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scienceと社会に関するfutoshi0417のブックマーク (32)

  • 「農」ってなーに?!ーー農を科学してみよう!:関東農政局

    農――「農業」でも「農地」でも「農村」でもなく、「農」。何千年と人が続けてきた「農」の営み。現在の日の国土や社会は「農」が造ったとしても言い過ぎではありません。人間や社会、あるいは地球にとって「農」とはいったい何なのでしょうか。少し科学的な観点から、「農」というものを考えてみませんか。きっと、「農」の役割の大きさ、その意外さに驚くでしょう。……「農」の世界へ、ようこそ! 第1章「農」ってなーに? まずは、「農」ってなんだろう? ……このことを科学的な面から検討してみましょう。「農」といえば、べ物をつくる仕事。でもべ物ってなんでしょうか。どうして人間はべないといけないのでしょうか? 第2章「農」の発生 第1章では、「農」とはエネルギーを生産する仕事であることが分かりました。さて、このコーナーでは、「農」がどのように発生してきたかを見てみましょう。さらに「農」の発達によって、日ではど

  • 「人工知能に対する楽観的な妄想」はいつか来た道 - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ

    こんな名文が話題になっていたようで。 非常に面白い文章で、特に以下の下りは痛快だなと感心しながら読んでました。 2006 年頃、「現在の人工知能研究の先には新興宗教にはまる計算機が出てくる」というネタを思いついたが、知人の反応が悪かったのでお蔵入りした。それから 10 年近くたったが状態に変化はない。人間を超える知能という楽観的な妄想がどこから来るのか不思議で仕方がない。 同じような光景を以前見たことがあるなぁと思い出したので、その時のことを回想しながら現在の「人工知能ブーム」ないし「人工知能に対する楽観的な妄想」についてちょっと思うところを書いてみました。 なお、僕自身は人工知能というか機械学習の専門家ではなくどちらかというとそれらのアルゴリズムのユーザーという立場なので、その立場から主に世論の動きについて論じてみましたという立ち位置です。 人工知能そしてsingularityという「夢

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  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    2024夏休み旅行 神戸・2日目【前編】 zfinchyan.hatenablog.com ↑1日目はこちら 6:50 わたしと夫だけ先に起床 前日に買っておいたお芋のパンで朝ごはん 昨日の疲れからか、なかなか息子たちが起きてこなかったので、ゆっくり寝かせてから10:00にホテルの下にあるプレイゾーンに行って、パターゴルフやバス…

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    futoshi0417
    futoshi0417 2012/07/19
    研究室の教授の「少なくとも修士課程は就職予備校じゃねぇ」という怒りと、とはいえ現実の就職活動との矛盾の悩みをぶつけられていた身としても気持ちは分かるが悩ましいところ。
  • 伝える力が「科学技術の危機」を救う

    今、日の科学技術は危機的な状況を迎えています。社会の中で「科学嫌い」がじわじわと広がっているからです。嫌いという感情は「科学が怖い」につながる。怖いから嫌いなのか、嫌いだから怖いのか、それは分かりません。ただ、根底は「知らない」という点でつながっています。 人間は知らないことに対して畏怖の念を感じる。見たことのない大きな動物が目の前に出てきたら「こいつにわれるかもしれない」と考えるでしょう。科学技術というのは同じように得体の知れない怖さを持っている。それが「嫌い」という感情につながり、科学技術への負のイメージを助長しているのです。 その理由を探り、科学への考え方を変える一助になればと思い、書をまとめました。英国の『Nature』と、米国の『Science』という世界的な2大科学雑誌を題材に、欧米と日で科学技術がおかれた状況や歴史の違いなどを分析しています。これらの科学雑誌はかなり専

    伝える力が「科学技術の危機」を救う
    futoshi0417
    futoshi0417 2012/06/01
    「知らない」「言っていることが分からない(と耳を塞がれてしまう)」ことによる不信感
  • 「なんの役に立つんですか?」の暴力性 - 最果タヒ.blog

    テレビで魚に右利き左利きがあることを発見した教授が出ていて、その話がすごすぎた。餌をとるのに右にばかり曲がる魚とか、魚にも利きというのがあるらしく、しかもそうした魚を干物にすると、右利きは右に曲がって干からび、左利きは左に曲がって干からびる、つまり骨格から利きが決まっているらしい。その比較を見せてもらったときは鳥肌がたったわけで、偉大すぎるだろ、とびびっていたのだけれど、アナウンサーさんは変な研究、と言いたげに苦笑していて、しまいには「なんの役に立つんですか?」という自然科学でもっとも野暮な質問をしてしまっていた。 うーん。「なんの役に立つんですか?」という言葉は、実はいろんなことに投げかけられている。「マンガなんて読んで、なんの役に立つの?」「宇宙なんて研究して、なんの役に立つの?」「絵画なんて観て、なんの役に立つの?」大衆にとってもっとも価値があるのは「利便性」だ。「利便性>娯楽性>芸

    「なんの役に立つんですか?」の暴力性 - 最果タヒ.blog
    futoshi0417
    futoshi0417 2012/04/25
    次のステップの展望を聞きたいだけかもしれませんが、「面白い!今まで解っていなかったコトだ!」からこそ突き詰めているのを受容できる社会だと素敵かな
  • 第2回 実は“2つの津波”が重なっていた:日経ビジネスオンライン

    2011年3月11日、日の東北地方沖で発生したマグニチュード9の巨大地震による津波は、宮城県、岩手県、福島県の3県を中心に、東北地方、関東地方の太平洋岸に大きな被害をもたらした。場所によっては波高10メートル以上、遡上高40メートル以上を記録したというから、想像を絶する破格の津波だったといえる。 では、それはどのようにして引き起こされたのだろうか。 基中の基として……津波の原因となりうるものには、3つ代表的なものがあるそうだ。 「地震と火山と地滑りがよくある津波の原因です。津波は英語でもtsunamiと言いますが、もともとサイスミック・シー・ウェイブ(地震による海の波)だったんですね。1946年のアリューシャン地震のときに、ハワイが被害を受けました。その時の議論で、同じような波が、地滑りや火山噴火でも起きるのに、サイスミック(地震性)というのはどうか、というのがありまして。そこで日系

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  • 第1回 津波研究者が見た“悪夢”:日経ビジネスオンライン

    世界の環境、文化、動植物を見守り、地球のいまを伝える「ナショナル ジオグラフィック」。そのウェブ版である「Webナショジオ」の名物連載「研究室に行ってみた」を日経ビジネスオンラインの読者にお届けします。第1回は、昨年の震災でにわかに注目を集めた津波について。津波工学研究室からの報告です。 2011年3月11日。日の東北地方沖で発生したマグニチュード9の巨大地震による巨大津波は、宮城県、岩手県、福島県の3県を中心に、北海道から関東地方の太平洋岸にかけて大きな被害をもたらした。場所によっては波高10m以上、遡上高40m以上を記録。これだけの津波が近代都市を襲ったのは史上はじめてである。3.11からおよそ1年。私たちは何を学び、これから何をすべきなのか。津波工学研究の第一人者が解明した巨大津波の真相と対策。 2011年の3月11日、ぼくは取材でカンボジアに滞在していた。 大地震の発生から2時間

    第1回 津波研究者が見た“悪夢”:日経ビジネスオンライン
  • モノマネ考

    先月、三菱一号館美術館で開催されていた「もてなす悦び展」に足を運んだ。茶器を中心に、明治になって鎖国を解いた日文化が、欧米に与えた影響を分かりやすく展示してあった。1990年前後のバブル時代の代名詞ともいえるティファニーの出発点は、日文化の影響を受けた朝顔の器だったそうである。VISA誌7月号には、ルイ・ヴィトンのモノグラフは歌舞伎の小紋であるという市川染五郎氏のエッセイもある。アメリカ、ヨーロッパの二大ブランドのルーツが江戸文化とは感慨深いものがある。 思えば、日が台頭してきた1970年代から日はモノマネで独創性が無いといじめられてきた。その際,ティファニーやルイ・ヴィトンの中核の人々は口をつぐんでいたのだろう。口をつぐんでいた人々を糾弾することがコラムの趣旨ではない。逆に、江戸の文化をガラス器や鞄に展開した独創性を褒めあげたい。イノベーションとはモノマネである。 産業では新技

    モノマネ考
  • 「シュレーディンガーの猫」のリスク管理論:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 今週の金曜日(7月8日)、東京大学で「震災、原発、そして倫理」という緊急討論会が開かれます。既にお伝えした通り、哲学の一ノ瀬正樹さんの問題設定と進行で島薗進(文学部宗教学)、中川恵一(医学部放射線科)、影浦峡(教育学部情報リテラシー)の皆さんとご一緒して、私も議論に参加する事になっています。 その中で扱う、とりわけ基礎的な話を記したいと思います。当然ながら分かりにくい点が多いと思います。ツイッター などでもご質問を受けられますので、気軽にお問い合わせ下さい。 「ミクロな世界」と「マクロな世界」 さて、私たちの住む世界は「自然法則」に支配されています。夢の中などは別として、現実の空間では誰もその支配を免れることはできません。 りんごは木から落ち

