2019年9月8日、千葉・幕張海岸でレッドブル・エアレース・ワールドシリーズの歴史が終了した。曲技飛行用航空機で水上に立てたパイロンの間を巡り、速度を競うレースだ。選手は旋回時の10G(地球の重力の10倍)にも及ぶ高い加速度に耐えることに加え、正確な操縦技術と、風向きや気温などへの的確な状況判断が要求される。このことから「空のF1」という別名も持つ。 このレースは2003年からエナジー飲料のレッドブルが主催して、全世界の都市を巡るワールドシリーズとして開催され続けてきた。2015年からは千葉県の幕張海浜公園でも開催されるようになり、2017年には日本から参戦した室屋義秀選手が年間チャンピオンを獲得した。