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ブックマーク / realsound.jp (95)

  • 話が飛ぶ人は体内に複数の時間が流れているーーADHD当事者の作家が描くエッセイ『あらゆることは今起こる』

    小学校1年生のときの教室。クラスメイトたちの当たり前を、自分だけがさっぱり理解できず、それを周囲には悟られないように平静を装いながら、内心はげしく動揺している。もしかしたら自分は気づかないうちに、どこかに存在する「並行世界」に迷い込んだのかもしれない。そう思うと、次第に怖くなってくる。 小説家・柴崎友香の『あらゆることは今起こる』は、そんな「小説の始まり」のようなエピソードから始まる。でも、これは「小説」ではない。2021年9月にADHD(「注意欠如多動症」)の診断を受けたという柴崎が書き下ろした、発達障害をめぐるエッセイだ。医学書院の「ケアをひらく」シリーズに収められているのだが、そのコンセプトにたがわず、ひじょうに平易な言葉遣いで、発達障害の特性を知ることができる。著者自身が発達障害についての考えを深める過程と並行して書かれていて、ADHDという言葉を耳にしたことはあっても、充分に考え

    話が飛ぶ人は体内に複数の時間が流れているーーADHD当事者の作家が描くエッセイ『あらゆることは今起こる』
    gcyn
    gcyn 2024/07/05
    『本書はあくまでも個人的なADHDの観測記録である。柴崎が自戒を込めて「人の体はそれぞれ違う」と繰り返すとおり、体験や困難はあくまでも個別的なものだ 』『複数の時間』『それは私の小説そのものである』
  • VTuber・ヘアピンまみれが初心者にすすめたい動画編集ソフト “優しい”と評価する『Filmora』の魅力とは

    物作りを中心とした“なんでもやる系”VTuber。勘で楽器を作ったり、恐竜の鳴き声を再現したり、雑草から帽子を作ったり、とにかく色々なことをしている。 VTuber活動を始めたのはYouTuberへの憧れと“尽きぬ知識欲”から ——そもそもYouTubeへの動画投稿を始められたきっかけは何だったんでしょうか。 ヘアピンまみれ:もともとYouTuberが大好きで、ずっと動画投稿はしたかったんです。でも、VTuberとして活動するにはかなり準備も必要ですし、なかなか時間がないと始められないじゃないですか。しかも私の場合、Live2Dのモデルなんかも自分でやってますから。 そんな風に思っていたなかで、ちょうど時間ができたから「やってみよう」と始めたような感じなんです。なので、思いつきのような形ですね(笑)。 ——たしかに、VTuberの方々ってデビュー時期を予告していたり、事前にSNSを中心に活

    VTuber・ヘアピンまみれが初心者にすすめたい動画編集ソフト “優しい”と評価する『Filmora』の魅力とは
    gcyn
    gcyn 2024/06/10
    『なので、VTuberではありますけれど、活動の方向性としてはYouTuber/「ものづくりの動画を撮ろう」と思っていたわけではない/もともと〜どこに公開するわけでもなく動画みたいなことはやっていたんですよ』 へ〜野生!
  • 人気漫画家 生成AIに絵柄を無断学習される“なりすまし横行”に苦言「削除困難ギリギリ現行法を回避する」

    クリエイターは生成AIとどう向き合うべきか?(unsplash) 生成AIに関する話題は、連日のようにSNS上で“推進派”と“規制派”が激しい論争を繰り広げている。なかでも、イラストなどのクリエイティブな分野では、特に議論が紛糾している状態にある。SNSで目にするのは生成AIを規制したほうがいいとする意見であるが、推進したほうがいいという意見も多い。現在進行形で進化している生成AIの扱いをどのようにすべきか、結論が出るには至っていないのが現状だ。 そんななか、生成AIに自身の絵柄を学習され、無断で絵柄LoRA(注:生成AIの絵柄学習モデル)を作成された漫画家がいる。『疫神のカルテ』などの作品がある樋口紀信である。樋口は生成AIを悪用され、実際に被害を受けた経験から、積極的にSNSで発信を行っている。いったいその被害の実態はどのようなものなのか。そして、生成AIと我々はどう向き合うべきなのか

