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bookに関するfutoshi0417のブックマーク (379)

  • イノベーションの神話10

    見えてる穴に落ちていたことに気づかされる一冊。 革新的なアイディアは、どこからか「ふってくる」と考えている人は、けっこういる。わたしもその一人で、アイディア出しの手法・ツールを準備すれば、あとはインスピレーションの女神が降りてくるのを待つだけと考えていた…そして、今も待ちつづけている。 あるいは、天才肌のカリスマが全く新しいアイディアで世界を変えてしまうことを、「イノベーション」だと考えている人は、かなりいる。わたしもそう思ってた、iPod の「新しさは」ジョブズだから生まれたんだと、ね。 書を読んで、わたしの思い込みは粉砕された。もちろん、エジソンが電球を発明したわけじゃないことや、Google の最初のアイディアはYahooで却下されてたことは知っていた。が、知っていたにもかかわらず、わかっていなかった。著者はそれを、イノベーションの神話と呼ぶ。そして、 イノベーションにまつわる神話

    イノベーションの神話10
  • 現存最古のポストはどこの県にある?~『ニッポン最古巡礼』 高田京子・清澤謙一著(評:島村麻里):日経ビジネスオンライン

  • いきなりトンカツ屋さんに行ってはいけない~『世界の宗教を読む事典』 ポール・オリバー著、森英明訳(評:島村麻里)【奨】:日経ビジネスオンライン

    ―― ローマで庶民的な界隈を歩いてたらさ。通りかかった教会にどんどん人が吸い込まれていくんで、つられて入ってみたんだよ ―― 名前をいえばわかる人にはわかる、法曹界のとある御仁から聞いた話である。 「中では一同、立ったり座ったり歌ったり。で、途中で列を作ってぞろぞろ前に進むんだ。牧師らしき人が、ウェハースみたいなの配っててさあ」 まさか一緒に並んで、それ、もらったんじゃないよね? 「うん。べたよ」と、先方は涼しい顔。彼は、飛び入りしたのがローマ・カトリック教会のミサであり、仕切っていたのは牧師でなく「司祭」で、ウェハース状のものは、洗礼を受けた者にのみ拝領が許された「聖体」であることなどを、なにひとつ知らなかったのだ! じゃあ、ディアスポラの意味は? キリスト教信者の数が人口の1%いるかどうか、という日では、まあ、この人を責めきれないところがある。ましてやイスラムにヒンドゥーだ。前者が

    いきなりトンカツ屋さんに行ってはいけない~『世界の宗教を読む事典』 ポール・オリバー著、森英明訳(評:島村麻里)【奨】:日経ビジネスオンライン
  • 国立国会図書館がソーシャルブックマークを始めると誰が予想しえたのか。

    The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. 一気に10光年ぐらい引き離された感じがした。ただ唯一の国立図書館の力を見せつけられた。 「10月中旬より提供予定」と告知されていた国立国会図書館デジタルアーカイブポータル PORTAが公開されたとカレントアウェアネス-Rで告知されていた。 とりあえずユーザ登録。このページを読んだらすぐ登録すべきだ。 検索そのものは以前のプロトタイプとそれほど変わらない(ように見える)。エンジンはGETA。ただし使いやすさは格段にアップしている。 ここで強調すべきなのはこのサイトの「ポータル」度の強さだ。ユーザ登録してパーソナライズ可能な実装を列挙してみる。詳しくはヘルプを。 ユーザ種別に応じた検索対象等の設定 一般、図書館員、自然科学系、人文科学系、子ど

