今年も年賀状は出さないので、ブログでごあいさつ。 去年は暗い話題が多かったが、今年はたぶんもっと暗い年になるだろう。90年代には銀行や不動産などの「放蕩息子」が日本経済を食いつぶしたが、唯一の「働き手」だった輸出産業が倒れた今回の状況は、もっと悪いからだ。ただ私は、日本経済が一度は徹底的にだめになったほうがいいと思う。敗戦で財閥が解体されたとき、日本では世界史上にもまれなイノベーションが起こった。戦後の高度成長は、古い企業が破壊された焼け跡に創造されたのだ。 かつてマレーシアの熱帯雨林で、1ヶ月ほど撮影したことがある。「地球を守ろう」などというセンチメンタリズムでは、熱帯雨林はガラスのように繊細なものと思われているのだろうが、実際の熱帯雨林は猛烈な勢いで破壊の進行する生態系だ。至る所に高さ数十メートルの大木が倒れて、「ギャップ」と呼ばれる大きな穴があいている。その木もシロアリに分解され
“大首切り時代”非情リストラ70社リスト 2008年12月28日10時00分 / 提供:ゲンダイネット 地獄のようなリストだ。派遣社員や期間工、さらに正社員も人員削減の対象になってきた。 世界的な金融危機の引き金となったリーマンショック(9月)以降の人員削減は、凄まじいのひと言に尽きる。24日もTDKが1000人(派遣)、村田製作所が800人(派遣)の削減を打ち出した。「年を越せないと嘆く失業者が急増しています。上場企業の倒産件数は過去最悪ですし、円高不況で09年の企業業績は一段と冷え込み、消費不況も深刻になるでしょう。人員カットはまだ序の口です」(帝国データバンク情報部の中森貴和氏) 別表は、主に10月以降に公表、あるいは明らかになった人員削減(今後の削減含む)だが、掲載企業だけで派遣・期間工は3万5000人近い。正社員も8500人規模だ(ソニー除く)。 24日、いすゞが1400人として
【山口新聞のコラム】 …世界不況のあおりで、正規、非正規を問わず“首切り”の嵐が吹き荒れる。…宇部市のNEC関連工場の派遣・請負社員二百三十人や、山陽小野田市の精密機械部品メーカー工場の派遣社員の削減計画が表面化。…年末年始を前に離職を余儀なくされる人たちへの救済が急がれる。経済情勢悪化の影響は雇用だけではなく、税収など地方自治体の財源確保にも波及。新年度予算を策定中の県や各市町の財政担当者は幾度もそろばんを弾き直していることだろう。支持率が急落した麻生首相は「すべて私の責任」と危機感を募らせたが、日々の首相動静に反省の気配無し。政権が漂流する前に、国民が漂うばかりではないか。(笹)(2008年12月10日付「四季風」)全文 ◆ソニー、世界で1万6000人削減 ソニーは9日、2009年度末までにエレクトロニクス事業の正規社員約16万人の5%に当たる約8000人を削減するほか、全世界の非
すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 2009年の年明け早々、テレビ朝日の「朝まで生テレビ」で、「激論!2009年“崖っぷち”ニッポン~脱・貧困!ドーする?!経済・雇用危機」が放送されました。 貧困問題をテーマにした「朝まで生テレビ」は、昨年の4月25日につづいて2回目(※前回の放送内容は、「ワーキングプア、貧困は自己責任vs反貧困(「朝まで生テレビ」観戦記)」 を参照ください)。 前回の放送では、経済同友会幹事の奥谷禮子ザ・アール代表取締役社長らが、「企業の国際競争力の確保が何より大事」「貧困は自己責任」などという論理を平気でふりかざしていましたが、今回は、“反貧困チーム”の湯浅誠さん(反貧困ネットワーク事務局長)、雨宮処凛さん(反貧困ネットワーク副代表)、河添誠さん(首都圏青年ユニオン書記長)が、番組全体
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
