印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力 経済産業省原子力安全・保安院は14日、東京電力福島第一原子力発電所4号機の燃料貯蔵プールが余震で壊れ、燃料の冷却ができなくなれば、2時間余りで放射性物質が漏れ始めるおそれがあったという6月末時点の解析結果を発表した。 東日本大震災が起きた当時、4号機の燃料プールには使用済み燃料1331体、新燃料204体が入っていた。事故で爆発が起き、4号機の建屋の壁が吹き飛んだが、東電はその後も、補強しなくても余震に耐えられると評価していた。 一方、保安院は余震でプールに亀裂が入ることを想定。燃料を冷やしているプールの水が漏出し、まったく冷やせなくなった場合を試算した。温度が900度に達し、燃料を覆う金属管が壊れて放射性物質が漏れ出すのが2・3時間後、2800度に達して燃料溶融が始まるのが7・7時間後だった。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます