27日に行われた天皇杯3回戦・広島戦。水戸は後半主導権を握りながらも、ゴールを奪い切れず、0−1で敗戦を喫した。これで公式戦7試合勝利なし。チームにはもどかしい空気が覆っている。 それを感じさせたのが広島戦後の光景だった。アウェイまで駆けつけたサポーターに選手があいさつに行ったところ、サポーターから厳しい言葉が飛んだのだ。それを聞いた柱谷哲二監督は激怒し、スタッフや選手の制止を振り払い、サポーターのもとへ行き、「今日は(中2日でJ1王者相手に善戦した)選手たちを褒めてやってくれ」と反論。アウェイ側スタンドは騒然とした雰囲気となった。 29日の練習後、そのことについて触れると、柱谷監督は「普通のことですよ」と平然とした表情。「だって、これだけ勝てなかったらサポーターだって言いたいことがあるでしょう。それを言われるのは当たり前ですよ」と語った。だが、「そのぶん、俺も言いたいことを言うよ。サポー