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ブックマーク / note.com/eichan_sh (6)

  • フードデリバリーと中国社会の断裂|上海在住のえいちゃん

    道を埋め尽くす色とりどりのヘルメット。中国でこういった光景は当たり前となりました。もはやフードデリバリー員のいない風景を想像することはできません。 しかし、その「当たり前の日常」の裏側で深刻な変化が起きています。 2025年12月22日、湖南省長沙市。ある住宅地の前を、抗議の声を上げるフードデリバリー員の集団が埋め尽くしました。 時を同じくして、12月初めに国営放送(CCTV)とプラットフォーム大手が制作したPR動画が猛烈な批判を浴び、公開停止に追い込まれました。 いったい、中国ではいま何が起こっているのか。今回の記事ではフードデリバリー員から見えるリアルな中国社会と、その背後に潜む「断裂」を解説します。 「新ブルーカラー」の爆発的増加フードデリバリー員は今や中国経済を支える巨大な労働力となっています。 中国ではネット配車やデリバリー、宅配といった業種は「新型就業形態」とされ、いわゆるギグ

    フードデリバリーと中国社会の断裂|上海在住のえいちゃん
  • 中国着ぐるみコスプレ最前線①:世界最大級イベントのレポ|上海在住のえいちゃん

    この記事を起点に、中国で盛り上がりを見せつつある「着ぐるみコスプレ文化」と新ビジネスを紹介します。 筆者はよく中国の二次元系スポットを訪れるのですが、そのたびに感じるのが「着ぐるみ姿の人が増えた」ということです。 着ぐるみコスプレには大きく分けて、「美少女着ぐるみ」、「ケモノ着ぐるみ」、「特撮系」の3種類があります。 なかでも、ここ数年で目に見えて増えてきたのが「美少女着ぐるみ」と「ケモノ着ぐるみ」です。 この記事では中国で行われた世界最大級の着ぐるみコスプレイベントの紹介記事を取り上げます。そして次回以降の記事で「なぜ着ぐるみを着るのか」、「着ぐるみビジネスの広がり」を紹介していきます。 私の「外殻」を通じて、私を知ってください请以我的外壳来认识我 こんな可愛い人になりたい先月初め、広東省仏山市で開催された Doll Weekend 10 に参加しました。これはKigurumi(着ぐるみ

    中国着ぐるみコスプレ最前線①:世界最大級イベントのレポ|上海在住のえいちゃん
  • 衝撃の『抗日神劇』:映画《731》|上海在住のえいちゃん

    *記事の後半で重大なネタバレを含みます 今回の記事では映画《731》に対する中国での評判を紹介します。 各種の情報を踏まえると、作は典型的な『抗日神劇』であると考えられます。 中国で製作される日中戦争中国側の呼称は抗日戦争)などをテーマにしたテレビドラマのなかで、荒唐無稽なストーリーの作品を表す wikipediaより前提として、筆者は旧日軍が中国やアジア各地で行った戦争犯罪を歴史的事実として重く受け止めています。その一方で、中国において旧日軍の歴史を現在の日と直接結びつけるキャンペーンには批判的な立場を取っています。 中国は9月3日に行われた「中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年記念式典」に向け愛国・反日的な機運が高まっていました。 作品も来なら7月31日に公開される予定でしたが、柳条湖事件のあった9月18日に公開は延期されていました。 稿では、このような緊

    衝撃の『抗日神劇』:映画《731》|上海在住のえいちゃん
  • 徳なき老人は三代を滅ぼす:徐々に変化する中国の儒教的価値観|上海在住のえいちゃん

    今回の文章は以前に取り上げた「コスプレ事件の裏にある中国社会の多層構造」を逆側から見て、急速に発展した社会が生み出している歪みを解説したものです。 若者世代から見た老人世代の姿を紹介しながら、前時代的な価値観が現代社会にどのような影響をもたらしているのか、そしてタイトルの言葉に代表される価値観の変化をお伝えします。 以前にも取り上げたように、中国におけるZ世代(1995〜2010年生まれ)は、世界でも珍しい「三つの時代が同時進行する社会」を生きる世代です。現代的価値観を持つZ世代と、儒教的な家族観や地域共同体の考えが根強く残る老人のあいだでは、頻繁に衝突が起きています。 公共空間を占拠する老人代表的な事例として、つい最近に広州に住む方が投稿した「我在地铁站“怒怼”在里面乘凉遛娃的大爷(私は地下鉄駅で子どもを遊ばせるおじいさんを怒ってディスった)」を紹介します。 前提知識として、中国は共働き

    徳なき老人は三代を滅ぼす:徐々に変化する中国の儒教的価値観|上海在住のえいちゃん
  • なぜ中国人はカンニングをするのか:カンニング大国から学ぶ今後の対応|上海在住のえいちゃん

    中国人大学院生による集団カンニング事件が注目を集めました。このような中国人による試験の不正は最近になって目にすることが増えました。なぜ彼らは日で不正を働くのか?その背景には、単なる「不誠実さ」では片づけられない構造的・心理的要因があります。 この記事ではカンニングに対する日中の社会的構造の差が生み出す犯罪心理を解説します。そして最後に日がとるべき道を検討します。 日中国、試験不正に対する意識の違い「なぜ中国人は日でカンニングをするのか?」 この問いに答えるためには、まず両国における試験の意味と、不正に対する社会的な感覚の違いを理解する必要があります。 中国では「カンニング=刑事罰」中国では、試験不正は「国家を欺く犯罪」と見なされます。たとえば「高考(大学入試)」や「国家資格試験」などにおいてカンニングが発覚した場合、以下のような重い刑事処分が下されます 刑法第284条の一:

    なぜ中国人はカンニングをするのか:カンニング大国から学ぶ今後の対応|上海在住のえいちゃん
  • 幸福とは何か:中国ディストピア漫画で知る底辺層のリアル|上海在住のえいちゃん

    今回、紹介する作品は中国という巨大な国の中でも最底辺で暮らしている人々の視点から描かれた物語、中等専門学校の鼠の大冒険(中专鼠鼠大冒险)です。 この記事は華やかな経済成長やテクノロジーとは対照的な「影の部分」に光を当てます。かなりダークな表現が多いので苦手な方はご注意ください。 この作品を通じ中国社会の過酷さと、ここで生きる人たちの強さ、そして幸福とは何かを感じ取っていただければ幸いです。 *7/6 22:00 ページ(3,4)を追加しました 中等専門学校とは前提となる知識の解説です。中国は大学入試試験(高考)が有名ですが、実はその前に高校入試試験(中考)があります。 中等専門学校とは日でいう専修学校のような存在です。場所によって異なりますが、上海では高校受験で成績の下位20%が行く学校の一つとされています。ここで学生は職業の技術を学び、卒業したあとは、すぐに就職することが多いです。 中

    幸福とは何か:中国ディストピア漫画で知る底辺層のリアル|上海在住のえいちゃん
    ginga0118
    ginga0118 2025/07/07
    だってよ->共産党
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