関西経済連合会は23日、ものづくりの基盤技術を学ぶ理工系学部で、学生離れの著しい冶金(やきん)や鍛造(たんぞう)、土木などのいわゆる“絶滅危惧分野”の人材育成などに関する提言を発表した。同分野に強みを持つ大学と産業界が共同研究などで連携し、学生の確保や技術の深化などを進めていくべきとしている。提言は同日付で関係機関などに送付した。 提言では、絶滅危惧分野の学科を設置する大学を中心に連携を深め、他大学の講義でも単位が取得できる「単位互換」を行うことで、より多くの学生が受講できる仕組みを提案した。 また、小中学生の理工系分野に対する関心を高めるため、産業界は業界団体や学会と協力して、技術者や研究者らが学校で直接児童と接する「出前授業」や工場見学などを積極的に行うべきだとしている。 さらに近年、学生数が減少している原子力工学の重要性も指摘。原子力に関する継続的な研究開発と人材育成に取り組むべきと
スイス・ジュネーブ(Geneva)近郊にある欧州合同原子核研究機構(European Organisation for Nuclear Research、CERN)のCMS実験制御室で観測された初めての超高エネルギー衝突を示すモニター(2010年3月30日撮影、資料写真)。(c)AFP/FABRICE COFFRINI 【8月23日 AFP】「神の粒子」とも呼ばれるヒッグス粒子(Higgs Boson)の探索に当たっている欧州合同原子核研究機構(European Organisation for Nuclear Research、CERN)の研究者は22日、ヒッグス粒子の存在を示すサインが消えつつあると語った。 物質に質量を付与すると考えられているヒッグス粒子は、物理学最大の謎とも言うべき質量の謎を解明してくれるものとして探索が進められてきた。 だが、世界最大の粒子加速器「大型ハドロン衝突
政府、「五体満足税」導入へ 年間一律10万円 これは嘘ニュースです 政府税制調査会(税調)は23日、国家財政の健全化に向けた増税案として、年齢性別関係なく一人一律年間10万円の「五体満足税」を導入するよう結論をまとめた。早ければ新内閣発足直後の9月初頭にも課税案を提示する。 政府税調の案によると、五体満足税とは手足頭に欠けるところがない健常人を対象に「五体満足に暮らせる幸福の代償として、国家に対し金銭にて感謝の意を表す」ものとされる。実質的には人頭税(=【用語解説】参照)に相当するが、人頭税と異なり身体に欠損がある場合、個々の欠損部位に応じた減免額を定めている。一例として隻腕の場合、2万円が減免される。 今回税調が示したモデルケースは以下の通り。 (1)五体満足の夫婦と子供1人の家庭 年間30万円 記者会見に応じた税調の飯田委員長は、記者から「封建的税制である人頭税を現代に導入することに税
レンズの口径が3.8メートルと国内では最大となる光学赤外線望遠鏡が、岡山県浅口市に完成した。将来の望遠鏡のために新しい技術を満載し、大きな割に機動的に動かせられる。宇宙で突発的に起…続き 銀河誕生の謎探れ 130億光年見通す望遠鏡の仕組み [有料会員限定] ケプラー宇宙望遠鏡が引退 太陽系外惑星を多数発見
昭和戦争末期、米原駅の列車を空襲から守るために造られ、終戦後はごみ捨て場にされていた「列車壕(ごう)」(滋賀県米原市岩脇(いおぎ))について、文化財指定を目指す動きが出ている。 地元住民らが2年前に清掃するなどして整備し、市に2月、指定の可能性を打診した。文化庁記念物課によると、戦争遺跡の壕の多くは戦闘機を隠す「掩体(えんたい)壕」で「列車壕は聞いたことがない」といい、住民らは「指定文化財になれば、保存が今より容易になる。貴重な列車壕を後世に残し、戦争の悲惨さを伝えていきたい」と期待している。 列車壕はJR米原駅の北東約2キロの「岩脇山」(127メートル)に、全長約130メートルの貫通したものと、山の両側から掘り進められ、途中で未貫通となった2本の横穴(幅2~4メートル、高さ1・5~5メートル)が南北に平行に開いている。壕内側の岩肌の様子などから、ツルハシやスコップの他、火薬などが使用され
フィリピン海軍の旗艦となるフリゲート艦「グレゴリオ・デル・ピラール」=マニラ港で2011年8月23日、矢野純一撮影 【マニラ矢野純一】フィリピン政府が米国の沿岸警備隊から購入したフリゲート艦がマニラ港に入港し、23日、式典が開かれた。比海軍の旗艦として、来月にも南シナ海の南沙諸島で警戒任務に当たる予定で、領有権を争う中国などとの軍事的緊張が高まる可能性もある。 今年3月に退役した米艦船「ハミルトン」(67年建造、3250トン)で、比政府が4億2300万ペソ(約7億6400万円)で購入した。ヘリコプター搭載型で、76ミリ砲が装備されている。 「グレゴリオ・デル・ピラール」の船名で就航する。近く退役予定の比軍最大の軍艦も米国製のフリゲート艦で、グレゴリオが後続の旗艦となる見通し。アキノ大統領は式典で「我々の海域内の資源は国民のもので、兵器の近代化は、国民を守ることにつながる」と話した。
:一般人φ ★:2011/08/22(月) 23:31:44.49 ID:??? 東京大学(東大)は8月17日、植物-昆虫の生物界を越えて寄生をする細菌 「ファイトプラズマ」のスイッチ遺伝子群を特定したことを発表した。 今回の発表は、東京大学大学院農学生命科学研究科生産・環境生物学専攻特任准教授の大島研郎氏と、同教授の難波成任氏によるもので、米国科学誌「PLoS ONE」に掲載された。 植物の篩部細胞内に寄生し、病気を引き起こすPhytoplasma属細菌の「ファイトプラズマ」。 特効薬がないことから世界中の農作物に被害をもたらしている同細菌は、昆虫-植物という大きく異なる 生物間を水平移動する「ホストスイッチング」により感染を拡大し、今や気候変動なども影響して 世界的な問題となっている。感染する昆虫は、セミの一種で害虫のヨコバイなどだ。 このホストスイッチングの仕組みがこれ
日雇い労働者の街として知られる大阪市西成区の釜ヶ崎(あいりん地区)周辺が、「ジャズの街」として話題になっている。 立ち飲み屋で、おでん屋で、そしてバーで。夜ごと繰り広げられるプロの演奏家のライブには、地元の労働者だけでなく、遠方からも愛好家が訪れる。「人間ドラマにあふれた泥臭いこの街と、ジャズ。合うてると思うんや」。演奏家らはそう語り、今日も聴衆を酔わせる。 同区萩之茶屋にある立ち飲み屋「難波屋」。毎週水曜日の午後7時、店の片隅でジャズライブが始まる。日焼けした労働者、ライブ目当ての会社員、OL……。年齢も職業も、国籍までも様々な人たちが、「A列車で行こう」「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」といったスタンダードナンバーを楽しむ。演奏が終わると、客の間を小鍋が回る。「投げ銭」が西成流だ。 「あちこちのライブに行ったけど、今は懐具合も厳しいしな。でもここなら、少しのお金で堪能できる」。地元の男性(
毛沢東の大飢饉 史上最も悲惨で破壊的な人災 1958?1962 作者: フランク・ディケーター,中川治子出版社/メーカー: 草思社発売日: 2011/07/23メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 114回この商品を含むブログ (22件) を見る本書は2011年のBBCサミュエル・ジョンソン賞を受賞している。同賞は英国でもっとも権威のあるといわれるノンフィクション賞だ。ちなみに過去の授賞作は、2010年は6人の脱北者に7年間も向き合って紡ぎだした『密封国家に生きる』(邦訳2011年6月)。2009年は未訳出の『Liviathan ot the whale』。2008年の『最初の刑事』(邦訳2011年5月)はミステリーファンでも楽しめる壮大なヴィクトリア朝時代のノンフィクション。2007年授賞作の米国によるイラク統治の内幕を描いた『グリーンゾーン』(邦訳2010年2月)はその後、マット
太陽光や風力で発電した電気を電力会社がすべて買い取ることを義務づける「再生エネルギー特別措置法案」が今週にも成立する見通しだ。来年7月からこの法律が施行されれば、標準家庭で月150円の電気代値上げになるという。 「脱原発」を掲げる菅直人首相が自らの退陣の条件としていた法案のひとつ。民主党も自民党も、菅首相を引きずり下ろしたい一心で同法案を通過させた。経団連だけは最後にごねて、電力を大量消費する企業への割引措置を勝ち取った。だが、一般庶民は、あれよあれよという間に同法案が成立するのを、ただ見守るしかない。再生可能エネルギーの離陸のための痛みを、誰が引き受けるのかという国民的議論はなかった。 いらいらするのは暑さのせいだけではない。福島第1原発事故の惨事の後、原発への不信から再生可能エネルギーへの期待が高まったのは事実だ。忌まわしい原発の代わりに、クリーンなメガソーラー(大規模太陽光発電所)を
☆・・・☆・・・・「にいがた」からお届けします!・・・・☆・・・☆ ☆━━━━━━【新潟県知事 泉田裕彦のメールマガジン 】━━━━━☆ ┏┏┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏┏┏ たがいに・にいがた ☆第255号☆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◆◆新潟県庁発行(平成23年8月19日発行)VOL.255◆◆◆ 今週の「ひとりごと」 ───────────────────────────────── 皆さんこんにちは!新潟県知事の泉田裕彦です。 今週のコラムは、「放射性物質の拡散を止めるために、基準の強化を国に 要請しました」をお届けします。 ◇放射性物質の拡散を止めるために、基準の強化を国に要請しました ───────────────────────────────── 先日、柏崎刈羽地域のガソリンスタン
1:名無しさん@涙目です。(関西地方):2011/08/23(火) 01:23:55.54 ID:P0sfnxeP0● 福島第1原発:浄化装置「サリー」配管から3シーベルト 東京電力は22日、福島第1原発から出ている高濃度の放射能汚染水を浄化するために導入した装置「サリー」で、配管の一部から毎時3シーベルトの高い放射線量が計測され浄化処理を一時停止した、と発表した。 停止時間は13時間に及んだ。詳しい原因は分かっていない。 東電によると、22日午前7時過ぎから放射性セシウムを吸着する部品を初めて取り換える作業を行った。 その際、高線量が確認され作業を中断。水で汚染された泥などを洗い流したことで線量が下がり、午後8時15分ごろに運転を再開した。しかし、作業が当初予定より6時間延びたため、部品交換は23日に先送りした。 サリーは東芝製。すでに設置している米国製とフランス製の装置がト
想いは届いた…捨て犬に添えられていた切ない手紙 ペットはかわいいものですが、飼うとなれば責任がついてまわります。 アメリカの男性が、見知らぬ犬がいるのを見つけて近づいてみると、メモが添えられていたそうです。 それは、ある男の子による手紙でした。 アメリカ・ワシントン州カークランドに住むポール・ウーさんは、車をガレージから出そうとしたときに、見たこともない犬がいることに気づきました。 犬が去ろうとしなかったので、ウーさんは車を降りて近づいてみることにしたそうです。 すると、犬の首周りに小さな容器が付いていて、そこには「開けてください」と書いてありました。ウーさんが開けてみると中には手紙が入っていて、こう書かれていたそうです。 「このミスターBの面倒をみて、新しいおうちを与えてくれませんか。彼はキング・チャールズ・スパニエルの6歳の犬です。両親が離婚してしまい、彼は収容所送りになるはずでした。
○佐藤栄佐久氏「イラク戦争に反対を表明したのは、福島県のみ」 元福島県知事佐藤栄佐久氏に対し、東京地検特捜部は絵に書いたような国策逮捕と関係者への絨毯爆撃捜査を行いました。さて、アメリカCIAの下部組織と言われる東京地検特捜部がなぜ佐藤知事を狙ったのか、諸説ありました。原発・道州制反対・・・、どちらも動機としては弱い感じがしておりました。佐藤知事は原発はMOX燃料を使うプルサーマル導入について手続き上の不備を突いただけで、実際には原発は動いていたわけです。道州制はまだまだ素案段階でありました。 そこで、飛び込んできたのが岩上安身氏による佐藤栄佐久氏に対するインタビュー動画です。 佐藤栄知事(当時)はイラク戦争反対を表明し、福島県議会はイラク戦争反対決議を行なったそうです。他地方自治体のイラク戦争に関する意見書よりも踏み込んだ表現となっています。 以下参考転載-- アメリカのイラク攻撃に関す
8月22日 汚い国。少なくとも50キロ離れた飯舘村までは人が戻れるレベルではありません 小出裕章(MBS) 2011年8月22日(月)、MBS(毎日放送)ラジオの「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が出演されました。 番組内容 2011年8月22日【月】 新エネルギー 3 上田崇順アナウンサーの連続企画です。前回は、太陽光発電や水力発電の現場を取材し、新エネルギーの可能性を探りました。今回は、個人では、どのようなことができるのかを取材しています。屋根に太陽光パネルを設置したお宅を訪れ、一家は、どのような生活を送っているのか?電気の使用量は変わったのか?売電で儲かるのか?儲からないのか?などを報告します。 京都大学の小出先生にはきょうも原発事故関連について聞きます。 録画 内容書き起こし http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenoh
大阪維新の会が教育基本条例の素案をまとめた。 知事・市長による教育目標の設定や教育委員の罷免権など、教育委員会に対する政治主導を明記したほか、校長による教職員への権限強化など組織管理の徹底も打ち出している。 その趣旨は基本条例の冒頭に示されている。 「教育行政からあまりに政治が遠ざけられ、教育に民意が十分に反映されてこなかったという不均衡な役割分担を改善し、政治が適切に教育行政における役割を果たし、民の力が確実に教育行政に及ばなければならない」。 教育の独立性についても、従来の教育現場からは違和感のある理解が示されている。 「教育の政治的中立性や教育委員会の独立性という概念は、従来、教育行政に政治は一切関与できないかのように認識され、その結果、教員組織と教育行政は聖域扱いされがちであった。しかし、教育の政治的中立性とは、本来、教育基本法(平成18年法律第120号)第14条に規定されていると
「移民は日本の文化を壊すのではないかな。やはり、移民を受け入れずに女性などの有効活用で図るべきだよ」 日本の未来を考える際に、こうした話題になることも多いと思います。ただ、ここで1つ気になる前提があります。「移民は喜んでいつでも日本に来てくれる」ということです。本当でしょうか? 筆者とビジネススクールでともに勉強をした日系ブラジル人で、工学博士号を取得しているケン・ワカバヤシさんは次のように言います。 「日本に移住し技術力もある日本企業で働くことも考えたが、移民に対して冷たい日本よりも、積極的に移民を受け入れようとしている米国で働く選択をした」 また、中国から日本に来て東京大学で修士号を取得して精密機械大手企業で働いていたTさんは次の言葉を残して日本を離れていきました。 「日本に住んでいると放射能汚染も怖いし、給料も日本より高いので、香港の研究所に行く」 これが技能のある移民の現状です。
放射能汚染土壌 低コスト浄化 郡山で月内にも実証実験 福島第1原発事故で放射能に汚染された土壌の浄化に役立ててもらおうと、兵庫県立工業技術センターなどは、凝集剤を使った新たな処理方法を開発した。今月中にも郡山市で本格的な実証実験を始める。同センターは「従来の方法に比べコストが安い上、廃棄物が保管しやすく、大量の土壌を除染するのに向いている」と話している。 同センターによると、この凝集剤は植物の粉末と、吸着剤として除染に使われるゼオライトに似た性質を持つ鉱物で作る。実験ではまず、福島県飯舘村の田んぼから採取した汚染土壌10グラムを水100グラムと混合。工業用フィルターでろ過すると、土6グラムと濁り水104グラムに分かれ、土に残った放射性セシウムなどは7%に減っていた。 濁り水に凝集剤2グラムを加えて沈殿させ、さらにろ過したところ、沈殿物6グラムと水100グラムに分離。沈殿物に残りのセシウ
高濃度の放射性セシウムが検出された福島県南相馬市の小学校のプールで、除染作業に成功した汚水処理会社「ネオナイト」(松江市)の寺山文久社長が22日、放射能防護服を貸与し協力した松江市の松浦正敬市長を訪問、活動結果を報告し「下水処理施設などいろいろなところに技術を応用したい」と今後の抱負を語った。 同社は5~9日の日程で南相馬市立上真野小で活動。放射性セシウムの濃度が高いプールの底では1キログラム当たり最大で3万6200ベクレルが検出されていたが、セシウムを吸着する性質がある鉱物「ゼオライト」を使い分離やろ過をするプラントで除染した結果、最大でも同62ベクレル、平均で同39ベクレルまで数値が下がったという。 寺山社長によると、同県伊達市の小学校でもゼオライトを使った除染作業が進められているほか、下水処理施設で汚泥からセシウムを分離する技術の試験をしている。
A young man celebrates with the national flag in Dhaka, Bangladesh [Fatima Tuj Johora/AP Photo] Volunteers control traffic on a street in Dhaka. [Fatima Tuj Johora/AP Photo] A Bangladeshi student controls the traffic. Police unions said their members had gone on strike Tuesday 'until the security of every member of the police is secured'. [Munir Uz Zaman/AFP] Families of people arrested during the
