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ブックマーク / mikiki.tokyo.jp (35)

  • 【西山瞳の鋼鉄のジャズ女】第73回 人はなぜドラムを叩くのか? 映画「COUNT ME IN 魂のリズム」に胸が熱くなる! | Mikiki by TOWER RECORDS

    プロのジャズピアニストであり、メタラーでもある西山瞳さんのメタル連載〈西山瞳の鋼鉄のジャズ女〉。今回は、2024年3月15日(金)に公開されるドラマーたちのドキュメンタリー映画「COUNT ME IN 魂のリズム」について。映画の感想を通じてドラムという楽器、ドラマーという人々、リズムやビートといった音楽要素に西山さんが迫りました。 *Mikiki編集部 ★連載〈西山瞳の鋼鉄のジャズ女〉の記事一覧はこちら 予告映像を見てから、これは絶対に観たいと思っていた映画「COUNT ME IN 魂のリズム」を、一足先に拝見しました。 ドラマーだけでなく音楽を愛する全ての人に見て欲しい、素晴らしいドキュメンタリー映画でした。 〈音楽の三要素〉は〈リズム、メロディ、ハーモニー〉ですが、〈メロディ、リズム、ハーモニー〉じゃだめなんです。〈リズム〉がまず第一。 人を鼓舞するために、まずは太鼓を叩き、リズムを

    【西山瞳の鋼鉄のジャズ女】第73回 人はなぜドラムを叩くのか? 映画「COUNT ME IN 魂のリズム」に胸が熱くなる! | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2024/02/23
    『映画は、ドラムサークルから始まります』 へー! 『この映画内で、素晴らしいドラマーたちの口ドラムを聞くのがとても楽しいんです』 へー、へー!!
  • パット・メセニー(Pat Metheny)が語る、新作『Dream Box』の中身とは? 偶然の発見から得られたギターの新たな側面 | Mikiki by TOWER RECORDS

    今に向けられていた過去と出会う〈夢の箱〉 ニュー・アルバム『ドリーム・ボックス』を語る パット・メセニーの新しいアルバム作品を聴く。 世界各地で約160回もの公演をツアーした2022年に、パソコンの〈ドライヴの中に忘れられていたフォルダ〉に眠っていたプライベートな録音群の中からよりすぐったテイク集だ。しかしながら、彼自身が「先立つハーモニック(和声的)なパート」と説明しているベーシックなトラックの方にも、「メロディックで即興的な素材」から成るセカンド・トラック(補足すると、この場合は、録音順が2番目、ということなのでいわゆる伴奏の役割としての〈セカンド・ギター〉のような意味にはとらえないでほしい)と同じくらい充実したストーリーが感じられる演奏だ。 繰り返し耳を傾けると、音楽の細部が理解されてくるにつれて時間的な質量を感じなくなってくる、そんな不思議な体験をした。 「自分にとっても、いくつか

    パット・メセニー(Pat Metheny)が語る、新作『Dream Box』の中身とは? 偶然の発見から得られたギターの新たな側面 | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2023/06/22
    『エレクトリック・ギターをアコースティック・ギターのように静かに弾くにはどうしたらいいか/僕は生涯かけてそれに取り組んでいるようなものだ』『コード・パートをまず弾き、その上にメロディと即興パートを』
  • Days of DelightはDolby Atmosで聴くジャズを伝えたい。エンジニア ニラジ・カジャンチと語る、新技術で増した音楽の楽しさ | Mikiki by TOWER RECORDS

    Days of Delightの使命とDolby Atmosの魅力が合致 ――平野さんは、どこでDolby Atmosに注目なさったのでしょうか? 平野暁臣「半年くらい前だったかな、ニラジくんのスタジオでレコーディングをしている時に、彼から〈Atmosを一緒にやらない?〉と誘われたんです。でも、実はその時ぼくはAtmosの存在自体を知らなかった。〈それって何?〉と訊いたら、言葉で説明してくれるんだけど、何を言ってるのかさっぱりわからない。スピーカーがたくさんあって色んな所から音が出る、くらいにしか理解できなかったから、正直、〈ニラジともあろう者が、何とつまらない話をしてるんだ〉と思ってスルーしたんです(笑)」 ――(笑)。 平野「というのも、トラウマがあるんですよ。ぼくが音楽を聴き始めた70年代半ばに〈夢の4チャンネル〉というのが出て……」 ――ああ、わかります! クアドロフォニックですよ

