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ブックマーク / situationniste.hatenablog.com (15)

  • 囚われの言葉(シチュアシオニスト辞典への序文) - シチュアシオニスト オンライン文庫

    月並みな言葉は、それが隠蔽するものによって、生の抑圧的な組織化のために働く。言語活動(ランガージュ)は弁証法的でないと指摘するのも、そのようなものの1つである。結果的に、この月並みな指摘はあらゆる弁証法の行使を禁じてしまうからだ。ところが、生ける現実としての言語(ランガージュ)ほど、はっきりと弁証法に従っているものはほかにはない。したがって、古い世界に対する批判は、すべてこの世界の言語でなされながら、この世界に反対してきたのだから、必然的に別の言語で行われたことになる。あらゆる革命理論は、それに固有の言葉を創出し、他の言葉の支配的な意味を破壊し、支配的ながらくたの山から解放すべき、構想中の新しい現実に対応した新しい立場を「意味作用の世界」にもたらさなければならなかった。われわれの敵(〈辞書〉の作成者たち)が言語活動を固定できないようにしているのと同じ理由が、遂に今日われわれが、既存の意味を

    囚われの言葉(シチュアシオニスト辞典への序文) - シチュアシオニスト オンライン文庫
  • 質問表 - シチュアシオニスト オンライン文庫

    1 「シチュアシオニスト」という語は何を意味するのか? この単語が規定するのは、状況を作ろうとする活動であって、説明的な価値とか、何か別の価値として状況を認識しようとする活動ではない。しかも、それを、社会的な実践のあらゆるレヴェルで、個人史のあらゆるレヴェルで行なおうというものである。われわれは存在の受動性を生の諸契機の構築に、疑いを遊びの肯定に置き換える。現在まで、哲学者と芸術家は、状況を解釈することしかしなかった。今や、問題は状況を変革することなのだ。人間は、自分が通過する状況の産物なのだから、人間的な状況を作り出すことが重要である。個人はその状況によって規定されるものなのだから、自分の欲望にふさわしい状況を作り出す力を欲するのである。この観点から、詩(状況における言語活動の成功としてのコミュニケーション)、自然の専有、完全な社会的解放は、1つに溶け合い、実現されねばならない。われわれ

    質問表 - シチュアシオニスト オンライン文庫
    gauqui
    gauqui 2011/10/18
  • イジドール・イズーによるレトリスム映画「涎と永遠についての概論」 - シチュアシオニスト オンライン文庫

    イジドール・イズーによるレトリスム映画「涎と永遠についての概論」 - シチュアシオニスト オンライン文庫
    gauqui
    gauqui 2011/09/21
  • 映画『スペクタクルの社会』に関してこれまでになされた毀誉褒貶相半ばする全評価に対する反駁 - シチュアシオニスト オンライン文庫

    Refutation of All Judgments, Whether in Praise or Hostile, Thus Far Rendered on the Film The Society of the Spectacle Réfutation de tous les jugements, tant élogieux qu'hostiles, qui ont été jusqu'ici portés sur le film «La Société du spectacle» フランス/1975/フランス語ほか/モノクロ/35mm(1:1.37)/22分 監督、脚:ギー・ドゥボール 編集:マルティーヌ・バラケ ミキシング:ポール・ベルトー 製作会社:シマール・フィルム 製作:ジェラール・ルボヴィッシ 声:ギー・ドゥボール 海外配給:ラブストリームス・アニエスべー・プロダクション

    映画『スペクタクルの社会』に関してこれまでになされた毀誉褒貶相半ばする全評価に対する反駁 - シチュアシオニスト オンライン文庫
  • 分離の批判 - シチュアシオニスト オンライン文庫

