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ブックマーク / ohnosakiko.hatenablog.com (21)

  • 「嫁が欲しい」「頼れるのは娘」という母親たちの言葉 - ohnosakiko’s blog

    去年の夏前だったかいつものように、義父の家に行って庭の草取りをしていたら、近所の年輩の主婦の人がやって来て、垣根越しに「まあよくやってらっしゃること」と声をかけてから、「いいわねぇ、うちも嫁が欲しいわ」と独り言のように言った。そこの家の息子さんは実家を出て一人暮らしをしている。 こういう時に「嫁が欲しい」って言うのかと思った。「嫁」つまり息子のは、別に草取り要員ではないですよ。義父は高齢の独り住まいで、夫が単身赴任でこちらにいないので、私が時々来て手伝っているのです。私しかいないから、それは当然なのです。もちろん時間のある時しか来れません。別に「嫁」だから何でもする、できるってわけじゃないです。 ‥‥‥と言いたかったが、私は曖昧に笑った。さすがにそういう時にムッとしないでやりすごす世間知はある。 年末にお歳暮を贈った伯母(亡き義母の姉)から御礼の電話が来た時も、義父の家に行っていることを

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  • 彷徨う着物 - ohnosakiko’s blog

    6月末に他界した義母の大量の着物を、一ヶ月後に形見分けした話を以前書いた。 形見分け 最初、そんなに早く整理しなくても、少しずつゆっくりやっていけばいいのに‥‥とは思った。しかし義父はその時、一刻も早く義母の持ち物を片付けたがっており、私が衣類の整理を一任されてしまった。そして、親戚が集まれる日もそうないので、法要の日に皆で着物を分けたのだった。大騒動だった。 その時、先に頂いて取っておいたつもりの着物を一枚、うっかり出してしまっていたことに、かなり後で気づいた。今更こんなことを言うのは失礼だなぁと思いつつも、それは一番気に入ったものだったので、思い切って義従姉のハルミさん(仮名)にそっちに行っているか聞いてみると、「どれかわからないから、今度おじさんち(義父宅)に何枚か持ってくのを見てくれる?」ということになった。 当日、ハルミさんは、自分や彼女のお姉さんが持っていった着物や帯も車に載せ

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    gimonfu_usr 2014/09/20
    (わかりすぎます。) (近親の残したものは高級品ではないが仕立てたときの情念を知っているので、処分することもなかなか難しく、かといって着こなす能もなく、詫びながら押入れの肥やしです。)
  • 美少女は、男にとってはもちろん女にとっても「異性」 - ohnosakiko’s blog

    Love Piece Club - 美少女はよくてイケメンはダメ!な日のメディア。AKB総選挙報道から見えるもの。から抜粋。 AKB48の報道を見て腹立たしいのは、いかに男が自分の欲望にだけ寛容かということが伝わってくるから。
自分が「良い」「かわいいっ」って思うものは、世の中も多くの人も同じように思っている、という無邪気なまでの自己肯定感。男性評論家がマジメな顔をしてアイドルを論じ、新聞も雑誌も取り上げる。
いいですよ。きっとアイドルは真面目に評論するに値するものなのでしょう。 では、「イケメン」はどうでしょうか。
「たかがお前(女)の好みだろ」「それが報道すべきことかよ」と切り捨てていませんか?
なぜ、女の欲望だけ、こんなに手厳しいんでしょうか。
AKB48がイヤなんじゃない。自分たちの欲望だけでなく、女性の欲望にも、もっとやさしく、敬意を払ってほしいと言っているだけです。 自分のブ

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    gimonfu_usr 2014/06/20
    ( コメント欄 : ハゲ美少女は、『比丘尼』といってだな、剃髪姿が第三代征夷大将軍の 〔以下略〕 )
  • web連載のお知らせ - ohnosakiko’s blog

    6年ほど前に廃刊になったアダルト雑誌『S&Mスナイパー』のweb版WEBスナイパー(18禁ですが紙媒体の方と同じくさまざまな読み物、コラムが充実)で、連載エッセイ「あなたたちはあちら、わたしはこちら」が始まります。 中年(以上の)女性の登場する映画について書きます。ポイントは「中年(以上の)女性」です!(とりあえずSMは関係ありません) 若い女や男が活躍する映画は多い。中年男も頑張っている。それに比べて、おばさんがヒロインの映画は少ないし地味。‥‥と言うと、『グロリア』(ジョン・カサヴェテス監督、ジーナ・ローランズ主演、1980)という傑作があるじゃないかという声が聞こえてきそうですが、あれはまあ別格でしょう。 そこまでカッコ良くはないけれども、若さや若さゆえの美しさという勝負の舞台から退いた女が、主役脇役問わず、その振る舞いや存在感によって、生きていくことの苦みや面白さを教えてくれるよう