    Days of DelightはDolby Atmosで聴くジャズを伝えたい。エンジニア ニラジ・カジャンチと語る、新技術で増した音楽の楽しさ | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2023/04/19
    『Days of Delightの使命は、ジャズを生音で聴きたいというモチベーションを醸成すること/日本でライブを観られるプレイヤーしかやりません』『Atmosは、再生側の事情にあわせて勝手に姿を変えてくれる〜〈リキッド〉な』
  • 寺尾紗穂、〈お節介〉な音楽家の生き方――『余白のメロディ』をめぐるロングインタビュー | Mikiki by TOWER RECORDS

    夢を見る、理想を思い描くことを取り戻す ――ずっと寺尾さんに訊きたかったことがあって。他者への眼差しを踏み込んで歌にすることへの逡巡ってないんですか? 例えば“アジアの汗”“家なき人”などは日雇い労働者や路上生活者について、“私は知らない”では原発作業員について歌っていますが、寺尾さんは当事者ではない。そこに葛藤はあるのかな、と思ったんです。 「なかった。なかったですね。……偉そうなのかな(笑)」 ――いや、長い時間をかけて、そういう人々からじっくりと話を訊いて、著作なども書かれている寺尾さんの作品を〈偉そう〉だと感じたことは全くないです。 「単に自分の中から出てくるんですよね。そんなに考えて歌詞を書いたりする方じゃないんです。だから、ただ伝えたいなとか誰かと共有したいなっていう気持ち。〈こうじゃない?〉ってみんなと話し合いたい気持ちはいつもあるかな」 ――なるほど。楽曲で、話し合うきっか

    寺尾紗穂、〈お節介〉な音楽家の生き方――『余白のメロディ』をめぐるロングインタビュー | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2022/09/09
    『単に自分の中から出てくるんですよね。そんなに考えて歌詞を書いたりする方じゃない/ただ伝えたいなとか誰かと共有したいなっていう気持ち。〈こうじゃない?〉ってみんなと話し合いたい気持ちはいつもあるかな』
  • 山中千尋がめざした〈途轍もない表現〉とは? 人気ジャズ・ピアニストが自由奔放な本質とエクスペリメンタル志向を明かす | Mikiki by TOWER RECORDS

    山中千尋がニュー・アルバム『ギルティ・プレジャー』をリリースした。これまではコンセプチュアルな作品が多かった印象の彼女だが、ジョン・デイヴィス(ドラムス)と脇義典(ベース)によるNYのレギュラー・トリオで作り上げた今作では、そこがはっきりと見えてこない。リズム・パターンもさまざまで、収録曲はヴァラエティーに富んでおり、そのなかにはどこか抽象的な楽曲もある。そうやって聴けば聴くほど、〈これはもしかして、ものすごく遊びのある異色作なのではないか?〉と思えてきた。現在はバークリー音楽院で講師を務めている彼女は、ジャズの歴史については言わずもがな、さまざまな音楽に広く深く精通している。以前、僕がカルチャー誌のために取材させてもらった時には、クラシックや現代音楽、ワールド・ミュージックまで話題は飛び交い、そのあとも映画やアート全般について縦横無尽に語ってくれた。『ギルティ・プレジャー』はもしかしたら

    山中千尋がめざした〈途轍もない表現〉とは? 人気ジャズ・ピアニストが自由奔放な本質とエクスペリメンタル志向を明かす | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2022/07/31
    『なるべくロウ(生)な感じで演奏しています。今回のアルバム全体に関してもそう。最近は写真でもPhotoshopなどで加工しないロウな感じが流行ってますし、録音でもそういう感じを意識しました』
  • 松原みきは〈ミュージシャン・シップ=母船〉だった。鷺巣詩郎が綴る唯一無二のシンガーと『WINK』の思い出 | Mikiki by TOWER RECORDS