    人気漫画家 生成AIに絵柄を無断学習される“なりすまし横行”に苦言「削除困難ギリギリ現行法を回避する」
    gcyn
    gcyn 2024/05/05
    この記事、出版社の仕事が不在というか見えないというか。何なのでしょうねー。
  • 藤井 風、スタジオで陽気にダンス ジャンベを叩きながら楽しく踊りまくる

    藤井 風が4月11日、自身のInstagramを更新。レコーディングスタジオで、リズムに合わせて陽気に踊る動画を投稿した。 投稿には「We all need some rhythm」と綴られており、音楽映画マスク』(1994年)で、銃を構える警察官たちが踊り出してしまうことでもお馴染みの楽曲「Cuban Pete」。藤井はジャンベを叩き、オレンジのパンツで腰をフリフリと回しながらスタジオ内を踊り歩く。レコーディングエンジニアも椅子に座りながら一緒にリズムを刻んでおり、楽しいレコーディング風景となっている。 コメント欄には「楽しそう」「身軽なステップ」「荒れ狂う風が見れて幸せよ」「めちゃめちゃノリノリですごく楽しそう」など、藤井の陽気な姿に多くの反響が寄せられている。

    藤井 風、スタジオで陽気にダンス ジャンベを叩きながら楽しく踊りまくる
    gcyn
    gcyn 2024/04/13
    ジャンベじゃないじゃんべ〜。
  • 鈴木慶一に聞く『72年間のTOKYO』刊行後日談 初出エピソード、秘めたる思いも文字にした真意

    バンド・ムーンライダーズを結成して1976年にデビュー、その後もさまざまなミュージシャンとのバンドやユニット活動に参加する傍ら、CM音楽、歌謡曲などの楽曲提供とプロデュースに携わり、日のポピュラー音楽史に多大な影響を及ぼしてきた鈴木慶一。その歩みを、音楽評論家・宗像明将がまとめた書籍『72年間のTOKYO、鈴木慶一の記憶』が2023年12月26日に株式会社blueprintから刊行され、発売から1カ月を待たずに重版が決定するなど好評を博している。『72年間のTOKYO、鈴木慶一の記憶』の発売から約2カ月後、鈴木慶一に宗像明将が再び取材し、書籍への反響、そして25時間以上に及ぶ集中取材に応じた真意などを聞いた。(編集部) 自分について真剣に掘り下げるのはいい経験であり、危険なことでもあった ――慶一さんおひとりに関する書籍は、1989年の『火の玉ボーイとコモンマン』以来、34年ぶりでした。

    鈴木慶一に聞く『72年間のTOKYO』刊行後日談 初出エピソード、秘めたる思いも文字にした真意
    gcyn
    gcyn 2024/04/07
    『結論を言えばもう会えないんだよ。ときどき思い出すよね。両親も親戚もだ。「死」というものは、生き物に絶対訪れるものだけど、なかなか受け入れがたいな』
  • Z世代に「オールドコンデジ」なぜ流行? 秋葉原のカメラ専門店で聞いてみた

    Z世代を中心に勢いを増している“オールドコンデジブーム”。30代の筆者にとって、コンデジは学生時代を彷彿とさせる懐かしい存在だ。だが、その懐かしさを知らない世代の若者のあいだで、なぜかいまコンデジが流行している。 流行の火種は、TikTokやInstagramといったSNSだ。アプリ内で「デジカメ」「コンデジ」といったワードを入力すると、写真だけではなくオールドコンデジの入手方法や設定の仕方、画像の取り込み方法まで紹介されている。 今回は、オールドコンデジのコーナーを店内に設置している、中古カメラ専門店『2nd BASE』を訪ね、いまのコンデジブームについてどう感じているのか、現場の目線で語ってもらった。また、具体的にはどの機種が人気なのか、レトロな仕上がりで撮影できる方法やコツについても教えてもらった。 音楽業界まで広がりを見せるオールドコンデジブーム 『2nd BASE』は、秋葉原の高