    Critique of Separation Critique de la séparation - フランス/1961/フランス語ほか/モノクロ/ 35mm(1:1.37)/19分 監督、脚:ギー・ドゥボール 撮影:アンドレ・ムリュガルスキー 編集:シャンタル・ドゥラットル 記録:クロード・ブラバン 製作会社:デンマーク=フランス実験映画カンパニー 音楽:フランソワ・クープラン、ボダン・ド・ボワモルティエ 声:カロリーヌ・リトゥネール、ギー・ドゥボール 出演:カロリーヌ・リトゥネール 海外配給:ラブストリームス・アニエスべー・プロダクション 提供:カルロッタ・フィルム 漫画、新聞、雑誌、証明写真、ニュース映画などの引用と、ドゥボール自身のナレーションによって大半が構成された作品。映像、ナレーション、挿入字幕が、説明的あるいは補完的な関係を取り結ぶことはない。ドゥボールが企図していたのは

    分離の批判 - シチュアシオニスト オンライン文庫
  • サドのための叫び - シチュアシオニスト オンライン文庫

    Howls for Sade Hurlements en faveur de Sade フランス/1952/フランス語/モノクロ/ビデオ(原版:35mm)/75分 監督、脚:ギー・ドゥボール 声:ジル・J・ヴォルマン、ギー・ドゥボール、セルジュ・ベルナ、バルバラ・ローゼンタール、イジドール・イズー 海外配給:ラブストリームス・アニエスべー・プロダクション 提供:カルロッタ・フィルム レトリスムの実験性に魅せられたドゥボールが、そのアヴァンギャルド的な姿勢を明確に打ち出した第一作。イジドール・イズー、ジル・ヴォルマンといったレトリストたちが声を担当している。ドゥボールは、「サウンド・トラック」と「映像」からなるシナリオを、1952年4月、レトリストの雑誌『イオン』にすでに発表していた。しかし、このシナリオ第1版に基づく「映像」は実際に製作されず、朗読されるテクストを大きく変更したうえで、「

    サドのための叫び - シチュアシオニスト オンライン文庫
  • スペクタクルの社会 ギー・ドゥボール - シチュアシオニスト オンライン文庫

    The Society of the Spectacle La Société du spectacle フランス/1973/フランス語ほか/モノクロ/35mm(1:1.37)/80分 監督、脚:ギー・ドゥボール 原書:『スペクタクルの社会』(シャン・リーブル、1967年) 編集:マルティーヌ・バラケ 資料:シュザンヌ・シフマン 録音:アントワーヌ・ボンファンティ 製作主任:クリスティアン・ラントルティアン 製作会社:シマール・フィルム 製作:ジェラール・ルボヴィッシ 音楽:ミシェル・コレット 声:ギー・ドゥボール 既存映画を転用するにあたり使用された作品:ジョン・フォード『リオ・グランデの砦』 ニコラス・レイ『大砂塵』 ジョセフ・フォン・スタンバーグ『上海ジェスチャー』 ラオール・ウォルシュ『壮烈第七騎兵隊』 オーソン・ウェルズ『アーカディン/秘められた過去』 サム・ウッド『誰が為に鐘

    スペクタクルの社会 ギー・ドゥボール - シチュアシオニスト オンライン文庫
  • シチュアシオニストと政治および芸術における新しい行動形態 - シチュアシオニスト オンライン文庫

    訳者改題 シチュアシオニストの運動は、芸術の前衛であると同時に、日常生活の自由な構築をめざした実験的探究、そしてさらには、新しい革命的な異議申し立てを理論的実践的に打ち立てることに貢献するものとして姿を現した。今後は、文化における基的創造も社会の質的変更もすべて、そうした統一的な歩みの進み具合にかかっている。 疎外、全体主義的管理、受動的なスペクタクル的消費、これらのものでできた同一の社会が、イデオロギーと法律の偽装によっていくつかのヴァリエーションを持ちながらも、いたるところで支配している。この社会の一貫した姿は、全体的な批判なしに理解することはできない。この批判とは、創造力を解放するための逆のプロジェクト、すべての人間があらゆるレヴェルで自分自身の歴史を支配するためのプロジェクトによって照らし出された批判である。 互いに切り離すことのできないこのプロジェクトとこの批判(互いが互いを目