    鷺巣詩郎が編曲を担い、六川正彦(ベース)、中西康晴(キーボード)、土屋潔(ギター)、長谷部徹(ドラムス)、数原晋(トランペット)、ジェイク・コンセプション(アルトサックス)といった豪華なプレイヤーが参加した、松原みきのラストアルバム『WINK』(88年)。同時代のUKのサウンドなどに共振した作だが、オリジナルLPは長らく入手困難だった。そんななか、2022年4月23日(土)の〈RECORD STORE DAY 2022〉に、TOWER RECORDS LABEL/TOWER VINYLから作のアナログ盤がリイシューされる。これを記念して、今回は特別に鷺巣詩郎によるセルフライナーノーツをお届けする。 *Mikiki編集部 ミュージシャン・シップ=母船 彼女がスタジオで大粒の涙を流したのを見たのは……もう38年前のことだ。 (まだ無かった言葉だが)ハラスメントとかが原因ではなく、単に「音楽

    松原みきは〈ミュージシャン・シップ=母船〉だった。鷺巣詩郎が綴る唯一無二のシンガーと『WINK』の思い出 | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2022/04/16
    『つくづく我々はラグビー・ゲームのように後ろを走る者にパスを繋ぎ、また繋がり、集団を制しゴールが生まれる、というミュージシャンズ・ゲームを生きているのだと実感する』
  • クァンティック(Quantic)、独自のラテンを追求する〈音楽的ボヘミアン〉への共感をピーター・バラカンが語る | Mikiki by TOWER RECORDS

    決して派手な作品でもなければ、音楽的なトレンドに乗った作品でもない。だが、クァンティックことウィル・ホランドがコロンビア人シンガー、ニディア・ゴンゴラと作り上げた共演作『Almas Conectadas』は、冒険心に溢れた素晴らしい作品である。ラテンとソウルがNYの地で混ざり合い、優美なストリングズを伴いながらヴィンテージな音の世界を描き出すこのアルバムは、20年以上に渡って作品制作に取り組んできたクァンティックにとってひとつの頂点を表すものでもあるだろう。 クァンティックはこれまでにイギリスはブライトンのレーベル、トゥルー・ソウツを拠点にしながら、ヴァラエティー豊かな音楽を創作してきた。ファンクやソウルのふくよかさ、現代のダンスミュージックとしての先鋭性、レゲエ~ダブのディープな味わい。2007年からの数年間はコロンビアに居住し、ニディア・ゴンゴラをパートナーのひとりとしながら彼独自のラ

    クァンティック(Quantic)、独自のラテンを追求する〈音楽的ボヘミアン〉への共感をピーター・バラカンが語る | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2021/12/18
    『イギリスってラテンが弱いんですよ。少なくとも僕が向こうにいた時代は。暮らしていてもほとんど耳に入らなかった。日本に来てびっくりしたんですよ、ラテンやブラジルの音楽がこんなに人気があるんだって』
  • 【西山瞳の鋼鉄のジャズ女】第46回 メタルを通過したプロジャズマンへのインタビュー第2弾――ビリー・シーンからジャコパス好きになった織原良次 | Mikiki by TOWER RECORDS

    ――ビリー・シーンが好きになった頃って、周りはどんな感じだった? 「身の回りの社会人の人とか年上の人とかは、モータウンが好きだって人が結構いたんですけど、そっちは何が良いのかわからなかったんです。高校3年の時、同級生で音楽に詳しい人がまた別にいて、彼がマーカス・ミラーを教えてくれたんですよ。当時ちょうど『Live & More』(97年)っていうライブ盤が出て、それを貸してくれた。それをいっぱい聴いたんですけど、僕はビリー・シーンの方がカッコいいなって思って、マーカスのことは何とも思わなかった。で、その友達に〈マーカスを聴いて分らないんだったら、ジャコを聴いてみれば〉って言われて」 ――来た! 「そんな時に、ジョン・ミュング(ベース)とビリー・シーンが表紙の中古の〈Player〉誌を買ったら、レジェンドを紹介するページがあって、そこに載ってたのが偶然ジャコだったんですよ。〈ああ、これがみん

    【西山瞳の鋼鉄のジャズ女】第46回 メタルを通過したプロジャズマンへのインタビュー第2弾――ビリー・シーンからジャコパス好きになった織原良次 | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2021/12/18
    『どんな音楽なんだろう?と思って聴いてみたら……やっぱり何とも思わなかったんですよね』『ええっ!? そうなの?』
  • Masayoshi Fujita『Bird Ambience』ヴィブラフォンからマリンバ、ベルリンから兵庫――変化を選んだ音楽家の行く末 | Mikiki by TOWER RECORDS