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  • 一人と一匹、たまに二人 - ohnosakiko’s blog

    午前中、買い物から帰ってくると、「やっぱり今日行く」と、落ち着かなそうに夫が言った。 「え、今日? 明日じゃなかったの」「うん、明日雨降るって言うし。これから発てば夕方には着くだろ」 見ると、リビングの隅に置いてあった手荷物はもう愛車に積んだらしく、一個もない。 なんだ‥‥。今夜家で夕べると思って、いっぱい材料買ってきちゃったよ‥‥。普段なら、突然の計画変更を詰るところ。でも夫の頭は新しい住まいや仕事のことで一杯らしいし、愚痴を言って送り出すのもアレなので、「じゃ、気をつけてね。着いたら連絡して」と言って見送った。 先々週に住まいを決めて必要なものを買い整えこちらから荷物を運んでから、なんだかあっという間だったなと思った。 夫はこの3月で30年務めた予備校非常勤講師の仕事を辞め、4月から新潟の私立高校に勤務する。定年の60歳まで、5年間の単身赴任だ。 去年の5月頃、「新設高校の教員を探

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  • 野蛮な食べ方 - ohnosakiko’s blog

    30歳を過ぎるまで、カラスミというものをべたことがなかった。そういう珍味が世の中にあることも知らなかった。 結婚して数年経った頃、お歳暮かなんかで九州の人からカラスミを頂いた。 「なにこれ」 「カラスミ。ボラの卵巣を塩漬けにしたやつ。ったことないか」 「ない」 「酒のあてに最高だぞ」 「へえー(ワクワク)」。 薄くスライスして皿に並べた。見たとこ奈良漬けそっくりだ。なんかパッとしないべ物だね。しかし一切れ齧ってみると‥‥ナニコレウマイ! 日酒を飲みながら「おいしいねー」と喜んでカラスミを口に放り込んでいたら、「おいおい」と夫に咎められた。 「そうパクパクうなて。奈良漬けじゃないんだから。これ、幾らするか知ってるか」 「知らない」 「五千円はする」 「えっ、そんなに」 「チビリチビリとべるもんなの、こういうのは。パクパクうもんじゃないの」 そうなんだ。 滋賀の人から鮒寿司が送ら

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  • 女をモノ扱いするのは男の仕様、あるいは男の性の脆弱性と所有欲について - ohnosakiko’s blog

    今週は、女をモノ扱いし女の人格を尊重しない男が世の中には多いので、女性にとって性的に欲望されることは単純に歓迎できないという話のブクマタワーがどんどん高くなっていくのを、あっけにとられて見ていた。 おそらくここでも、内容の是非というよりは話法を巡って(もちろん話法は立ち位置に深く関係する)対立や齟齬が生じていると思われるが、それに深入り言及するのは避ける。 一つだけ、ブコメやハイクでid:simplemindさんが、何の得にもならないのに焼け石に水的な介入と議論整理の努力をされているのに少し感動した。特に感心したのは(別の記事のメタブだが)これ。 自分の事を「殴るどころか怒った事もない優しい性格」だと長年思ってたけど単に人と距離を置いてただけだと結構最近気が付いた/自分の暴力衝動とどう付き合うかは強さとか優しさだけじゃなく経験とか技術も要るよね http://b.hatena.ne.jp/

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  • 「やり方」を教えること - ohnosakiko’s blog

    上のトークイベント告知記事を挙げてネットを巡回していたら、とても関連する内容の記事がブックマークを集めていた。 「好きに書きなさい」はタイミングによっては最悪。:島国大和のド畜生 読書感想文で、絵画で、自由研究で、基的なやり方を教えず『自由にやりなさい』と命じるのは、マイナスが大きい。 それは「ほっといても出来る奴を選ぶやり方」であって、それぞれをそれなりのスタートラインに立たせる為の教育では無いのではないか。 作文や美術(図画工作)や自由研究課題でモヤモヤした思い出のある人は多いようで、ブックマークコメントも興味深い。数年に一回くらい、こうした話題をネットで見る。2008年に非常にブクマを集めて話題になっていたのは、この記事だ。 もっと、学校でテクニックを教えてくれればよかったのに - Hatelabo::AnonymousDiary この中の図工の問題については、拙書に書いたので少し

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  • 「公募展」をめぐって - ohnosakiko’s blog