Chikirinが僕と赤木智弘の間に横たわる越えられない壁について分かりやすく整理している。で、論壇なら人口に膾炙しやすい話題を軸に自説を唱えて固定読者に溜飲を下してもらうのが仕事かも知れないが、そういう年寄りの趣味に付き合っている余裕はない。僕らロスジェネなら政府から具体的な政策を勝ち取るという一点で共闘できるよね。意見Aは具体的で実現可能な政策玉を仕込み、意見Bは群れて窮状をアピールしデモで突き上げてアテンションを獲得すればいい。 そして、意見Bは意見Aを「徒に世代対立を煽る輩」と批判し、別の言葉でいえば「労働者の分断を図る卑劣な意見」であると非難します。意見Aに言わせると意見Bを主張する人達とは「未だにマルクスの亡霊に取り憑かれている100年遅れた職業運動家」に過ぎません。(略) 両方とも若年者失業問題という合意の得やすい問題を“利用”して、自説を唱えているだけなんだな、と。彼等にと
サイトマップ ★全記事一覧 ★管理用 2008.12.31 (Wed) 派遣や非正規社員の解雇は自業自得とのたまうみのもんた 派遣労働者になったのだって、なりたくてなったのではなく、小泉と経団連の陰謀によって雇用形態を変えて、大企業がより儲かるようにした結果なのに、みのもんたが派遣や非正規社員の解雇は自業自得のような発言をしている。 みのもんた 派遣・非正規社員の解雇は自業自得 みのもんたのような、ヒッピーと解雇された派遣や非正規社員を一緒にするような政府・自民党の犬は自民党が自滅すると同時に早くいなくなって欲しい。いい年をして、社会のしくみが全くわかってないのか、それとも、わかっていてわざと自公政権の広告塔の役目を果たそうとしているのか、後者なら目も当てられない。 【More・・・】 日本では、みのもんたのように政府の広告塔で国民を騙す司会者が時給200万円ももらったり、基本的な漢字が読
先日、浜松に行ってきた。で、浜松のブラジル人労働者がどうなっているか知りたかったのだが、予想以上にやばいようだ。まず、浜松の中心地にブラジル人の姿が見えない。普段は特に意識しなくてもポルトガル語の会話が聞こえてきたものだが、ほとんど姿を見掛けない。 駅の近く、ガード脇にあるブラジル人向け食料品店の「セルヴィツー」にも行ってみた。 セルヴィツー (SERVITU) http://r.tabelog.com/shizuoka/A2202/A220201/22000167/dtlrvwlst/496785/ ここはテレビでも取り上げられた様々な食料品や雑貨、そしてカフェテリア式の食堂が併設されていて、ブラジル人で賑わっていた。ところが、行ってみると人影がない。店の前のシュラスコ売りも、さまざまなチラシも、何もない。明かりも落ちている。かろうじて店はやっているようだったが、人気はない。 マスコミで
釣り 題名に「3つの理由」みたいに数字を入れるとアクセス数が上がると聞いた。 本当かな? 本題 自分がこの業界で景気後退を経験するのはこれで3度目。 一回目は1990年前半のバブル崩壊後。 二回目は2000年のネットバブル崩壊後。 今回のは1990年前半のそれを、規模・深刻さ共に凌駕すると予想している。 理由(1): 空洞化 「上流=付加価値の高い仕事」という概念は根強く、開発という「核となる」行程を安い外部に流すようになってしまった。 レバレッジ効果があるから収益向上につながってきた。 が、新たな仕事が来なくなるとレバレッジは逆転を始める。 つまり、外部依存率を下げつつ、利益率向上を目指すという苦痛が待っている。 →開発を忘れた人達には無理。 理由(2): 分業化 1990年代初頭の情報処理試験は「二種」「一種」「特種」しかなかった。 今はなんだよ... 情報処理試験の中の人達に雇用機会
拝啓 時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。 さて、一次産業をかっこよくて・感動があって・稼げる3K産業化を目指し、農家のこせがれネットワークの設立という夢の実現に向けて、趣旨に賛同する方たちによる発起人会を立ち上げることといたしました。 設立趣旨書 日本の農業は危機的状況を迎えています。 統計によれば1995年から2005年にかけて農家の数が70万件減っています。農家の平均年齢は65歳とも70歳ともいわれている現在においては、農家は加速度的に減少します。 日本の食料自給率は40%を切り、自国では国民の食をまかなうことは現状の食生活ではほぼ不可能となってしまいました。一方で世界をみわたせば、人口増大、都市開発や砂漠化による農地の減少、地球温暖化により収量の減少と異常気象による干ばつで米輸出大国も輸出をストップする現状。これまでのように、お金で世界から食料が買い集められる時代は終焉を迎え