    マリンバの音色に魅せられて ――では、新作について訊かせてください。『Bird Ambience』の大きな特徴は2点あって、ひとつはFujitaさんの別名義であるel fogを思い起こさせるような電子音響~エレクトロニカの要素を取り入れていること。もうひとつは、今作ではこれまでMasayshi Fujita名義の作品でメインに使用していたヴィブラフォンではなく、マリンバが主役となっているところです。 「そうですね。今回はマリンバの音色にインスパイアされて作った曲が多いです。これまでアコースティックのヴィブラフォン三部作を作ってきて、ある程度自分のなかではヴィブラフォンで曲を作る方向性に一区切りついたような感じがあった。3枚もアコースティックで作っているとその間にいろんなアイディアが出てきたり、いろんな曲の種みたいなものが出てきたりするので、そういうものが溜まってきて、〈次は全然違うことがや

    Masayoshi Fujita『Bird Ambience』ヴィブラフォンからマリンバ、ベルリンから兵庫――変化を選んだ音楽家の行く末 | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2021/07/01
    『どの楽器にも言えることなんですけど、ヴィブラフォンでは良しとされるコードが、マリンバでは全然成立しないということがあります/ピアノで弾くと良いコードなのにヴィブラフォンでは全然だめだとか』
  • グレッチェン・パーラト(Gretchen Parlato)が現代ジャズから愛される理由 | Mikiki by TOWER RECORDS

    NYの現代ジャズ・シーンを代表する女性ヴォーカリスト、グレッチェン・パーラトによる至福の歌声をコンパイルした日独自企画盤『The Gretchen Parlato Supreme Collection』がリリースされた。サード・アルバム『The Lost And Found』(2011年)ではロバート・グラスパーが共同プロデュースを務め、『Live In NYC』(2013年)は第57回グラミー賞のベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバム部門にノミネート。その美しいウィスパー・ヴォイスは多くのアーティストを魅了し、これまで50作品以上に参加してきた。そのマルチな活躍ぶりを総括した今回の企画盤には親密なムードが漂っており、クリスマス・シーズンのプレゼントにもぴったりだろう。今回は新時代ジャズ・ガイド〈Jazz The New Chapter〉の監修を務める柳樂光隆に、グレッチェンへのメール・イ

    グレッチェン・パーラト(Gretchen Parlato)が現代ジャズから愛される理由 | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2021/03/05
    今度ニューアルバムが出たグレッチェン・パラートさん、僕がある種のパーカッションのあり方が好きで聴いてきたジャズとか各国ポップスとかの音楽を今そのままヴォーカリストとして体現してる面白さがある。
  • 久保田麻琴が振り返る70年代の日本のロック | Mikiki by TOWER RECORDS

    70年代のジャパニーズ・ロック・シーンを語るうえで欠かせない重要グループ、久保田麻琴と夕焼け楽団。彼らは、ニューオーリンズ・ビートやブルースなどを吸収したアーシーなサウンドをクリエイトするアメリカーナ的志向を持ったロック・バンドの先駆けであり、レゲエや沖縄民謡といったエスニックな要素を取り入れたミクスチャー・ミュージックの最良形を提示していた。昨今はシティ・ポップの名曲“星くず”を放った集団として捉える向きもあるかもしれないが、いずれにせよ当時の日のバンドとしては珍しいマルチカルチュラルな音楽性を持ったバンドであった。そんな夕焼け楽団のデビュー・アルバムからの3作品がこのたびデジタル・リマスタリングを施して復活する。マスタリングを担当したのは、誰であろう久保田麻琴その人だ。 近年は、島根在住のシンガー・ソングライター、浜田真理子や熊野の異能のギタリスト、濱口祐自のアルバムのプロデュース・

    久保田麻琴が振り返る70年代の日本のロック | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2020/06/25
    『オリジナル盤ではマスタリング作業をやってなかったわけですよ。ミックスしたテープを脆弱な感じでカッティングされて終わっていた』『そもそもアナログは無難に良い音がするけど、もうワンプッシュできたはず』
  • スクエアプッシャー(Squarepusher)はなぜクラムボン ミトの究極の〈推し〉なのか? | Mikiki by TOWER RECORDS