印刷 関連トピックス東北電力 日本製紙グループ本社は22日、東日本大震災で被災した石巻工場(宮城県石巻市)で、周辺市町のがれきの受け入れを始めたと発表した。ボイラーの燃料に使う。8月中に宮城県と正式契約を結び、年間12万トンのがれきを焼却する予定だ。 受け入れるのは石巻市、東松島市、女川町のがれき。石巻市では540万トンと、県内自治体で最も多いとみられている。工場は津波で設備が被害を受けており、9月中旬の生産再開をめざして復旧中。20日からボイラーの連続運転と自家発電を再開した。がれきは、これらの燃料となり、21日から始めた東北電力へ最大4万キロワットの電力供給にも一役買う。 宮城県は県内のがれきを最大1800万トンと推計し、3年以内に処理するのが目標。民間企業と震災のがれき処理契約を結ぶのは初めてで、合板大手セイホクの石巻工場(同市)とも同時に契約し、少しでも処理ピッチを上げる考え
印刷 ソマリアなどアフリカ北東部の飢饉(ききん)への対応を話し合う国連食糧農業機関(FAO)のハイレベル会合がローマの本部で開かれ、各国や主要NGOなどの参加者は、農牧畜業の復興など、飢饉を繰り返さないための生活の基盤作りを進めることで一致した。 FAOは7月の緊急会合で、食糧供給などの緊急援助を決めているが、この日の会合ではさらに中長期的な援助として、深刻な栄養不足の地域に清潔な水を供給する施設や医療施設をつくることを決めた。家畜や財産を売り払ったり、移民に出たりしなくてもすむよう、雇用を生むための支援もめざす。また遊牧民が水や飼料などをたやすく入手できるようにする。種を配ったり、農業の知識を普及したりすることで、小農家を守ることもめざすという。 AP通信によると、干ばつに苦しむケニアの農相は「いま何ができるかが焦点になりがちだが、2年ごとに繰り返している干ばつをいかに防ぐかも重要
印刷 ホースの水で体を洗ってもらう「はな子」。飼育係は常に複数で作業する=東京都武蔵野市の井の頭自然文化園、清水写す 東京都武蔵野市の井の頭自然文化園が、看板スターのゾウ「はな子」の飼育方法を変える。これまでは飼育係が直接触れあって世話をする「直接飼育」だったが、今後は柵越しに世話をする「準間接飼育」とする。飼育係が負傷しかねない事故が絶えないからだ。今月末にも寝部屋の改修に着手する。 はな子は推定64歳、国内に63頭いるアジアゾウで最高齢だ。毎日通って、ホースの水で体を洗ってもらう様子を見守る人も。「追っかけ」は数十人といい、井の頭でも特別な人気者だ。 戦後初のゾウとして1949年に来日。7年後、酔ってゾウ舎に侵入した男が死亡した。その4年後、飼育係が踏まれて殉職。脚を鎖でつながれた。 飼育係の山川清蔵さん(故人)が鎖を解いて運動場に出した。やせた体をさすり、サツマイモやニンジン
印刷 関連トピックス原子力発電所 福島県の畜産農家が出荷し、冷凍保存されていた牛肉から国の基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、県は22日、開放型の畜舎に置いてあった米国産輸入飼料が原発事故で飛散した放射性物質に汚染されたのが原因とみられる、と発表した。 この肉の汚染が19日に確認されたことで、同日の予定だった同県産牛の出荷停止解除は見送られていた。政府は調査結果を受け、改めて解除を検討する。 県によると、農家は震災3日後の3月14日ごろに避難する際、同県浪江町の農場の牛舎の通路に、普段より多めの飼料を置いていったという。牛舎は壁など外との間を遮るものがない開放型で、県は、飼料に放射性物質が降り注ぎ、それを与えられた牛の肉が汚染された疑いが強いとみている。通路の飼料は牛から届かないところに置かれていたが、農家は1週間ほどして戻ったあと、この飼料を与えたという。飼料は残ってお