    Z世代に「オールドコンデジ」なぜ流行? 秋葉原のカメラ専門店で聞いてみた
    gcyn
    gcyn 2024/03/24
    前に、自分が使ってた頃の、すごく機能が揃って値段は高め安定で行き詰まり感の他方でプレミアム価格帯に活路を見出そうともしてたあたりの普及品のメルカリや中古店の価格とか見てたら高く維持されてて驚きました。
  • ミン・ヒジン、NewJeansを成功に導いた異端の発想 「トレンドを無視した方がむしろ創意に富む」

    自分だけの感覚が通じる可能性も世の中に存在する ーーこれまでミン・ヒジンさんは、様々なカルチャーを時代・文脈を超えて融合させることで、世間が驚くような作品を生み出してきたと感じています。今注目しているカルチャーや音楽はどんなものですか? ミン・ヒジン:そうですね……私が思うに「注目される何か」は概ね能的な直観に自信が加わって完成度が出てきたと思います。したがって、ある特定のジャンルや文化に影響を受けることよりは、好みに基づいた多様な文化的ソースをどのように再解釈、再構成し、新しい手段として完成度の高い表現をするのかに集中する方だと言えるでしょう。そのため、常にすべてのことに対して開かれていて関心が高かったりもしますが、逆にすべてに関心を失ったりもします。 ーープロデューサーとしてのルーツを教えてください。 ミン・ヒジン:幼い頃の私は音楽映画が特に好きでした。特に音楽は幼い頃から、特

    ミン・ヒジン、NewJeansを成功に導いた異端の発想 「トレンドを無視した方がむしろ創意に富む」
    gcyn
    gcyn 2024/02/19
    読みました〜!
  • 『ガールズバンドクライ』に結集した東映アニメーションのCG技術 平山理志Pが狙いを語る

    東映アニメーションが9月12日、3DCGによるアニメ『ガールズバンドクライ』プロジェクト技術的な特徴を伝えるプレス向け説明会を開催した。『ラブライブ!サンシャイン!!』の酒井和男を監督に迎え、神奈川県川崎市を舞台にバンド活動を通して成長していくキャラクターたちの姿が描かれる作品だ。東映アニメーション独自の“イラストルック”というアニメーション表現を用いており、表情も豊かかつ仕草もスムーズな映像に仕上がっている。いったいどのような技術が駆使されているのか。東映アニメーションの平山理志プロデューサーに聞いた。 ©東映アニメーション 「手描きのようでもなければ、ピクサーのようなリアルルックのものでもない、日独自のCGアニメーションを目指しました」。東映アニメーションでアニメ『ガールズバンドクライ』プロジェクトを推進する平山プロデューサーは、この作品で用いられる“イラストルック”アニメーション

    『ガールズバンドクライ』に結集した東映アニメーションのCG技術 平山理志Pが狙いを語る
    gcyn
    gcyn 2023/09/15
    『この手法がお客さまに受け入れられれば、日本のCGアニメは世界で生き残っていける』KeyとDrの演奏動作に感心しました。ちなみに、シンバルもバスドラムのヘッドもほぼ固まったままなのは「伸びしろ」かなあ…。
  • 日本の歴史上、最も有名な武家法「御成敗式目」はなにが画期的だったのか? 気鋭の歴史学者・佐藤雄基に訊く

    1232年、鎌倉幕府三代執権の北条泰時により制定された初の武家法「御成敗式目」は、日歴史上「最も有名な武家法」とも称され、今なお広くその名が知られている。しかし、その内容が詳らかに知られてはいないだろう。 中公新書より刊行された『御成敗式目 鎌倉武士の法と生活』は、同法の主要な条文を詳しく解説、実態や後世への影響を明らかにした一冊だ。著者の佐藤雄基氏に、同書の狙いと「御成敗式目」の先進性について話を聞いた。(編集部) 佐藤雄基氏 ――「御成敗式目」と言えば、昨年(2022年)放送されたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では坂口健太郎さんが演じていた北条泰時が制定した日初の「武家法」として有名ですが、今回それをメインに扱った新書を執筆しようと思った、そもそもの動機やきっかけは何だったのでしょう? 佐藤雄基(以下、佐藤):私はもともと日の中世の法を研究しています。平安時代の終わりから鎌