    茂木健一郎による「国立新美術館」と「公募展」批判 - Togetter 公募展をめぐるツイートあれこれ - Togetter 会田誠とパルコキノシタの公募団体に対するやりとり - Togetter 脳科学者の茂木健一郎氏が国立新美術館で開催されていた『アメリカン・ポップアート展』に感動しつつ、その会場の隣で開催されていた公募団体展*1 を「ポリシーなし、キュレーションなし、単なる愛好者の団体」「「国立新美術館」でやる「公募展」が「アレ」なんてことは、まともなアート関係者はみなわかっているのに、誰もそれを言わない」「現代のアートにつながる文脈や批評性は、ないから」「あるのは年功序列と新陳代謝のない停滞」とコキおろしていたのに対し、Twitterでさまざまな反応が出ていた。 面白かったので、「公募展」で検索して出てきたtweetの中から、個人的に目に止まったものをピックアップし、勝手な補足や自

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    gimonfu_usr 2013/10/19
       美術教育史 /
  • 好きなアーティスト、嫌いなアーティスト - ohnosakiko’s blog

    前の記事のUst発言起こしの部分で持ち出されている「美大生の好きなアーティスト、嫌いなアーティスト」というのを、自分の講義(名古屋芸術大学での「ジェンダー入門」)を受けている学生対象でやってみた。 講義題に入る前に、出席票の裏に書いてもらう。1. 書くのは強制ではない、2. 美術周辺のアーティスト限定、3. 集計してブログで紹介するかもしれない、ということを伝えてある。 133人のうち7割方がデザイン科の学生で、また1年生が7割くらいを占める。*1回答したのは70人。 集計したが「得票数1票」が非常に多いので、見た目にわかりやすくするため、日人(戦後生まれのアーティスト(画家、美術家として紹介されている人)/戦前生まれのアーティスト/イラストレーター/マンガ家、アニメ作家/デザイナー)、外国人(同じ)の順に並べた。※はそれらに分類できない人。 なかなかカオスです。 ●好きなアーティスト

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    gimonfu_usr 2013/10/13
    (「ダビンチが嫌い」など、五百年、早い。(追記 「ゴッホが嫌い」などと言うておった早漏脳はワタクシですけれども。))(カオスラウンジは純粋な好みというよりネット上の政治闘争の結果かもしれない。)
  • 見送りの準備 - ohnosakiko’s blog

    これまでのところ幸運なことに私は、家族やペットなど親密な対象にある日突然死なれたことがない。祖父も祖母もほぼ平均寿命をまっとうして死に、飼い犬も老衰で死んだ。そこまで年老いていない身内の人々は、まだ皆生きている。その中で、今一番確実に死に近づいているのは、老人ホームにいる89歳の父だ。 入居して1年3ヶ月、興奮を押さえる神経系の薬のせいで半年以上前から会話がほぼできなくなり、夏以降は身体機能が徐々に低下していき、この間、医者に「年内でしょう」と言われた。 随分前から「そろそろかもね」という話は時々母としていたので、今更驚くこともない。父の遺言で通常の葬儀はしないので、改めて母と、斎場の一室ですることになっているごく内輪のお別れ会の段取りなどを相談したりする。 「お別れ会の時、親戚の人に見てもらえるようなお父さんのアルバムがあったらいいんでないの?」と夫が言った。家族のアルバムはたくさんあっ

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  • ラッセンは「宗教画家」であり「インサイダーアーティスト」 - ohnosakiko’s blog

    またラッセンかと言われそうだが、一つ前の記事「美術史は歴史修正主義のカタマリ」に、ブックマークコメントでツボにはまる補足説明が入ったので書いておきたい。 Midas ↓美術史家としての立場から補っくと「ラッセンが正統文脈の美術史見直しに入らなかった」のはその『ニューエイジ』が示すように宗教画(イコン)家だから(美術史の系統樹を考えた場合枝分かれしてる点が昔すぎるから) 2013/09/03 http://b.hatena.ne.jp/Midas/20130903#bookmark-160037550 Midas 「ラッセンはインサイダーアート。社会主義リアリズムの亜種」と書いた通り。宗教画は近代に『プロパガンダ』『アウトサイダーアート』へ分裂する。後者が稀に正統史に含まれるのは我々が人格を有すると信じてるから 2013/09/03 http://b.hatena.ne.jp/Midas/2

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  • ヤンキー、ニューエイジ、ラッセン(そしてアート‥‥) - ohnosakiko’s blog