印刷 関連トピックスエジプトガザで22日、民衆抵抗委員会の会見中に銃を構えるメンバーら=AP イスラエル南部での連続襲撃事件に端を発した、イスラエルとパレスチナ自治区ガザ双方による報復攻撃で、イスラエルとガザを支配するイスラム組織ハマスは22日、停戦に合意したと、ロイター通信が報じた。 ガザの武装勢力イスラム聖戦の関係者は、朝日新聞の取材に、ハマスとイスラム聖戦は停戦に合意したと話した。イスラエルが連続襲撃事件を首謀したとみなした「民衆抵抗委員会」報道官も同日の会見で、一時的にロケット弾の発射を停止すると表明した。イスラエル政府は停戦について公式には認めていないが、同日午後現在、軍によるガザへの空爆も止まっている。 ハマス系のウェブサイトによると、停戦はエジプト政府が仲介した。18日の連続襲撃事件では、イスラエル兵ら8人が死亡、約40人が負傷した。イスラエル軍による報復で、ガザでは1
印刷 関連トピックス東京電力原子力発電所 東京電力福島第一原発事故を受け、スポーツを研究する学者やアスリートらでつくる日本スポーツ学会は22日、福島県と近隣県の学校・スポーツ施設内にある放射能に汚染された土壌の改良の徹底などを国に提言する文書を発表した。 他に、室内プールを増設すること、長期休暇の際に被災地の子供たちを遠方に滞在させてスポーツを体験させることを提言している。学会メンバーで京都・伏見工高ラグビー部総監督の山口良治氏は記者会見で「被災地では土の汚染を心配してタックルで飛び込めない状況で、心が痛む。一日も早く普通に汗をかける状況を取り戻してやらないといけない」と語った。 24日施行のスポーツ基本法は、すべての人にスポーツをする機会を保障する「スポーツ権」を認めている。同学会は基本法を受け、これら3項目を最優先で実現するべきだ、としている。 関連リンク「除染チーム」福島で立ち
印刷 ほとんどの家屋が津波で流された高田小学校付近の地区にも、知事選、県議選、市議選のポスター掲示場が設置された=20日、岩手県陸前高田市、上田潤撮影 東日本大震災で延期された岩手県知事選が25日告示される。総務省の全面支援もあり、宮城、福島より早く全県選挙の実施にこぎ着けた。 震災直後の一つの発見が、選挙を可能にした。 役所が被災した陸前高田市と大槌町は住民基本台帳データが失われ、当初「選挙は無理」とみられた。 しかし、発生から2週間後、県市町村課の佐々木琢磨主任らががれきが積まれた大槌町役場で、泥の付いた住民データのサーバー7台を探し出した。陸前高田市もバックアップのデータがあるのを確認。その結果、有権者のデータが復活し、6月には選挙人名簿の登録にこぎ着けた。 「データが復旧しなかったら、選挙どころか他の行政事務も出来なかった」と県担当者は振り返る。 次に、被災者が避難所
公平な税制を見つけるのは原則論においても難しい、とリチャード・グリーンが書いている(Economist's View経由;原題は「Even in principle, figuring out a fair tax system is hard」)。 彼はそこで、公平な税制を以下のように定式化している。 U(X(L)-L-t)/U(X(L)-L) = K ここでLは労働、Xは消費(=Lの関数)、tは税金、Uは限界逓減的な効用関数である。この式の意味は、税金を取られた後の効用と取られる前の効用との比が、各人について一定値Kになるのが公平な税制、ということである。Kは人々が公共財にどれだけ支出したいかによって決まる。 しかしグリーンは、この式を提示した直後にこれを放棄して、ロバート・ホールのフラット・タックス*1とEITCの組み合わせが良い、という保守派的な結論に――自分は本来リベラル派的なの
【カイロ=大内清】リビアの首都トリポリに進撃していた反体制派は22日、最高指導者カダフィ大佐の居住区のバーブ・アジジヤ地区を除き市内の全域を制圧した。 ロイター通信などによると、同地区周辺などでは戦闘が続き、大佐側は最後の抵抗を試みているが、国営テレビ本部など首都の約9割の支配を失い、約42年間独裁体制を続けたカダフィ政権は事実上崩壊。焦点は所在が不明な大佐の動静に移っている。 20日夜に始まったトリポリでの戦闘で反体制派は市内の各地区を次々に制圧。中心部の「緑の広場」では、大勢の市民が反体制派の旗を振って「トリポリ解放」を歓迎した。 ロイター通信によると、イタリアのフラティニ外相は22日、「カダフィ派はトリポリ市内の10~15%を支配しているにすぎない」との見方を示した。反体制派の報道官は同通信に対して、国営テレビを制圧したと語った。国営テレビは同日未明までカダフィ大佐が徹底抗戦を呼び掛