    日本の歴史上、最も有名な武家法「御成敗式目」はなにが画期的だったのか? 気鋭の歴史学者・佐藤雄基に訊く
    gcyn
    gcyn 2023/09/01
    『これを基本的なものとしてやっていくという、武士の「マニフェスト」みたいな意味合いもきっとあったと思うんです/制定されたときとそのあとでは、使われ方、受け取られ方の変化がかなり大きい』ナルのホド。
  • 後藤護 × 菊地成孔『黒人音楽史』対談 「抑圧が強くなった時代の次にはまた爆発が来る」

    暗黒批評家・後藤護が著した書籍『黒人音楽史 奇想の宇宙』(中央公論新社)は、耳慣れない「アフロ・マニエリスム」なる概念を軸に、これまでにない切り口で黒人音楽史を捉え直した一冊だ。アフロ・マニエリスムとは、ドイツのジャーナリストで文筆家のグスタフ・ルネ・ホッケが1950年代に再評価した後期イタリア・ルネサンスの美術様式「マニエリスム」の理論を換骨奪胎し、ブラック・カルチャーに応用したもの。後藤護は、このアフロ・マニエリスムによって、奴隷制時代から南北戦争、公民権運動をへて真の解放をめざす現代までを総括しようと試みた。 ジャズ・ミュージシャンにして文筆家の菊地成孔は、書『黒人音楽史』をどのように読んだのか。リアルサウンド ブックでは、ふたりの初対談をお届けする。(編集部) 後藤護 菊地:いわゆる黒人音楽史についてのは20世紀にたくさん出ています。特にジャズ批評の多くは、歴史主義で書かれてい

    後藤護 × 菊地成孔『黒人音楽史』対談 「抑圧が強くなった時代の次にはまた爆発が来る」
    gcyn
    gcyn 2023/05/03
    『そこにタトゥーが入ってくると、比較的簡単にその通路が描けてしまう/あえてタトゥー文化には触れずに、他の図象や言葉によって、西洋美術史と黒人カルチャーの結びつきを描いている。そこが達見だと思います』
  • 「『メガネびいき』は聞き逃してもいい」放送作家・白武ときお×『TBSラジオ』宮嵜守史が語る“新しいエンタメの形”

    いま、エンタメが世の中に溢れすぎている。テレビやラジオはもちろんのこと、YouTubeも成長を続け、Podcastや音声配信アプリも盛り上がりを見せている。コロナ禍をきっかけに、いまではあらゆる公演を自宅で視聴できるようにもなった。では、クリエイターたちはこの群雄割拠の時代と、どのように向き合っているのだろうか? プラットフォームを問わず縦横無尽にコンテンツを生み出し続ける、放送作家・白武ときお。彼が同じようにインディペンデントな活動をする人たちと、エンタメ業界における今後の仮説や制作のマイルールなどについて語り合う連載企画「作り方の作り方」がスタート。 第一回には、先日『ラジオじゃないと届かない』(ポプラ社)を出版したTBSラジオのJUNK統括プロデューサー・宮嵜守史を迎えた。 白武が放送作家を志したきっかけのひとつでもある「JUNK」の礎を築いた宮嵜は、いまの時代をどう見ているのだろう

    「『メガネびいき』は聞き逃してもいい」放送作家・白武ときお×『TBSラジオ』宮嵜守史が語る“新しいエンタメの形”
    gcyn
    gcyn 2023/05/01
    『宮嵜:Podcastの登場はね、本当にリスナーを増やしてくれたと思ってる。白武くんのようにラジオネイティブじゃない人たちが、映像がない状態で人のしゃべりを聴くのって、逆に新鮮だったんじゃないかな』
  • 『スキップとローファー』になぜ心を動かされるのか? アニメ監督×原作者インタビュー

    桜も舞い散り、新しい場所での新生活が始まる4月。高校生のスクールライフを描く高松美咲原作の『スキップとローファー』がアニメ化された。コメディ的な面白さとともに高校生の人間関係の機微を描いた作。登場人物たちがゆっくりと成長していく様子が、多くの読者の共感を集めている。 作の魅力はその人間関係のリアルさにあり、一方で多くの読者にとっての理想像でもある。アニメ化において、キャラクターたちの細やかな感情や成長の様子はどのように表現されたのか。監督を務めた出合小都美と原作の高松美咲の対談インタビューで、理想的なアニメ化がされた背景に迫る。 岩倉美津未と志摩聡介のモチーフは、司馬遼太郎『関ヶ原』の石田三成と島左近 ーー『スキップとローファー』がアニメ化されることが決定した際、お2人はそれぞれどのように感じましたか? 高松美咲(以下、高松):実はアニメ化の話をもらえるとは全然思っていなかったんです。

