ファブレスメーカーの不良品対策 PC周辺機器メーカーというのは総じて「ファブレス」であることが多い。ファブレスとは、自社で工場を持たず、生産を外部の企業に委託していることを指す。消費者から見えるメーカー「A社」の裏に、実際に製品を作っている「B社」や「C社」がいるということだ。 自社で工場を持たないということは、生産ラインを常に稼働させておかなくてはいけないとか、機材を償却するために一定期間使い続けないといけないとか、従業員の雇用を確保するために何かを作り続けなければいけないといった制約がなく、必要に応じて外注先に生産を振ったり取りやめたりといったことが可能になる。そのため、製品に応じてラインを柔軟に増減させたり、外注先を競争させてコストを削減できる一方、トラブルの発生時に即時対応などの融通がききづらかったり、生産に従事する従業員の一挙手一投足までチェックできないことから目の届かないところ
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