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  • 日本は「科学のリーダー」育てよ:日経ビジネスオンライン

    景気の二番底も懸念される中、新年を迎えた。デフレ、マイナス成長、少子高齢化…。日の厳しい現状を表現する言葉には事欠かない。 しかし、暗い話ばかりではない。日には未来を切り開く「技術」という武器がある。資源の乏しい日がその技術力を磨き上げて戦後の荒廃から立ち上がったように、「100年に1度の危機」によって企業が身をすくませる陰で、力強く芽吹こうとしている技術がある。 「日経ビジネス」では2010年1月4日号で「日を救う未来の技術」と題する特集をまとめた。その連動企画として、日経ビジネスオンラインでは、識者の意見、注目技術の動向などを掲載する。 第1回目となる今回は、1973年にエサキダイオードの発明でノーベル物理学賞受賞をした江崎玲於奈氏(現横浜薬科大学学長)のインタビューをお届けする。

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  • 「仕分け」でスパコン予算が削られたが… - 安井 至 - 新聞案内人 :新s あらたにす(日経・朝日・読売)

    「仕分け」でスパコン予算が削られたが…(1/4) 事業仕分けが終わった。連日、新聞紙上を賑わした。様々な人々に感想を聞いてみると、「面白い」という人が多い。  これは、これまで見えないところで行われてきたことが、初めて衆目監視の舞台に上がり、いささかパフォーマンス混じりではあったが、真剣な議論のやりとりを見ることができたことを率直に喜んでいるものと思われる。もちろん、良い面を評価する意見ばかりではなく、逆効果だという主張を含めて様々な指摘もあり、それぞれもっともな意見だとは思った。 個人的に、今回もっとも興味をもったことが、先端科学技術の事業仕分けに関してであった。ノーベル賞受賞者が大々的な反論をしたことも、インパクトのある新聞記事になった。 しかし、先端科学技術への国家予算の配分について、何が当の問題点なのか、今後、さらに突っ込んだ議論が行われるべきだ、と考えている。 ○現状は“力

  • dfltweb1.onamae.com – このドメインはお名前.comで取得されています。

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  • 技術は劣化する:日経ビジネスオンライン

    私は1人で声に出してしまった。 「ひどい! 最悪の設計だ」 軍艦や商船のマニア向け雑誌「世界の艦船」の表紙を見た時のこと。米海軍の最新鋭の3000トンの沿海域戦闘艦が全力で航走している写真が載っている。ひどいのはこの最新鋭の軍艦の作っている波だ。 船の波は主に一番先端の船首と一番後ろの船尾から出る。この船の作る波がひどいのだ。船首からの波も悪いのだが、船尾からの波は許しがたいくらいだ。船は波を作るが、その波を発生させるために馬力が要る。波を発生させなくするよう船の形を最適にしていく技術は「船型学」と言う。 優秀な人材が集まらない分野の技術が劣化 「船型学」の研究の大山のようなのが私たちの研究室だ。その研究で、私の3代前の教授は文化勲章をもらい、2代前の教授は文化功労者になった。私も29歳の時にこの研究室のメンバーになって以来、船の波と船の形の関係の研究を続けてきた。 船型学は30年も続け

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  • なぜ日本はテポドンで右往左往するのか?:日経ビジネスオンライン

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    なぜ日本はテポドンで右往左往するのか?:日経ビジネスオンライン
  • スチュワーデスが見える席

    あるリンゴに関していささか憤慨している。いや、リンゴが悪いわけでもそれを育てた人に腹を立てているわけでもない。たまたま「奇跡のリンゴ」という話を聞き、どれどれと調べていくうちに嵐のような賛美の声を目の当たりにし、それを読んでるうちに熱いものが腹の底からこみ上げてきたのである。 この、奇跡のリンゴなるものの存在を知ったのは、中村修二氏と先日話したことを基に、別の記事を書いている最中だった。聞いてしまったばっかりに、俄然そちらに注意が奪われてしまい、仕事が前に進まなくなってしまった。そんなことで今回は、「それはしばらく後にしたら?」というもう一人の自分の声に抗って、これをテーマにすることにした。というのも、「インチキまくら」とか「天然疑惑」とか、どうも最近この手の話が多いのである。だから、「あぁ、またその手の話ね、聞き飽きたわ」という方も少なからずいらっしゃると思う。それを無理にお引止めするこ