    『スキップとローファー』になぜ心を動かされるのか? アニメ監督×原作者インタビュー
    gcyn
    gcyn 2023/04/27
    「なぜ心を動かされるのか」でいえば、チクチクやザワザワが具体的に沢山入ってるからじゃないかな。それを見続けていられたり見続けたいと思えるのは「この作品なら舵取りしてくれる」っていう信頼得たから。
  • 元祖ロック漫画『ファイヤー!』著者・水野英子インタビュー「時代が変わろうとしているのを実感した」

    水野英子の『ファイヤー!』は、「日初の格的なロック漫画」といわれている作品だ(「週刊セブンティーン」1969年1号〜1971年28号連載作)。 【写真】 “元祖・ロック漫画”と言われる『ファイヤー!』の中面を見る 主人公は、純粋な心を持っているがゆえに破滅に向かうしかなかったボーカリストのアロン。そんな彼の熱い歌声と、自由を掴みとるための壮絶な闘いを描いた同作は、技法的にも、内容的にも、のちのロック漫画の“型”の1つを作ったといっていいだろう(じっさい、『DESPERAD』、『BECK』から『ウッドストック』、『ぼっち・ざ・ろっく!』にいたるまで、『ファイヤー!』の後続作品の多くが、ナイーブな少年ないし少女がロックと出合って自分を解き放つ、というものである)。 さて、その伝説的な作品が、先ごろ全2巻の単行として、文藝春秋より復刻された。そこで今回のインタビューでは、作者である水野氏に

    元祖ロック漫画『ファイヤー!』著者・水野英子インタビュー「時代が変わろうとしているのを実感した」
    gcyn
    gcyn 2023/04/02
    『FM放送が始まってからは、長い音楽も聴けるようになり〜オペラは漫画を描くうえでもかなり影響を受けています』『アメリカを舞台にしたのは、そういう力を描きたかったからで、やはり日本では無理でしたね』
  • OMSBに聞く、ラッパー・ビートメイカーとしてのMPC&DAW論。歌寄りのフックが増えた理由も“機材の変化”?

    OMSBに聞く、ラッパー・ビートメイカーとしてのMPC&DAW論。歌寄りのフックが増えた理由も“機材の変化”? 音楽家の経歴やターニングポイントなどを使用機材や制作した楽曲とともに振り返る連載「音楽機材とテクノロジー」。第14回に登場してもらうのは最新アルバム『ALONE』とそれを携えた初ワンマンライブが評判だったOMSBだ。 SIMI LABのメンバーとして名を馳せて以来、ラッパー/ビートメイカーとして多岐に渡る作品に携わってきた彼はどのような機材とキャリアを歩んできたのだろうか。初めてのビートメイクやラップ、MPCやDAWを導入したころの思い出など、興味深いトピック満載でお届けしよう。 「MPCは簡単な英単語さえ分かれば、使うほどに理解が深まるのが楽しかった」 ――OMSBさんはビートメイクとラップの両方をされていますが、始めたのはどちらが最初でしたか? OMSB:ビートメイクからです

    OMSBに聞く、ラッパー・ビートメイカーとしてのMPC&DAW論。歌寄りのフックが増えた理由も“機材の変化”?
    gcyn
    gcyn 2023/03/10
    『『Think Good』のタイミングで所属レーベル〜から「ワンマンやってみる?」と提案されていたのですが「まだそんな器じゃないでしょ」と日和っていた/けれど、去年初めてやってみて、もっと早くやればよかったなと』
  • 高橋幸宏、気高く飄々と極めたポップカルチャーの“粋” 最後の趣味人たる音楽家だった理由