  • 深夜の“侵略者”に気をつけろ!~『スポーツニュースは恐い』 森田浩之著(評:朝山実):日経ビジネスオンライン

    むかし「インベーダー」というテレビドラマがあった。建築家のデビッド・ビンセントが空飛ぶ円盤を目撃。宇宙からの地球侵略計画を察知するものの、誰にも信じてもらえない。露口茂のナレーションがゾクッと恐怖を煽った。書を手にちらっと、そんなことを思い出してしまった。 書は、巧みな変化球で、ストライクを決めてくる。スポーツニュースってさァ、国に関わる隠密な重職を担っているんだけど、気付いていたかい? と著者は耳打ちするのだ。 松坂やイチローや松井、あるいは中村俊輔、まあ誰だっていい、海外で日人が活躍していると聞くと、なぜかうれしく思ってしまう。ルールなんて満足に知らないくせに、気にしてしまう。それはなぜなのかと、著者は問いかける。 <私たちが日人だから? それは答えのようで答えになっていない> 日人選手の海外での活躍を「うれしく思う」背景にナショナリズムが影響しているのは、あらためて言われる

    深夜の“侵略者”に気をつけろ!~『スポーツニュースは恐い』 森田浩之著(評:朝山実):日経ビジネスオンライン
  • あっ、撮られちゃった!~『スナップ写真のルールとマナー』 日本写真家協会編(評:津田大介):日経ビジネスオンライン

    デジカメの一般化や携帯電話のカメラ機能の普及で、我々の日常に深く入り込むことになった「写真」。「現像」や「フィルム」というコストがかかった銀塩カメラの時代と異なり、現在はそうしたコストや手間を気にせず人々が気軽に写真を撮れるようになった。ブログやSNSFlickrのような写真共有サービスなど、撮影した写真を「発表する場」が生まれたこともこうした状況に拍車をかけているのだろう。 そんな中、書の表題にも使われている「スナップ写真」の持つ意味合いや、置かれている状況も年々変わってきている。かつて「スナップ写真」といえば、職業写真家や市井の「写真愛好家」が、明確な撮影意図を持って街や人の自然な風景を切り取った、記録的な要素の強いものが多かった(海外では、撮影者の意図を持って撮影された芸術性の高い写真は「ストリートフォトグラフィ」と呼ばれることが多いようである)。 しかし、現在は人々が写真を撮影

    あっ、撮られちゃった!~『スナップ写真のルールとマナー』 日本写真家協会編(評:津田大介):日経ビジネスオンライン
  • そろそろ死語でもまだ言うゾ!〜『ユビキタスとは何か』坂村健著(評:速水健朗) (毎日1冊!日刊新書レビュー):NBonline(日経ビジネス オンライン

    「ユビキタス」。Wikipediaによると「近年流行のバズワードのひとつ」なんだそうだが、そろそろ死語の領域に入り始めている気がする。そんな折に登場したのが書。心配しつつもページをめくってみる。 「ユビキタス」とは“どこにでもある”という意味で「ユビキタス・コンピューティング」とは、いつでもどこでも自由に情報通信ネットワークに接続可能という意味。「ユビキタス社会」が到来したあかつきには、ネットワークを通し、様々なサービスの恩恵が受けられるようになると言われている。 まあ、そのようなことはネットの用語辞典でいくらでも解説があるので詳細は省略する。また書も、タイトルが示す「ユビキタスとは何か」といったような入門書的な内容ではなく、技術を産むことと活かすことの違いについて考察するというものだ。 著者は組み込み型OSの分野の第一人者で、1980年代から「ユビキタス・コンピューティング」の概念を

    そろそろ死語でもまだ言うゾ!〜『ユビキタスとは何か』坂村健著(評:速水健朗) (毎日1冊!日刊新書レビュー):NBonline(日経ビジネス オンライン
  • Passion For The Future: 吉原手引草