    シチュアシオニストと政治および芸術における新しい行動形態 - シチュアシオニスト オンライン文庫
    gauqui
    gauqui 2011/07/13
  • 『シチュアシオニストと政治および芸術における新しい行動形態』 訳者解題 - シチュアシオニスト オンライン文庫

    ドゥボールのこのテクストは、1963年6月にデンマークのオーデンセのギャラリーEXIでSIが行った政府核シェルター粉砕のデモンストレーション的展覧会「RGS6粉砕」に際して発表された論文で、同展のパンフレット『RSG6粉砕』にデンマーク語、英語、フランス語の3ヶ国語で掲載された。パンフレットには、同展に作品を展示したドゥボール、ミシェル・ベルンシュタイン、ヤン・ストリィボッシュ、J・V・マルティンの写真、出品目録、いくつかの作品の写真が収められている。シチュアシオニストのこの行動については、書286頁の記事と訳注を参照してもらいたい。この時の出品作品は次のとおりである。ベルンシュタインの転用絵画『パリ・コミューンの勝利』、『スペイン共和国の勝利』、『1358年のグランド・ジャクリーの勝利』、ドゥボールの作品『指令第1号』から『指令第5号』、ストリィボッシュの作品『自由のあるところ、国家は

    gauqui
    gauqui 2011/07/12
  • 芸術の革命的評価のために - シチュアシオニスト オンライン文庫

    訳者改題 1 『社会主義か野蛮か』誌 第31号に掲載された、ゴダール*1の映画に関するシャテル*2の論文は、革命的関心が支配的な映画批評と定義することができる。この映画分析は、出発点を社会の革命的展望におき、この展望の正当性を立証し、常に革命のプロジェクトとの関係において、映画表現のある種の傾向が他のものよりも好ましいとみなされるべきであるという結論に達する。シャテルの批評は、さまざまな趣味の小さな違い(ニュアンス)を議論するかわりに、問題を最も豊かな形でこのように提出しているために、興味深く、議論を引きおこす。特にシャテルは『勝手にしやがれ』を、彼の主張を支持する「価値ある例」とみなしている。その主張によれば、「文化の現在ある形」の変革は、人々に「彼ら自身の生活の表象」を与える作品の製作にかかっているそうだ。 2 文化の現在ある形の革命的変革とは、生から切り離されたスペクタクルの全体を構

    芸術の革命的評価のために - シチュアシオニスト オンライン文庫
  • パリ市の合理的美化計画 (ポトラッチ 第23号) - シチュアシオニスト オンライン文庫

    訳者改題 9月26日に集まったレトリストは、討議の間に言及された都市計画上のさまざまな問題への、以下に挙げるような解決策を一般に提起した。整地作業が最も急を要する問題であると思われるため、建設的な面は考慮に入れなかったことを念頭に置いてもらいたい。 最終電車の通過の後、夜間、地下鉄を開放すること。通路や線路は、間欠的な弱い照明で薄暗くしておくこと。 非常階段の改修工事と必要な所に連絡橋を建設することによって、パリの屋根を散歩に開放すること。 小公園を夜間も開けておくこと。照明は消したままにすること(場合によっては、心理地理学的配慮から、弱い照明が正当化されることがある)。 すべての通りの街灯にスイッチをつけること。照明は公衆が自由にできるものでなければならない。 教会に対しては、4つの異なる解決策が提案され、実験による審判のときまではどの説も弁護できるものと認められた。実験によって、迅速に