    高橋幸宏の死去のニュースから1カ月近くが経過した(ここでは敬称略とさせていただく)。まだ実感がわかないという人も、じわじわと喪失感を覚えるようになったという人もいることだろう。いまだにこうして関連記事や追悼記事が発表されているし、国内はもちろんのこと、海外においても音楽専門メディアからThe New York Timesなど一般媒体までがその功績を讃えている。つい先日行われた『第65回グラミー賞』授賞式では、ボニー・レイット(最優秀楽曲賞受賞)によるクリスティン・マクヴィー(Fleetwood Mac)追悼パフォーマンスの最中に、バックスクリーンに高橋幸宏の写真も大きく映し出されていた。功績を讃える記事やパフォーマンス、明かされる証言やかつての発言などに触れ、その影響力のほどに改めて驚かされているリスナーも少なくないに違いない。 そのように展開されるとりわけ海外の追悼記事、パフォーマンスの

    高橋幸宏、気高く飄々と極めたポップカルチャーの“粋” 最後の趣味人たる音楽家だった理由
    gcyn
    gcyn 2023/02/10
    『高橋に取材をしてきたが、自分のことを語るより、自分以外の誰かについて話したり、そこにいる自分ではない誰かに発言を譲るような場面が多く〜しかし、その後にちゃんと自分の口から丁寧に説明をしてくれるのだ』
  • 下北沢ライブハウス店長が観た『ぼっち・ざ・ろっく!』 結束バンドがいる現場のリアル

    2022年10月から12月にかけてTOKYO MXほかで放送されたアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』が放送後も引き続き盛り上がりを見せている。根暗でコミュ障なギタリストの高校生・後藤ひとり、通称“ぼっちちゃん”がひょんなことから女子高生4人組のバンド“結束バンド”を組み、ライブハウスのステージに立つなど憧れだった音楽活動を描いていく青春アニメだ。舞台となるのは、数多くのライブハウスが点在し、多くの有名バンドが下積み時代を過ごしてきた東京・下北沢。劇中では、結束バンドのメンバーはライブハウス・STARRY(スターリー)でアルバイトをしながら活動資金を貯めているが、そのライブハウスのモデルは下北沢に実在する下北沢SHELTERとされている。 ネット上では、自らが経験してきた“バンドあるある”と作を重ねて思い出を投稿する人も。実際に、Dragon AshのKj、04 Limited Sazabys

    下北沢ライブハウス店長が観た『ぼっち・ざ・ろっく!』 結束バンドがいる現場のリアル
    gcyn
    gcyn 2023/01/29
    『音楽を始める人って、誘われるか自分からやるかのどちらかで、誘われない側の人はやっぱり自分から誘えないんです』 (笑)。
  • 『エルピス』大根仁監督ロングインタビュー 画期的な撮影から長澤まさみとの再タッグまで

    長澤まさみ主演ドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』(カンテレ・フジテレビ系)が12月26日に最終回を迎える。プロデューサー佐野亜裕美の実体験をベースにした要素も盛り込まれた渡辺あやによる脚や、挑戦的な作品のテーマが視聴者に熱を与え続けてきた作には、もう1人重要なキーパーソンがいる。チーフ演出を務める大根仁だ。SNSでは現場の様子や放送内容について随時言及してきた大根監督だが、これまで作について深く語ることはほとんどなかった。そして今回、最終回放送前のタイミングでロングインタビューが実現。作品に携わることになった背景から、現場目線でのドラマ全体の総括や画期的な撮影について、そして2011年の映画『モテキ』以来の再タッグとなった長澤まさみへの思いまで、たっぷりと語ってもらった。(編集部) ずっとやりたかった「ドラマの映像ルックを底上げすること」 大根仁監督 ――リアルサウンド映画部で

    『エルピス』大根仁監督ロングインタビュー 画期的な撮影から長澤まさみとの再タッグまで
    gcyn
    gcyn 2023/01/12
    『ザックリした言い方をすれば、“ポップに演出する”っていうこと/どういうことかって言ったら、大衆的であり、刹那的であり、セクシーでもあり……っていうようなことだと、僕は解釈していて』
  • 3億円の豪邸やロレックス……YouTuberの高額購入品の報告動画は減る? ”企画を活かす買い物”が重要な時代へ

    YouTuberがよく投稿する「●千万円の〇〇買いました!」と題した高額商品の購入報告動画。このお馴染みのコンテンツが今、新たな局面を迎えている。 2014年10月に「好きなことで生きていく」というキャッチコピーを打ち出したYouTubeのCMが大々的に展開されてから8年余り。その間、YouTuberの社会的地位は飛躍的に向上した。今や多くの人が憧れる“稼げる職業”の一つと認知され、それに伴い、最上級ブランドの腕時計やスーパーカー、豪邸など、一般人が手も出ないような高級品の購入を報告する人気YouTuberも増えてきた。 YouTuber黎明期の頃は数十万円の商品を購入したことでさえ“快挙”扱いだったところから、いつしか数百万円程度の商品を手に入れることが当たり前になり、今や数千万円規模の「買いました」動画で、ようやくニュースバリューがあるといった具合に、年を経るごとにエスカレートしていく

    3億円の豪邸やロレックス……YouTuberの高額購入品の報告動画は減る? ”企画を活かす買い物”が重要な時代へ
    gcyn
    gcyn 2023/01/04
    『YouTuberが一年のうちにもっとも力を注ぐのは、子どもたちが夏季休暇に入り、動画の再生数を稼ぎやすくなる8月だ』なるほど、そーなのか(笑)。
  • GAUZEの解散は世界にとっても大きな損失だーーISHIYAが綴る、偉大なハードコアパンクバンドの功績

    GAUZEの解散は世界にとっても大きな損失だーーISHIYAが綴る、偉大なハードコアパンクバンドの功績 2022年の音楽界で、個人的に一番衝撃を受けたニュースといえば、日で最初のハードコアパンクバンドでありながら、40年以上現役で活動し続けてきたGAUZEの解散だ。 11月も終わりに近づいていたある日、筆者がボーカルをやっているDEATH SIDEの東欧オーストリアとセルビアのツアー中に、この信じられないニュースが入ってきた。 その一報はTwitterのGAUZEオフィシャルサイトのツイートだった。 「GAUZE解散の報告 現メンバーになって以来、一人でも脱退したら解散と決めていましたが、この度それが現実となってしまった為、日GAUZEは解散する事になりました。」 こう書かれていただけで、誰が脱退したのか、何があったのか全くわからない。これを見た瞬間に「GAUZEが解散したらしい」と、

    GAUZEの解散は世界にとっても大きな損失だーーISHIYAが綴る、偉大なハードコアパンクバンドの功績
    gcyn
    gcyn 2023/01/01
    『筆者がGAUZEと仲が悪かった間も、今考えてみれば完全にGAUZEを意識していた。「GAUZEはこうだが俺は違う」というような、GAUZEを軸にした反発だった』
  • tofubeatsが制作環境を見直して生まれた“新しい音楽のつくりかた” 「ゼロからもう一回やり直したいという気持ちがあった」

    DTMが普及するなかで、プロ・アマチュア問わず様々なアーティストがDAWを使うようになった時代。アーティストたちはどのような理由でDAWを選び、どのようなことを考えて創作しているのか。また、キャリアを重ねるうえで、自身のサウンドをどのように更新しているのか。 『Live』でお馴染みのAbletonとタッグを組み、それぞれのアーティストのDAW遍歴やよく使っているプラグインやエフェクトなどを通じ、独自の創作論に迫っていく連載企画「わたしたちの『Live』」。第四回目となる今回は、5月に5thアルバム『REFLECTION』をリリースし、11月3日に同作のLP盤『REFLECTION』とリミックス集『REFLECTION REMIXES』の発売・配信を控え、直近でもさまざまなアーティストへの楽曲提供を行うなど、精力的に活動を続けるtofubeatsに話を聞いた。 連載「わたしたちの『Live』

    tofubeatsが制作環境を見直して生まれた“新しい音楽のつくりかた” 「ゼロからもう一回やり直したいという気持ちがあった」
    gcyn
    gcyn 2022/11/08
    『「Max for Live」の存在もすごく助かっていますね/探せば大体なにかはある。コードやスケールを調べる作曲支援系のものもあって、すごく役立ちました。一番使っているのはラウドネスメーターかもしれません』