5日午後4時前、福井県高浜町の関西電力高浜原発3号機で施設内の変圧器から煙が出ましたが、現場の作業員が消火器で消し止めました。福井県によりますと、放射性物質が漏れるなどの影響はないということです。 福井県原子力安全対策課によりますと、5日午後3時40分すぎ、関西電力高浜原子力発電所3号機の原子炉建屋とタービン建屋の間にある施設で、変圧器から煙が出ているのに現場の作業員が気付き、消火器で消し止めました。 けが人はなく、放射性物質が外部に漏れるなどの影響もないということです。福井県によりますと、関西電力は火災報知器は鳴らなかったと説明しているということです。 現場では、去年7月に施行された新たな規制基準に対応するための工事が行われていたということです。 一方、地元の若狭消防本部は午後3時50分すぎ、高浜原発から通報を受け、消防車を現場に派遣して原因を詳しく調べています。