    吉原手引草 スポンサード リンク ・吉原手引草 第137回直木賞受賞作。 吉原で全盛を誇った花魁が突然、謎の失踪を遂げる。当時の状況を解明するため、主人公は引手茶屋、遣手、床廻し、幇間、女衒、女芸者など17人の関係者を一人ずつインタビューして回る。それぞれの身の上話にも話は及んで、吉原の人間模様の中に、失踪事件の真相が浮かび上がってくる。 時代劇ミステリなのだが、前半はタイトル通り「吉原手引書」として、当時の風俗文化や廓の組織構造が語られている部分が、大変面白い。花魁と遊びたければ、まずどうすればいいのか、粋な遊び方と無粋な遊び方、気になる料金体系など。遣手婆という言葉があるが、「遣手」とは職業だったのか、とか、物の太鼓持ち(幇間)とはどんな役割だったのかなど、芸者以外の職業についても詳しい。そうした廓の手引きをされているうちに、数か月前まで、その社会の頂点にいた花魁の失踪事件の全貌が明

  • 東京で買って、広島で売る

    を売る現場でなにが起こっているのか!?』というを読みました、というエントリをシロクマ日報でも書いたのですが、そこで触れなかったことを1つ。 奇しくも昨日(9月17日)の日経流通新聞では、1面で書店経営が特集されていました。しかしそこでも焦点が当てられていたのは、流通やPOSデータの活用といった側面。 と書いてしまったのですが、実は新しいビジネスモデルを探る事例もいくつか紹介されています。その中の1つに、『を売る現場で~』の中でもインタビューが掲載されていた、広島の「フタバ図書」が取り上げられていました: 東京で買ったを、広島で売ってください――。フタバ図書(広島市)は3月、JR広島駅構内に中古書店を開いた。 狙いはずばり出張族。「客が東京や大阪で最新のビジネス書を買い、移動中に読み切って当店で売る」(世良茂雄専務)。帰るときは読み捨ての感覚で低価格の中古を買ってもらう。 読みは

  • 「コダワリ人」その後 - 松浦晋也のL/D

  • Passion For The Future: 奇想の20世紀

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  • Passion For The Future: 人を動かす情報術

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  • 芸術は「理論」で見ろ~『知識無用の芸術鑑賞』 川崎昌平著(評:栗原裕一郎):日経ビジネスオンライン

    石原慎太郎東京都知事は、おおよそそんなようなことを言い放ったのだった。2006年4月に東京都現代美術館(MOT)で催された「カルティエ現代美術財団コレクション展」オープニングでの出来事。現代美術の粋を集めたと鳴り物入りの展覧会であり、カルティエ財団のお偉いさんも参列していた。「会場内には衝撃が走った」と仏リベラシオン紙は伝えた。 そりゃ走るわなあ。都知事選に出馬して「この国は最悪だ! 選挙なんて無意味だ!」とアジった外山恒一みたいなもんだもんなあ(違うか)。 ネットなどでは当然、批判が出たが、「説明されないと何のこっちゃわからないなんて芸術としてダメだろう」という石原に快哉を叫んだ人も少なからずいたのではないか。「現代美術」が「わかる」とうたったがけっこうコンスタントに出版されているのは、「現代美術って意味不明」とひそかに考える人がつねにそれなりの数いることの証左であるわけだから。 とこ

    芸術は「理論」で見ろ~『知識無用の芸術鑑賞』 川崎昌平著(評:栗原裕一郎):日経ビジネスオンライン
  • ホノルルより南にある東京都 ~『東京の島』 斎藤潤著 (評:島村麻里):日経ビジネスオンライン

    1時間45分 正直に言おう。ぼくは東京の島々、特に伊豆諸島をこれまでみくびっていた。 こんな書き出しで始まる書は、著者による光文社新書「島」シリーズ第3弾である。これまで日の島々をくまなく歩いてきたはずの著者が、今度は、「行こうと思えばいつでも手近に行ける」がゆえにみくびっていたという、東京の島々に挑んだ。 東京の南海上約120キロに位置する大島、約1000キロ離れた小笠原諸島の父島、そして名古屋あたりから真南に約1700キロ、ホノルルより南に位置する沖ノ鳥島。いずれの島も東京都に属しているという事実にまず驚く。なにしろ東京の島全体で、日の海の約半分をカバーしているのだ。 著者のアイランドホッピングは、硫黄島から始まる。C・イーストウッド監督の映画などで話題的にはタイムリーだが、ここは特別許可がないと上陸できない、自衛隊の島。著者は、小笠原村が主催する訪島事業の船旅に参加する。 幻の