    スクエアプッシャー5年ぶりの新作『Be Up A Hello』は、トム・ジェンキンソンが90年代に使っていたというハードウェアを全編で用いた作品となった。昨年のワープ・レコーズ設立30周年を経て、レーベル初期を代表する『Hard Normal Daddy』や『Big Loada』(いずれも97年)を連想させるサウンドの作品が届くというのは、何とも物語性を感じさせる。 制作の背景には、トムが若かりし頃に一緒に音楽を作った親友の死があり、当時に近い制作環境で、その頃盛り上がったレイヴの雰囲気を作品に閉じ込めることにより、2人の関係性を祝福する作品にしたかったそう。しかし、〈同じことは2度としない〉を信条とするトムだけに、いわゆる〈原点回帰〉の作品には留まらない。ハードコアな側面の一方にあるメランコリックなメロディーの存在感は、彼の現在の心情ともリンクするものだろう。 そんな『Be Up A H

    スクエアプッシャー(Squarepusher)はなぜクラムボン ミトの究極の〈推し〉なのか? | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2020/02/28
    『テクノの人たちは人力ではできないことを録音に残すイメージですけど、トム・ジェンキンソンの場合は、機械以上に自分のプレイの方が上手かったりするので、余計にカオスを生む』 (笑)。
  • OPN × agraph――鬼才2人が出会う。「アンカット・ダイヤモンド」配信記念、サントラ制作めぐる電子音楽家の対談 | Mikiki by TOWER RECORDS

    ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(以下、OPN)ことダニエル・ロパティンは、エレクトロニック・ミュージック・シーンに留まらない際立った個性を持つ。細部にまでこだわった妥協のないサウンドスケープは荘厳さを醸す一方で、2015年のアルバム『Garden Of Delete』ではインダストリアル・ロックを取りいれるなど、キャッチーなユーモアもある。特定の潮流に当てはまらないセンスは、文字通り唯一無二だ。 近年のロパティンは映画界でも活躍している。サフディ兄弟が監督を務めた映画「グッド・タイム」(2017年)のスコアでは、芸能山城組による「AKIRA」(88年)の音楽がちらつく端正なシンセ・サウンドを鳴らした。この仕事は世界的に高く評価され、〈第70回カンヌ国際映画祭〉において最優秀サウンドトラック賞の栄誉を得た。 それから約2年。「グッド・タイム」以来のスコア仕事に、ロパティンは「アンカッ

    OPN × agraph――鬼才2人が出会う。「アンカット・ダイヤモンド」配信記念、サントラ制作めぐる電子音楽家の対談 | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2020/02/02
    『思うんだけど、テクスチャーや音響的にもっともおもしろいことは、たいていホラー映画の分野で起きる』『音響的な実験を許すジャンルだから。実際、実験することを求めるジャンルなんだよね』
  • 柳樂光隆(監修)× 小熊俊哉(担当編集)――新世代のジャズ・ガイド〈Jazz The New Chapter〉で音楽シーンに旋風を巻き起こした張本人たちに迫る:前編 | Mikiki by TOWER RECORDS

    こちらも第1弾と同様に大きな話題を呼んでいるが、はたしてこの〈JTNC〉旋風を巻き起こした張人たちは一体どんな人物なのだろうか? 今回は、その仕掛け人である2人――監修者の柳樂光隆(ジャズ評論家/音楽ライター)と担当編集者の小熊俊哉(CROSSBEAT)に話を訊くことで、この人気シリーズ誕生の秘密に迫ってみた。 JTNCが生まれた背景 ――柳樂さんと小熊さんが出会ったきっかけは何だったんですか? 柳樂「Twitterですね」 小熊「あの、高橋健太郎さんって人がいるんですけど……」 柳樂「健太郎さんが、(Twitter上で)よく論争みたいなのしてるんですけど。あるとき、1週間ぐらいずっとやってたことがあって」 小熊「まだ今の仕事を始める前、大学卒業した直後ぐらいの話なんですけど、〈Ustreamと著作権について〉の是非を巡る論争をなぜか僕と健太郎さんがするっていう」 柳樂「巻き込まれたんだ

    柳樂光隆(監修)× 小熊俊哉(担当編集)――新世代のジャズ・ガイド〈Jazz The New Chapter〉で音楽シーンに旋風を巻き起こした張本人たちに迫る:前編 | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2019/11/28
    『小熊が良かったのは〜グラスパーやブラッド・メルドーなんかが自分の作品でカヴァーしている他ジャンルの音楽に関しては、基本的に全部知ってるっていうところ』『それで、(本の内容が)かなり拡がった』
  • ローファイ・ヒップホップ(Lo-fi hip hop)の深い沼にタワレコ限定コンピ『Chillhop Radio』でハマる | Mikiki by TOWER RECORDS

