年齢や性別の重圧から開放されて。デンマーク・人生の学校「フォルケホイスコーレ」から持ち帰ったもの。【後半】 はたして自分は、目の前に続いているように見える道をそのまま進むべきなのか? ふとわからなくなって立ち止まったり、ほかに道を探そうとあたりを見回す。 そんな経験をしたことがある人は、少なくないのではないだろうか。 でも、一人でじっと立ち尽くしたり、あてもない道探しにゆっくりと時間をかけるのは意外に難しいものだ。高校を卒業したら、働くのか?進学するのか? 職場で成長しているか? 結婚はするのか? etc…、といった日本の“社会のペース”のようなものに、少しあらがうことになるからだ。 もちろん、社会のペースと自分のペースが一致しているなら問題はなし。わが道を力強く踏みしめていけばいい。 でも、そうではない時、私たちにはどんな選択肢があるだろう? デンマークには、望めば誰もが人生のさまざまな