    8/29下北沢B&Bでのトークイベントにお越し下さった皆様、どうもありがとうございました。 満員のお客さん&著名な論者とのトークという緊張で、自分の喋りが時間に追われた時の講義のように早口(そしてところどころ日語崩壊?)になっていた点を含め個人的にはいろいろ反省点もありますが、概ね楽しんで頂けたようで良かったです。 Togetterに実況が上がっています。発言の骨格はだいたい拾って下さっている印象。多謝>misonikomiodenさん 『ラッセンとは何だったのか?』  出版記念  いま、ここからのラッセン 実況ツイート もちろんこれだけだとわかりにくいところもありますので、主にラッセンとヤンキー問題について、解説と個人的な感想がてら書いておきたいと思います。長いです。 ラッセン・ヤンキー論 話は5年前に遡る。2008年のブログ記事『ラッセンとは何の恥部だったのか』は、『アーティスト症候

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    gimonfu_usr 2013/09/01
    (ふむふむ。)( ラッセンがアレなら、カショニールはどうなるんだろうというのが、16万円月賦販売で版画を売りつけられた知合いをもつ自分の関心事だ。 )
  • 『日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体』を読んで - ohnosakiko’s blog

    話題の新書。amazonでの評価は分かれている。「評価が高い有用性のあるレビュー」(星4つ)が内容を手際良くまとめてあるので、どんなことが書いてあるか知りたい人にはおすすめ。 日の男を喰い尽くすタガメ女の正体 (講談社+α新書) 作者: 深尾葉子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/04/23メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (14件) を見る 筆者の主張を簡単に言えば、「高度経済成長期以降に増えてきた男性の自殺、離婚、DV、ネグレクト、晩婚化・非婚化の要因は、結婚が専業主婦やそれを志向する女性にとって、生存競争を生き抜くために「幸福の擬装工作」までして男性を”搾取”するシステムとなってしまっているからだ。物質的・経済的な条件に左右される「幸福の指標」は『箍』となって、男性だけでなく女性自身をも呪縛し、今日の日社会の閉塞状況を引き起こしている。これは、戦後

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    gimonfu_usr 2013/05/24
    (一寸のタガメ女虫にも五分の魂 )( というか、昔は『カマキリ夫人』といわれたもんやで。)
  • 旭日旗というキッチュと「私を傷つけたものを思い出させるな」 - ohnosakiko’s blog

    MoMA(ニューヨーク近代美術館)で開催中の『TOKYO 1955−1970:新しい前衛』展で、旭日旗のイメージが使われている横尾忠則の作品が展示され、同展の広告としても使用されていることに、在米韓国人団体が抗議している。 MoMAに展示された横尾忠則氏の作品、韓国で物議に|MSNトピックス 在ニューヨーク韓国人団体「横尾忠則作:戦犯旗」を展示したニューヨーク近代美術館に謝罪と賠償を求める:Birth of Blues(ざっと見た中では一番詳しい) 韓国系住民ら旭日旗撤去求め抗議 NY美術館 - MSN産経ニュース 戦時中のニュース映像などでよく目にする旭日旗は、日帝国海軍の軍艦旗として戦前まで使用されていた。Wikipediaによれば制定は明治22年だが、既に明治3年に帝国陸軍の軍旗として定められていたものを模倣したらしい。戦後は昭和29年に旧帝国海軍と同じ規格のものが、自衛艦旗として

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  • 森美術館の回答についての雑感 - ohnosakiko’s blog

    会田誠展について - MORI ART MUSEUM 森美術館での会田誠展に抗議が起こった件について、先日、森美術館は美術館の観客である一般の人向けの文面を美術館サイトに出した。現代アート業界で一般向けの言葉としてよく使われている決まり文句に満ちた、可もなく不可もないまるで”水のような”文面だと私は感じた(作家のコメントもそれと同じく無難なもの)。 そしてここから、森美術館は抗議側と議論のテーブルにつくつもりはなく、この件はこの一般向けのコメントをもって終わりとする(したい)のだろうという印象を受けた。 だとしたら、実に変な感じである。 AがBに直接「こういうのは非常に問題だ。やめてほしい」と抗議したのに対して、BはAを無視し、見守っているであろう「みなさま」(あるいは「大文字の他者」)に宛てて、「なんかいろいろ意見が出てるけど、うちの方針はこうだからよろしく」と言っているのだ。変でしょ、

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  • 退屈で倒錯した話 - 「森美術館・会田誠展への抗議」問題についての雑感 - ohnosakiko’s blog