    ホノルルより南にある東京都 ~『東京の島』 斎藤潤著 (評:島村麻里):日経ビジネスオンライン
  • Passion For The Future: スナップ写真のルールとマナー

    スナップ写真のルールとマナー スポンサード リンク ・スナップ写真のルールとマナー スナップ写真を撮影するときの疑問に対して、日写真家協会の著作権委員と協会顧問弁護士が実例を挙げながら、答えて指導する。こんなとき写真を撮っていいのだろうか、撮影した写真を公開していいのだろうか?、という疑問にマナーとルールそして法律の観点から、明解に答えてくれる。 たとえば、 「歩行者天国で大道芸をしている人を撮りました。まわりには、たくさんの人が写っています。アップではないのですが、みんなの顔ははっきりと分かります。肖像権があるといわれたらと思うと、発表することに躊躇してしまいます。また、大道芸をしている人にも断っていないので、心配なのですが。」 という疑問に対して、自由に出入りできる路上で、多くの人に無料で見せている大道芸は、撮影は自由。多くの場合、写ってしまった見物客も肖像権は主張できない、という

  • 残業帰りの夜空に〜『カラー版 すばる望遠鏡の宇宙 ハワイからの挑戦』海部宣男著、宮下曉彦写真(評:漆原次郎) (毎日1冊!日刊新書レビュー):NBonline(日経ビジネス オンライン)

    3時間10分 ハワイ島、マウナ・ロア山と肩を並べるマウナ・ケア山の頂、標高4205メートルの地で、「すばる望遠鏡」は宇宙を捉えている。国立天文台が1991年から8年の歳月をかけて建設した天体望遠鏡だ。 天体が発する電波や光などの“波”を捕まえるのが天体望遠鏡の基的なしくみ。すばる望遠鏡は、可視光(目で見える光の波)と赤外線(可視光の帯域の外側にある目では見えない波)を利用するものとしては、日初の大型天体望遠鏡となる。世界中の研究者からも注目を集める、高精度の観測装置を多く備えた天体望遠鏡のトップランナーの1つだ。 書は、新書に特有のクリーム色の用紙ではなく、白地で光沢ある用紙が使われている。表情豊かな宇宙の写真を中心に、およそ130点もの図版を美しく見せるためだ。そして、一つひとつの図に、すばる望遠鏡の建設と観測を指揮した著者の解説が加えられる。 『ハッブル望遠鏡が見た宇宙』およびそ

    残業帰りの夜空に〜『カラー版 すばる望遠鏡の宇宙 ハワイからの挑戦』海部宣男著、宮下曉彦写真(評:漆原次郎) (毎日1冊!日刊新書レビュー):NBonline(日経ビジネス オンライン)
  • 「ウェブ進化」オワタ\(^o^)/~『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』 ひろゆき(西村博之)著(評:小田嶋隆):日経ビジネスオンライン

    2時間15分 書のタイトルともなっている質問に対する答えは、いきなり「まえがき」の中で明らかにされる。著者である「ひろゆき」(西村博之=2ちゃんねる管理人)によれば、要するに、2ちゃんねるみたいな(「ぬえ」的な)システムは、法的にも社会的にも経済的にも捕捉不能なのであって、潰れるという想定自体が無意味だということになる。 「仮に2ちゃんねるという名称を持つ現状のシステムが無くなるのだとしても、2ちゃんねる的なものは必ず現れて、法律が手を出せないどこかの外国のサーバーの上で、警察権の届かないどこかの国の誰かが、その2ちゃんねる的なものを使って商売をするはずだ」と、ひろゆきは言っている。 まったくその通りだと思う。 というわけで、書のタイトルは、より適切な質問である「ひろゆきはなぜ逮捕されないのか」に読み直されるべきだと思う。どうして、ひろゆきは、いまだに逮捕されていないのだろうか。誰が彼

