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Just do it 行動しないことで発生するリスク 2006-02-27 「最も大きなリスクは、何もしないことだ」ということについて最近よく考える。 世の中には何も新しいことをしようとせずにもっと幸せになりたいと思う人が大勢いるように思う。たとえば与えられた仕事だけを無難にこなし、限られた自由な時間でさえとくにやりたくもないことを繰り返して暇つぶしをしているような生き方だ。何も新しい行動を起こさないなら現状に満足すべきだ。毎日畑を耕し、休養し、季節に数回の祭りを楽しむような「足るを知る」の精神を見習うべきだ。なのに彼らは現状に漠然とした不満を抱き、口を揃えて以下のようなことを言う。 「忙しすぎて時間がない」 「なにもいいことが起きない」 「仕事がつまらない」 「あいつのせいで何も出来ない」 「やりたいことはあるけど失敗しそうでできない」 「怖くてできない」 「会社が給料を上げてくれない」
正直に白状する。どうもここ1~2年のインターネットの動きがしっくりこなかった。 検索サービスの米グーグルが世の中を変えるとの論調が瞬く間に広がったり,個人の間でブログのユーザーが爆発的に増えたり,mixi,GREE,はてな,オウケイウェイヴなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)なるものが急速に利用者を増やしたりといった現象だ。 よく分からないものが社会に評価されて広がっていく様を横目で見ながら,はやりの「1.0と2.0」の対比で言えば,「こりゃ“記者1.0”には理解できない“2.0世界”が来てしまったか」との思いにとらわれもした。 何も売っていないのにもうかるなんて 記者が違和感を覚えた一つの要因は,こうした企業のビジネスモデルが直感的に理解しにくいことである。グーグルもmixiもはてなも,モノやサービスを売っているわけではない。サービスは提供していても,無料で使えるので,
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