NTTは31日、ベネッセコーポレーションや東京書籍など教育関連企業と提携し、電子黒板やタブレット型端末などを使った授業の実証実験を4月以降に始めると発表した。 秋田、神奈川、新潟、鹿児島の8小学校の5年生を対象に始め、中学校にも広げる。校内に高速ブロードバンドと無線LAN環境を整え、児童に1台ずつ端末を配布。入力した解答を電子黒板に映し出して議論したり、解答ミスを分析するシステムを導入して家庭での復習につなげたりする。中学では、時差の少ない豪州の学校とライブ映像でつなぐ英語の授業も試す。3年で必要な経費15億円は、NTTグループ6社が負担する。