    パリ市の合理的美化計画 (ポトラッチ 第23号) - シチュアシオニスト オンライン文庫
  • 文化革命に関するテーゼ - シチュアシオニスト オンライン文庫

    美学の伝統的目的は、剥奪と不在の状態において、芸術的媒介を通して、外観の混乱を免れたある種の過去の生の要素を感じ取らせることにある。外観とは、その場合、時間の支配をこうむるもののことである。美学的成功の度合いは、それゆえ、時間的持続と不可分で永遠を気取ることすらある美によって測られる。シチユアシオニストの目的は、意図的に整備された滅びやすい瞬間を変革することによって、生の情動的豊かさにただちに参画することにある。この瞬間が成功するとしても、それは、それらの瞬間の一時的な効果でしかありえない。シチュアシオニストは、全体性の観点から見た文化的活動を、日常生活の実験的構築の方法と考える。この日常生活なるものは、余暇の拡大と労働の分割[分業]の消滅(まず手始めに、芸術的労働の分割から)によって常に発展しうるものである。 芸術は諸感覚に関する関係であることをやめて、より高次の感覚の直接的組織化となる

    文化革命に関するテーゼ - シチュアシオニスト オンライン文庫
  • 噂の選集 - シチュアシオニスト オンライン文庫

    「シチュアシオニスムとは何かをここで説明するにはスペースが足りない。さしあたり、シュルレアリスム、ダダイスム、実存主義などと同様に、現代思想の1スタイルだということを知っておけば十分である。」 ピエール・ピュトマン*1、 『ラ・ゴーシュ〔左翼〕』誌、1962年10月12日号 「現代を大変革する予定のこの運動は、1959年にシュヴァービング〔ミュンヒェン市内の1区域〕の地下酒場で生まれた。(……)彼らの「思想」(?)は国境の外で信奉者を生み、まもなくシチュアシオニスト・グループが、パリ、チューリッヒ、ブリュッセル、テルアヴィヴで創設されることになった。」 M・Sch、 『ジェルミナル』誌、1962年6月3日号 「彼らの主な活動は、急激に高まる精神錯乱である。(……)可能な限り多くの言語で、シチュアシオニスト・インターナショナルは、卑猥きわまりない表現のぎっしり詰まった文書を外国からまき散らし

    噂の選集 - シチュアシオニスト オンライン文庫
  • 目次 - シチュアシオニスト オンライン文庫

    『アンテルナシオナル・シチュアシオニスト』には、その扉あるいは裏表紙に常に「『アンテルナシオナル・シチュアシオニスト』に発表された全てのテクストは、 出典を明記しなくても、自由に転載、翻訳、翻案することができる」と書かれている。しかし、シチュアシオニストにとってこの銘記は、ブルジョワ的私有概念 を無視した、運動に資する「海賊出版」を自由に行ってくれという意味であり、資主義システムに嬉々として組み込まれた大出版社がこれを利用することに対 しては、彼らは「事実行為」によってあくまでも闘うという態度を貫いた。(……)したがって、書もまた「出典を明記しなくても、自由に転載、翻訳、翻案 することができる」。そのようにして書が活用されることを願う(日語版『アンテルナシオナル・シチュアシオニスト』木下誠氏による「あとがき」より)。 電子書籍PDF/epubフォーマット)に対応しました。下の目次

    gauqui
    gauqui 2011/06/07
    これすごい
  • 世界転覆の技術 - シチュアシオニスト オンライン文庫

    訳者改題 「そして、今の時代に、まだ地獄のような、真に呪われた何かがあるとすれば、それは、火あぶりにされようとして、薪の山の上で十字を切る死刑囚のように振舞う代わりに、いつまでも芸術的に、形態にかかずらっていることであろう。」 アントナン・アルトー『演劇とその分身』 反逆は人気がない。何故かは容易に分かる。反逆と断定されたらすぐに、それを阻止する適切な措置が画策される。慎重な人間であれば、反道者と自認するのを避けるだろう。そんなことをしたら、自分自身の死刑宣告をしたも同然だからである。そのうえ、それは自分自身に枠をはめることである。 われわれは、トロッキーやレーニンのように国家を奪取したいのではなく、世界を奪取したい。その過程は必然的に、より複雑で、より全面的であるが、また、より段階的で、より地味でもある。われわれの方法は、遭遇する経験的事実──ここで今遭遇しているものもあれば、よそで後に

    世界転覆の技術 - シチュアシオニスト オンライン文庫
    gauqui
    gauqui 2011/06/06
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