    「ウェブ進化」オワタ\(^o^)/~『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』 ひろゆき(西村博之)著(評:小田嶋隆):日経ビジネスオンライン
  • 『日本人の選択 総選挙の戦後史』林信吾・葛岡智恭著(評:竹内一晴) ~みんなの一票は案外正しい:日経ビジネスオンライン

    4時間30分 「日の有権者は断じて愚かではなかった」と、著者は断言する。書は「総選挙」を軸に、与野党の政権を巡る政治闘争の歴史を著述したものだ。1950年代から2000年代まで、各年代を象徴する総選挙を挙げ、絶対得票率、獲得議席数のデータを付し解説する。そして著者は、その時々の国民の選択は、胎動しつつある次代への変化を正確に見極めたものであったと考えるのだ。 1953年、当時の吉田茂首相の衆院予算委員会での不規則発言が発端となった、世に言う「バカヤロー解散」による第26回総選挙。当時の国民は、この解散総選挙の争点が首相の暴言などになく、日の再軍備化であることを「見抜いていた」と著者は分析する。 このとき、自由党の鳩山一郎は石橋湛山、河野一郎らと「分派自由党」を結成し、「憲法改正・再軍備」を公約として選挙に臨んだ。しかし結果は、鳩山自由党はまったく伸びず、逆に「青年よ、銃をとるな。夫人

    『日本人の選択 総選挙の戦後史』林信吾・葛岡智恭著(評:竹内一晴) ~みんなの一票は案外正しい:日経ビジネスオンライン
  • 先崎学「小博打のススメ」はすごい - mmpoloの日記

    私は競馬もパチンコも麻雀もしない。若いころ勤めていた職場では、博打が流行っていた。ちんちろりん、丁半、おいちょかぶ、この内おいちょかぶだけやった。少しだけだが。 プロ棋士の先崎学八段は博打が好きらしく、「小博打のススメ」(新潮新書)というを書いていてこれが滅法面白い。いろいろな博打を紹介して、そのやり方を解説している。警察に踏み込まれたときの対処法まで書いてある。 内容は、麻雀、それに3人でやる麻雀サンマ。サイコロを使う博打は、ちんちろりん、たぬき、きつね、ちょぼいち。トランプを使うポーカー、オール。花札を使うおいちょかぶ。博打の最高傑作という手引き、この手引きが現在裏社会ですら行われなくなったのは、裏社会中の裏社会、つまり「その筋のヒト」御用達のゲームだったからだという。カジノではブラックジャック、ルーレット、大小、バカラ。最後が将棋。これだけの博打=ゲームについて詳しく遊び方を解

  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「最近の若者は本を読まない」本当の理由

    最近の若者は、を読まない。ネットやケータイに毒されており、まともな文章を読む能力に劣るのが、イマドキの若者だそうな。そのため、文を書く能力も、相手の話を理解する能力も、ひいてはコミュニケーションそのものが著しく劣っている。このままでは日が亡ぶ ―― って、ホント? しかもこの説、かなり昔からもてはやされている。「最近の若者は…」といいだすオヤヂ連中が「最近の若者」だったころも、この言説はマスゴミ紙面の埋め草となっていた。 昔から語り継がれるこの命題について、調べてみた。 結論からいうと真逆で、最近の若者ほどを読んでる。これは二重の意味でYESといえる。つまり、昔に比べて今の方がは読まれている。さらに、オヤジ連中よりもむしろ、若者世代の方がを読んでいる。 その根拠は、読書世論調査。毎日新聞社が1947年から行っている調査で、全国の16歳以上の男女を対象とした「読書世論調査」と、小・

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「最近の若者は本を読まない」本当の理由