印刷 関連トピックス菅直人東京電力原子力発電所 菅政権は、東京電力福島第一原発事故で飛散した放射性物質を除去するための基本方針を固めた。除染に対する国の責任を明記する一方、汚染された土壌やがれきの処分場を国が整備するまでの間、地元に仮置き場を確保するよう求めている。 原子力災害対策本部(本部長・菅直人首相)が近く「除染に関する緊急実施基本方針」として正式決定する。27日に福島市で開かれる国と県による「原子力災害からの福島復興再生協議会」で地元自治体に示す。 基本方針は「国は責任をもって除染を推進する」と明記する。除染の暫定目標としては、積算の放射線量が避難の目安となっている年20ミリシーベルト以上の地域を速やかに縮小することを掲げた。さらに年20ミリシーベルト以下の地域も、年1ミリシーベルト以下まで引き下げることを長期的な目標にしている。子どもについては、2年目の積算放射線量を1年目
九州電力玄海原子力発電所(佐賀県)で耐震安全性評価のデータに入力ミスが見つかった問題に関連し、同様の事例について調べていた関西電力は22日、高浜原発3・4号機(福井県)の原子炉建屋について、計3か所のデータを誤って入力していたと発表した。 再計算しても、安全性そのものに影響はなかったという。 これを受け、経済産業省原子力安全・保安院は同日、原子力施設がある12事業者に類似の入力ミスがないか再調査を指示した。 原発を再稼働させる前提のストレステスト(耐性検査)は、耐震安全性評価の数値を使うため、九電の入力ミスの影響で実施が遅れているが、今回指示された再調査が10月末までかかる事業者もあり、テストがさらに遅れる見通し。 保安院は、玄海原発のデータ入力ミスが発覚した先月、同原発のデータを誤入力した大手ゼネコンの大林組に同様の解析を発注した事業者に対し、ミスの有無を調査するよう指示していた。しかし
西オーストラリアの約34億年前の岩石から、地球最古の微生物化石が見つかったと、西オーストラリア大と英オックスフォード大の研究チームが発表した。 同時代の微生物化石の発見報告はこれまでもあったが、異論も多かった。今回は、電子顕微鏡など最新の手法で微生物である証拠を確認したという。成果は、21日付の科学誌ネイチャー・ジオサイエンス電子版に掲載された。 当時の地球は、酸素がほとんどなく、表面の多くは水温40~50度の海で覆われていた。発見された微生物は、直径約10マイクロ・メートル。グループを作って生息していたとみられる。 硫黄化合物をえさにしていた証拠も見つかったという。硫黄をえさにする微生物は現在も、海底の熱水噴出口付近に生息しており、今回の研究は生命の起源の解明につながることが期待できる。
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 日本の農政は、異常に高い関税率で国内市場を外国産農産物から守ってきた。コメの関税率778%がその代表だ。にもかかわらず、農業が衰退したということは、その原因が海外ではなく国内にあることを意味している。しかも、農業の中で最も衰退しているのは、最も保護されてきたコメである。野菜、果樹、酪農などでは、主業農家の販売シェアが8割を超えているのに、コメは4割にも満たない。農業衰退の原因は、農業を振興するはずの農政そのものにある。 世界で最初の先物取引は堂島正米市場だった。かつて日本のコメ市場は世界の資本主義の先端を行っていた。しかし、1918年米騒動後の米価低落を契機に、政府は市場への介入を始めた。その後、戦時経済下で食料が供給過剰から逼迫へ転換する中
日本の原発には本当にヤバい問題があります。それは原子炉建屋内にためこまれている使用済み核燃料です。逆に、この問題を考えると、最近のソーラーで脱原発とかいっている人々の、本当に許せない欺瞞が浮かび上がってきます。 次の表が、日本の原子力発電所の原子炉建屋の内部にためこまれている使用済み核燃料と、その最大容量です。tUというのは、燃料の重量の中でウランだけの重量を見る単位で、1tUだとその燃料には1トンのウランが含まれている、という意味です。 出所: 原子力白書(平成21年版) 福島第一原発の事故では、地震発生後、原子炉の安全装置は正常に稼動し全て臨界停止しました。その後、全電源消失により、原子炉、原子炉建屋の中のプールに貯めこまれていた使用済み核燃料が熱暴走し、その時に発生した水素気体に引火し、なんと1号機から4号機まで全てが爆発してしまったのです。そして放射能を外部に漏らしてしまいました。
