元増田に至っては「生まれて初めて手に入れた生きる意味」だからな…。 これまで何十年も、何に情熱を燃やすこともなくのんべんだらりと、ただ「これは本当の俺ではないはず」という感じの想いだけを抱えて生きてきたところに、突如棚ぼた的に与えられた「生きる意味」。 これを生きる意味だと言っていいんだ!社会的にもそれは正しいこととして評価されてる!ともなればそりゃもう夢中になっちゃうよね。 これがあれば天国行き確実です!という免罪符のように、何の努力も必要なく、思考停止して信仰してよい絶対的な対象。 アイデンティティの拠り所として一方的に依存される子供にとっちゃいい迷惑だが、子供に選択権はないしな。 と書いてみて、昨今のこの子育てを取り巻くある種異様な空気の正体がわかってきた気がする。 子供は現代日本の宗教なんだ。大多数の「きっと何者にもなれない俺たち」にとって、「何者か」になれる唯一無二のチャンスなん