    2018年からYouTubeのライヴ・ストリーミングやSpotifyなどを介し、じわじわと音楽ファンに浸透していったローファイ・ヒップホップ(lo-fi hip hop)というジャンル。そのサウンドは、NujabesとJ・ディラの音楽から強い影響を受けたビートやザラッとした音像を特徴としている。 BGMとして、あるいはチルアウトのための音楽として、同ジャンルの需要は高まるばかり。これを受け、主要アーティストの作品のフィジカル化を熱心に行っているのがP-VINEだ。タワーレコード限定コンピレーション『Chillhop Radio ~Beats to Relax to』は、その入門編にして総決算的な充実作。作をきっかけに、見過ごされがちなローファイ・ヒップホップ作家たちの作家性など、その〈深い沼〉をライターのimdkmが分析した。 *Mikiki編集部 ローファイ・ヒップホップを取り巻く状況

    ローファイ・ヒップホップ(Lo-fi hip hop)の深い沼にタワレコ限定コンピ『Chillhop Radio』でハマる | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2019/11/28
    『おもしろいのは、特定の〈現場〉を持たず、インターネット上で生まれ、インターネット上で育まれたジャンルであるところ』『汚しに限らない、微妙なディテイルに宿る〈気分〉』『意外に深い沼だ』
  • Corneliusのライブは人力主義と根性論。小山田圭吾 × 村尾輝忠 × 松村正人が「Mellow Waves Visuals」を語る | Mikiki by TOWER RECORDS

    村尾輝忠がCorneliusを撮るときに考えていること 松村正人「まず村尾さんにお訊きしたいのは、Corneliusのライヴの撮影は他のアーティストとは違うということです。Corneliusの場合、バックに映像が流れているわけじゃないですか? 普通のコンサートを記録に収める以上に工夫が必要な気がします」 村尾輝忠「映像にもストーリーがあるので、その理解を妨げないようにしないとけないんですね。その一方でミュージック・ビデオと同じになってはいけないので、ライヴ映像ならではの表現をします。 いま鳴っている音、いちばんフィーチャーしたい音を鳴らしている人を映像で切り取って、音楽を理解しやすくする――そういうライヴ映像ならではの編集とストーリー性を両立させなきゃなって。それがCorneliusを撮るときにいつも考えていることですね。 あと、メンバーみなさんの立ち位置が変わらない、というのはあります。

    Corneliusのライブは人力主義と根性論。小山田圭吾 × 村尾輝忠 × 松村正人が「Mellow Waves Visuals」を語る | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2019/08/17
    『Corneliusの海外ツアーは〈ハードコア・パンク・バンドがDIYで回るツアー〉と本質的には同じだと思います』
  • 坂本龍一、武満徹との50年を振り返る | Mikiki by TOWER RECORDS

    武満徹と坂龍一。日を代表する2人の作曲家は互いの存在をどのように意識しあっていたのだろうか。 2018年7月にアルテスパブリッシングから刊行された川崎弘二著「武満徹の電子音楽」には、武満による坂龍一への言葉がいくつか綴られている。それはたとえば坂の才能を高く評価したうえでの批判や、その後作られた『戦場のメリークリスマス』(83年)への肯定的な批評だ。 一方の坂も「音楽は自由にする」(2009年、新潮社)やインタヴューなどで折に触れて武満徹について語っている。そのなかでも大学生時代の坂が、武満を批判するビラを撒いていたというエピソードはよく知られている。 今回のインタヴューでは川崎弘二が聞き手となり、映画音楽、ミュージック・コンクレートにいたる武満徹作品への評価や、自身への影響など〈坂龍一の武満徹〉をたっぷりと語っていただいた。貴重な証言も含まれる今回のインタヴューは多くの音楽

    坂本龍一、武満徹との50年を振り返る | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2019/01/16
    『ぼくはミュージック・コンクレートのコンセプト自体はすばらしいと思うのね。そのコンセプトを思いついたピエール・シェフェールはすごいと思うけれども、シェフェールの作品というのはおもしろくない(笑)』
  • 【西山瞳の鋼鉄のジャズ女】第9回 映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観て考える〈バンドのおもしろさ〉 | Mikiki

