「子どもたちが下校するまで、自分の自由になる時間など全くない」「子どもにとっての休み時間は教師にとっての休憩時間ではない」―。日本共産党の畑野君枝議員は19日の衆院予算委員会で、教員の悲鳴を代弁し、定数の抜本増を強く求めました。 畑野氏は、義務標準法が想定する小学校教員の1週間の授業の持ちコマ数は26コマだと指摘。ところが文部科学省の調査では、1日当たりの授業にかける時間は4時間25分、単純計算で週約29・4コマになります。畑野氏が確認すると、同省の高橋道和初等中等局長は「その通り」と認めました。 コマ数削減要求 畑野氏は「週29・4コマとはどういう状況か。ほぼ毎日6時間授業という実態だ」として、持ちコマ数の削減を求めました。林芳正文科相は、2018年度予算案で英語専科教員など1595人を増やしたと答弁。畑野氏が「大臣の答弁は、新学習指導要領で今後増加する英語の授業に対応するためのもので、