    (↓多数のブクマの内容も興味深いので、関連記事のエントリーページを貼っておきます) はてなブックマーク - 森美術館問題|ポルノ被害と性暴力を考える会 はてなブックマーク - 森美術館への団体抗議文|ポルノ被害と性暴力を考える会 はてなブックマーク - PAPSが森美術館「会田誠 天才でごめんなさい」展に抗議 - Togetter はてなブックマーク - 会田誠さんと「ポルノ被害と性暴力を考える会」について はてなブックマーク - 『会田誠 天才でごめんなさい』展への抗議関連の議論 - Togetter 上記以外でもいろいろな論点が出てきているので、ここではなるべくそれらと違うことを書きたいと思うが、重なるかもしれない(この記事はどちらかの立場を支持することを表明するものではありません *1 )。 会田誠個展にはまだ行っていないけれども、「問題」となっている一連の作品は10年以上前にアート

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    gimonfu_usr 2013/01/30
    ( 文趣旨と別に。語るべき位置にいるヒトが語る迫力 )
  • ダニエル・クレイグとうちの猫 - ohnosakiko’s blog

    昨年の暮れのことだが、007を観たショーン・コネリーファンの友人が、「なんでダニエル・クレイグあんなに人気あるんだろうねぇ、ジャガイモみたいな顔なのにさ」と言った。 ジャガイモ‥‥‥それは酷い。でも言い得て妙か。 なかなか美味しそうなベイクドポテトですね。 たしかにダニエル・クレイグは、港で石炭の袋担いでいるか、ジムでサンドバッグ殴っているのが似合いそうなイギリスの労働者階級顔だ。少なくとも歴代のボンド俳優のような、貴族的雰囲気漂う整ったイケメンではない。 それまでのボンド俳優と異なる最大の点は、よく言われる金髪でも身長がやや低いことでも耳がでかいことでもなく、顔の縦横バランスだ。ショーン・コネリーもジョージ・レーゼンビーもロジャー・ムーアもティモシー・ダルトンもピアース・ブロスナンも、比較的顔が長い。面長な顔には一般に大人っぽさや優雅さや余裕が漂うもので、またそういうニュアンスを表現しや

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    gimonfu_usr 2013/01/23
    ( 片目をうっすらと閉じかげんにしているところに、高貴で繊細な知性をもった猫柄を感じさせる )( しかし、たぶん、眠いだけだと思う )
  • 「お母さんを、抱きしめたい!」と父は大声で言った - ohnosakiko’s blog

    先日、父(87歳)は原因不明の激しい痙攣を起こし、意識不明となって救急車で運ばれた。救急車で搬送されるのは先月、先々月に続いて三度目だ。連絡を受けてようやく病院に駆けつけると、憔悴しきった顔の母(75歳)が入院の荷物を脇に、ポツンと廊下のベンチに座っていた。私の顔を見るなり、「もう私には無理。もうお父さんが痙攣起こしたとこ見るの厭。卒倒しそうになる。もう無理」と言って泣き出した。 前回の発作の後、父は要介護2の判定を受けている。認知症も進行しつつあり、目を離せない状態になってきた。先日、母が見てないところで転倒してタンスの角に頭を強打し、怪我をしたばかりだ。母が応急手当をしたが、父はどうしても病院に行くのを拒んだ。 夜中にもゴソゴソ動き回る父の心配をしなければならない母は、慢性睡眠不足になっている。体重も30キロを切りそうだ。父は来週から週2でデイケアサービスに通うことになっていたが、自宅

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  • 義父の従軍記 - ohnosakiko’s blog

    数ヶ月前、夫の実家に行った時、義父が「実は自伝を書いておってな」と言った。 「自伝って子どもの時からの?」と訊くとそうではなく、戦争に行った時のことを思い出して書いていると。 義父は毎年ずっと「戦友会」に出席し、長い間幹事もしているらしい。その「戦友」達もほとんど他界してしまい、残りの人ともあまり会うことがなくなった。共通の話題を持つ者が少なくなって、ふと「従軍記」を書く気になったらしい。 昭和2年(1927年)に生まれ、岐阜県の山村に育った義父は16歳で陸軍の少年航空兵に志願し、兵学校での訓練を経てベトナム、カンボジア、インドネシアなどの南方に行っていた。 現地に到着するまでの間に、一度船団がグラマンに襲撃されて海に投げ出されたが助かり、上陸後はあまり戦闘らしい戦闘はなく、捕虜になって一年過ごしてから帰国したという。捕虜生活は比較的自由で、異国の風物を楽しむゆとりさえあったそうだ。 「ん

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    gimonfu_usr 2011/08/20
    ( 若干、偏った見解を削除いたしました)