    クラシックとユーロ・ジャズからの影響をもとに、国内外で活躍を続けているジャズ・ピアニスト、西山瞳。ジャズ界に長く身を置きながら、近年はHR/HMをジャズ・カヴァーするプロジェクト、NHORHMとしてのコンスタントな活動や、ファンであるBABYMETALの音楽的な魅力を鋭く考察して界隈で大きな話題となるなど、メタル愛好家としての信頼はグイグイ上昇中。そんな〈メタラーのジャズ・ピアニスト〉という立ち位置からへヴィメタルを語り尽くすのが、連載〈西山瞳の鋼鉄のジャズ女〉です! 好評を博したBABYMETAL回、聖飢魔II回に続く第9回となる今回は、大ヒット中の映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観て感激した西山氏が考える〈バンドのおもしろさ〉。今年最後となる更新、どうぞお楽しみください。 *Mikiki編集部 ★西山瞳の“鋼鉄のジャズ女”記事一覧 皆さん、11月公開の映画「ボヘミアン・ラプソディ」は

    【西山瞳の鋼鉄のジャズ女】第9回 映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観て考える〈バンドのおもしろさ〉 | Mikiki
    gcyn
    gcyn 2018/12/19
    #utamaru
  • ロバート・グラスパー新バンドR+R=NOWから見るブラック・ミュージックの現在 柳樂光隆 × 本間翔悟 対談(前編) | Mikiki by TOWER RECORDS

    ジャズ・シーンを牽引する鍵盤奏者、ロバート・グラスパーが新たなバンドを格始動させた。しかも、そのメンバーはデリック・ホッジ(ベース)、ジャスティン・タイソン(ドラムス)、クリスチャン・スコット・アトゥンデ・アジュアー(トランペット)、テラス・マーティン(シンセサイザー/ヴォコーダー/サックス)、テイラー・マクファーリン(シンセサイザー/ビートボックス)という名うての音楽家たち――そんなニュースが音楽ファンの間を駆け巡ったのが今年4月。 昨年の〈SXSW〉に出演した〈ロバート・グラスパー&フレンズ〉をきっかけとする彼らの名は、R+R=NOW。まさしく〈オールスター・バンド〉〈スーパー・バンド〉の冠がふさわしい6人組が、この度デビュー・アルバム『Collagically Speaking』をリリースした。さらに、8月には単独来日公演を、9月には〈東京JAZZ〉への出演を控えている。 現在のジ

    ロバート・グラスパー新バンドR+R=NOWから見るブラック・ミュージックの現在 柳樂光隆 × 本間翔悟 対談(前編) | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2018/07/01
    ハーモニー的なズレに、という話は(単に順当な予測としてだけですけど)とてもよく分かるけど、それを小さい単位の演奏でしかもスムースさとともにやるのはどうなる?って関心はあります。例えばコブシの再発明?
  • カマシ・ワシントン(Kamasi Washington)の魅力を村井康司 × 柳樂光隆が語り尽くす! | Mikiki by TOWER RECORDS

    2015年、フライング・ロータス主催のレーベル=ブレインフィーダーからリリースされた、ある作品が音楽シーンを席巻した。カマシ・ワシントンの実質的なデビュー作である『The Epic』だ。3枚組、約3時間に及ぶマッシヴな同作は、ジャズのコミュニティーを越えて多くの音楽ファンの心を掴んだ。 そんなカマシ・ワシントンが、2017年の『Harmony Of Difference』(EPだがアルバム・サイズ)からXXやFKA・ツイッグスらが所属するイギリスのレーベル、ヤング・タークスに驚きの移籍。この度、2枚組アルバム『Heaven And Earth』をリリースする。 またも長大な作品となった作をめぐって、「あなたの聴き方を変えるジャズ史」などの著書で知られる評論家・村井康司と、先ごろ刊行された「Jazz The New Chapter」シリーズ第5弾でもカマシへインタビューを行った柳樂光隆によ

    カマシ・ワシントン(Kamasi Washington)の魅力を村井康司 × 柳樂光隆が語り尽くす! | Mikiki by TOWER RECORDS
    gcyn
    gcyn 2018/07/01
    『〈ブラック〉ということもあまり言わない』『どちらかといえば〈ネイティヴ・アメリカン〉』『人種の話をするときに〈ブラック〉という言葉は絶対に使わない。もっと広い、〈人種差別〉っていう言葉を使う』