてるよ^^この辺は前回のをご参考に)の大御所,光の
いま、建築は本当に面白いのか、今日的な建築のアプローチとは何なのか……。現在、表参道のEYE OF GYLEで開催中の『建築家にならなかった建築家たち』展では、そんな素直な疑問への回答を、建築家を志して学びながら、現在は異業種のクリエイターとして活躍する人々=“建築家にならなかった建築家たち”が、それぞれテクノロジーやアートを使って表現している。 これからの建築を考えるとき、建築業界の真っ只中にいる人たちだけであれこれ探っても、ハッとするような斬新なアイデアはなかなか湧いてこないだろう。ヴァーチャルリアリティは技術革新の結果、確実に現実に近づいているににもかかわらず、建築界はいまなお旧態依然とした「建築」のなかに居続けている。 それならば、と今回集められたのは、いずれも大学や大学院などで建築を学びながら、現在は別のかたちで建築的問題に取り組んでいる人たち。デザインスタジオtha ltd.を
みなさんこの動画はご覧になりましたか? BOX この『BOX』という作品では、アームロボットに取り付けられた動くスクリーンに対してプロジェクションマッピングが行われます。スクリーンの動きに同期して正確に投影される映像は実に幻想的です。しかし、どこかモヤモヤとした考えが頭をもたげます。「果たしてこれはプロジェクションマッピングである意味はあるのか?」と。 モヤモヤの原因 投影されている映像には視点位置に依存する3次元的な表現が多く含まれています。言い換えると、カメラの視点から見たときにだけ幾何学的に正しく見えるような絵を投影しています。シーン内に人物が登場しますが、彼の視点からはこういう風に見えていないはずです。おそらくこれを撮影しているカメラもまたアームロボットに固定され、事前にプログラミングされた動きをしているのでしょう(あるいはモーションキャプチャなどの計測機器を使ってカメラ位置を正確
2013.08.05 働き方 6月21日に開催されたカンヌ国際クリエイティビティ・フェスティバルにて、テクノ・ポップグループPerfumeが日本人アーティストとして初のパフォーマンスを披露し、全世界に衝撃を与えた。 3人がまとう真っ白な衣装がスクリーンとなり、次々と色鮮やかなグラフィックが映し出される。プロジェクションマッピング技法を用いたそのグラフィックは、Perfumeのダンスに、衣装に合わせ、キメの細かい変化を見せた。 「パフォーマンスを袖で見ている時は、『頑張れ、頑張れ!』と祈るばかりでしたね」 そんな風に笑いながらカンヌを振り返るのは、Perfumeの演出やプロモーションを技術面でサポートするライゾマティクスの真鍋大度氏。真鍋氏は、2010年にPerfumeの東京ドームコンサートでの演出・映像制作をサポートして以来、『Perfume Official Global Website
ご存じでしょうか,「スーパーキャパシターズ」。電気2重層キャパシタ(EDLC)の商品名でもウルトラ・キャパシタの別名でもありません。香川県・丸亀市の丸亀猪熊弦一郎現代美術館で,2010年1月23日〜3月31日まで開催されている,キャパシタを使ったアートの展覧会です。(Webサイトはこちら) 実は,先日,太陽誘電の方にお会いした際に教えていただいて初めて知ったのですが,現代美術作家の高嶺格氏が環境問題への啓蒙という意味を込めてキャパシタを使った芸術作品を展示しているのです。キャパシタが”乾電池やバッテリーに比べ、安価で安心な素材で製造できる上、劣化しにくく長期にわたって繰り返し使用できるといった画期的な性質を備えて”(上記Webサイトのイベント紹介から)いることに注目し,世の中の人にこのデバイスを広く知ってもらい,普及を加速したいというのが狙いのようです。 残念ながら私は現物を見ていませんが
Sticky Light は スマートレーザースキャナを用いたインスタレーションの一種だ。東京大学は石川小室研究室の Alvaro Cassinelli 助教授らによって開発された。このシステムでは「絵」と「レーザーの光」を通して人間とコンピューターのインタラクションを実現している。回りくどい話はさておき,上の映像を観てみるのが早いと思う。 Sticky Light の技術的に面白いところは,このシステムがカメラ(イメージセンサー)を使用していないという点だ。このシステムの核となるスマートレーザースキャナは,レーザーダイオードとフォトセンサーとミラー制御装置から構成されている。レーザーの照射の仕方にコツがあって,2次元的なスキャンを行うことなく,3次元空間上での物体のトラッキングが可能となっている。動作原理についてはこのページの解説が分かりやすい。 僕は個人的に,このような「現実空間側に主
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