自動車の社会的費用、宇沢弘文 1974年出版の本ですが、このような真面目な本にもかかわらず、僕が買った時で第37刷でした。今でもよく売れている本で、この分野の名著です。 現代人にとって、自動車より大きなリスクは喫煙ぐらいでしょう。WHOによると、世界で毎年交通事故で死亡する人は130万人です。そして自動車は大気汚染でやはり100万人単位で人を殺しています。炭酸ガスの主要な排出源でもあります。にもかかわらず、我々はその不都合な真実を、自動車から受けられる便益と天秤にかけ、受け入れてきました。 また、自動車会社も自動車の利用者も、これらの外部性の費用を払っていません。これらは巧妙に社会に転嫁されてしまっているのです。 著名な経済学者(ただし、晩年はちょっとボケてTPPに反対したりおかしなことをいっているようです)である宇沢氏が、自動車が生み出す交通事故や大気汚染の社会的費用をていねいに解説して
1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。 「生き証人」が語る真実の記録と教訓~大震災で「生と死」を見つめて 吉田典史 震災から5ヵ月以上が経った今、私たちはそろそろ震災がもたらした「生と死の現実」について、真正面から向き合ってみてもよいのではなかろうか。被災者、遺族、検死医、消防団員、教師、看護士――。ジャーナリストとして震災の「生き証人」たちを詳しく取材し続けた筆者が、様々な立場から語られた「真実」を基に、再び訪れるともわからない災害への教訓を綴る。 バックナンバー一覧 3月11日午後2時46分。東北地方を
印刷 関連トピックス東京電力原子力発電所 日本原子力研究開発機構は22日、東京電力福島第一原発の事故で大気中に放出された放射性物質の総量は57万テラベクレル(テラは1兆倍)とする解析結果をまとめ、原子力安全委員会に報告した。 新たな観測データなどをもとに再計算した結果、ヨウ素が13万テラベクレル、セシウムがヨウ素換算で44万テラベクレルになった。従来の見積もり(63万テラベクレル)より1割程度少ないが、同機構の茅野政道・副部門長は「誤差の範囲内と考えられる」としている。
◇当選3回、政治経験乏しく--馬淵澄夫・前国土交通相(50) 「いつか私自身が担うべき時が来るまで、さらなる精進をする。アイル・ビー・バック(私は戻ってくる)」。1月14日、退任会見に臨んだ馬淵澄夫国土交通相(当時)は、笑みを浮かべ、自身の愛称でもある米映画「ターミネーター」のセリフをつぶやいた。野党時代に耐震偽装問題を追及して知名度を上げ、民主党の主要政策の一つである高速道路無料化を中心になって推進。国交行政に精通し、昨年末の予算折衝では野田佳彦財務相と激しく渡り合う場面もあった。 「こわもて」イメージの一方、前任の前原誠司前外相が決めた八ッ場(やんば)ダム(群馬県)の建設「中止」を事実上撤回。地元自治体との対話に道筋をつけるなど堅実な手腕を評価する声もある。しかし昨年11月、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、参院が問責決議を可決。国交相の在任期間はわずか4カ月だった。 沖縄担当相を兼務し
原発問題で注目を浴びる海江田万里経済産業相が、民事再生法の適用を申請した安愚楽(あぐら)牧場(栃木県)のオーナー制度を勧誘するともとれる記事を書いていたことが明らかになった。 経済評論家だった1990年代初頭、当時の複数の連載コラムで安愚楽牧場のオーナー制度を紹介。自らが肉牛のオーナーだったことを明かした上で、「『それならひとつ会員になってみようか』と思った人は~」と、申し込み方法を紹介している。 制度が行き詰まった安愚楽牧場の出資者は7万3000人以上、債権額は4200億円以上にのぼる。「広告塔として被害を拡大させた」との批判も出そうだ。 牛のオーナー制度はリスクが低いとの議論を展開 「AERA」2011年8月28日号が「『広告塔』は海江田経産相」と題して掲載した記事によると、海江田氏は少なくとも3本の記事で安愚楽牧場について取り上げている。実際にこの3本の記事の中身を確認してみると、い
在日リビア大使館 旗を替える 8月22日 20時33分 東京・渋谷区にあるリビア大使館では、22日、掲げられている国旗がカダフィ政権が定める緑一色の国旗から、反政府勢力の国民評議会がシンボルとする王制時代の3色の旗に、すでに替えられています。大使館の職員は、NHKの取材に対し、「旗はけさから替えている。すでに政府が替わったからだ」と話していました。
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