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  • 2009年混沌の先 バブルはひらめき、脳科学で読み解く経済危機:日経ビジネスオンライン

    2009年は、米国発住宅バブル崩壊の後始末に、いやが上にも追われる年となる。そもそも人類はこれまで何度もバブル崩壊の痛手を被っているのに、その過ちを繰り返すのか。 そこには人間の行動をつかさどるうえで核となる脳そのものが欲望しているからかもしれない。脳科学者の茂木健一郎氏は、脳の立場から見たバブルは「ひらめき」と話す。 脳科学からバブルをとらえ直し、「底」と言われる現状を少しでも前向きに生き抜くヒントを探るため、茂木氏に話を聞いた。 茂木健一郎(もぎ・けんいちろう)氏 脳科学者。1962年東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。理化学研究所、英ケンブリッジ大学を経て現在は、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授(脳科学、認知科学)、東京芸術大学非常勤講師(美術解剖学)など務める。主な著書

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  • ノーベル講演を共著者に譲った南部博士:日経ビジネスオンライン

    素晴らしいお話を紹介して戴き有り難うございます。今回の逸話が御に載っていないのは残念です。著者ご自身も二訂版以降は別のになるぐらい書き直したいのが音かもしれません。今回強く感じたのは、教育は科学教育よりもなによりもまず「精神」を育てるべきものであるという事です。数学者の藤原正彦先生も「論理力」ではなく「情緒力」が重要なのだと強調されています。そしてそれは生涯に亘り向上に向けて努めるべきものなのだと思います。道元禅師も、ただを目的とする(べて生き延びるだけのことや経済的な存続を目的とする)中に未来はなく、「道」を求める事(人の生き方の理想を高く追求する事)の中に結果的にがある(つまり経済的安定と発展もついてくる)という趣旨の教えを残しています。しかし、「汝・・・するなかれ」と宗教的戒律を強制しても精神は伝わるものではなく、ただ自分自身が先人に倣い後輩や子どもにどの様な生き方をみせ

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  • 下村博士の「光のプレゼント」:日経ビジネスオンライン

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  • ノーベル賞が日本企業に期待するもの:日経ビジネスオンライン

    「ビッグスリー破綻」を筆頭に、米国の金融破たんが実体経済に明確な影響を見せ始めています。世界のR&D(研究開発)の旗振り役を果たしてきた米国企業に変化が見られるのは必至でしょう。現在ベルリン工科大学とのプロジェクトのためにドイツからこの原稿をお送りしていますが、こちらでもそうした話題で持ちきりになっています。 前回はイタリアから、教会で素粒子物理の講話が行われている様子をご紹介しましたが、私がことさらに欧州と日を比較せざるを得なくなったのは2000年に大学で職を得てから、とりわけ2005年に国連の「世界物理年」日委員会の幹事となって、各国の「科学リテラシー」の数字を見て以降のことです。 日では、子どもの「理数科テスト」の成績はヤケによいのですが、大人の基礎的な科学の理解が非常に浅く、先進国内でもかなり低い成績になっています。これに対して、欧州各国の子どもの成績はソコソコなのですが、大

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  • 人を見る目 - 内田樹の研究室

    山形浩生さんが少し前にノーベル賞について、「ノーベル賞受賞者数を政策目標に使うような発想は、ぼくはゆがんでいると思う」と書いている。 「それは自分では評価できませんという無能ぶりを告白しているに等しい。だからぼくは日に必要なのは、ノーベル賞受賞者そのものより、研究や業績を王立科学アカデミー並みの見識と主張をもって評価できる人や組織の育成じゃないかと思うのだ。日でも、何かノーベル賞に比肩するような世界的な賞を作ってみてはどうだろうか?(…) もちろん・・・おそらく無理だろう。日ではそんな賞はすべて地位と経歴と学閥内の力関係で決まり、下馬評は事前にだだ漏れとなり、受賞目当てのロビイングが横行し、結果としてだれも見向きもしないつまらない賞になりはてるだろう。それが日の問題なのだ。」(「論点」、毎日新聞、10月31日) 山形さんの言うとおりだと私も思う。 私たちの社会のたいへん深刻な問題の