――ゆとり教育の反動から再び「お受験」が過熱している。 だが、受験エリートが社会で通用するとは限らない。 教育に携わる親たちがわが子の選択肢から「学校」を捨てた。 編集部 澤田晃宏―― 都内にある私立大学教授のAさん(46)の長男(8)が通う学校は、東京・杉並区の緑豊かな蚕糸の森公園を抜けた先にあった。 見た目は普通の一軒家。午前8時半になると、19人の子どもたちが畳の部屋に集まり、一人の大人を車座に囲む。「おっちゃん」と呼ばれる大人が、 「休みの日は何をしてた?」 ある子が柔道の試合に出場した話をすると、別の子が、 「大外刈りって何?」 そこで実際、技をかけた。 この学校は2004年8月に開校した東京コミュニティスクール(以下TCS)。「おっちゃん」は校長の市川力さん(45)。人の話を聞くとともに好奇心のキッカケを作る「おっちゃんの部屋」は、朝の会の目玉だ。時事問題が上がること
今、われわれはインターネットの新しい時代を迎えようとしているようだ。匿名で顔のないIPアドレスの代わりに、ソーシャルコンピューティングや変化し続けるテクノロジによって、「現実」世界と「仮想」世界の境界が不鮮明になってきている。Web 2.0は、あるサイトでは写真を投稿し、別のサイトではStumbleUponでブックマークを登録し、さらにTwitterやDiggに参加するなど、自分の生活の断片をネット上で共有することで、自分のアイデンティティが部分的に少しずつ公開されて行く世界を造り出した。しかし、ソーシャルメディアの登場は、新しいウェブを急速に形作る変化の1つにすぎない。 近い将来のウェブでは、もはや匿名性は存在しない。匿名性はすでに存在しないという主張も成り立つかもしれないが、それは完全に正しいわけではない。今でも、例えばTwitterなどのソーシャルネットワークサイトで、他人の名前やブ
日本でママチャリが発達した理由 2008年12月 5日 社会カルチャーデザイン コメント: トラックバック (0) (これまでの 松浦晋也の「モビリティ・ビジョン」はこちら) 前回、安いママチャリは、事実上「誰もがろくに自転車を整備せず、調整もせず、正しい乗り方もしない」ことを前提に製造、販売されている、と書いた。なぜそんなものが売られているのか、なぜそんな製品に多くの人が疑問にも思わずに乗っているのか。それは、日本の道路交通がそのような乗り方を許しているからだ。 道路交通法を読んでみよう。自転車は道路交通法によって「軽車両である」と規定されている(第二条の十一)。軽車両は車両の一種であって。道路のどこを通行するかについては第十七条に規定がある。 第十七条 車両は、歩道又は路側帯(以下この条において「歩道等」という。)と車道の区別のある道路においては、車道を通行しなければならない。 ただし
ネット上の時間進行は、よく早いと言われることがあります。たとえば3年同じブログをやっていれば、それなりに長いと言われるようにもなるみたいですし、20世紀からあるサイトなんて、かなり古参の部類に入ります。これは、インターネットの発展の速度が、技術的のみならず、内容的にも非常に速く発展したためというのがあるでしょう。故にインターネットが普及してたった10年程度しか経っていないのに、かなり濃い歴史が生まれているわけです。これは他の媒体、すなわちテレビや雑誌の10年でも、なかなか見ることが出来ないものかもしれません(特に近年では)。 しかし、それをふまえて考えると、今はネットの利用者的に非常に特殊な時代だと思うことがあります。 現在、ネットの主な利用者は20代〜40代くらいの世代でしょう。 ■参考:「インターネット白書2006」で見るインターネットの現在(1) しかし、この世代というのは、ネットの
こちらのエントリーは、なかなか私が最近感じている実感と合っているな、と思った。 現在のネットにおけるコアユーザーは、非常に微妙な時期にいるのではないかと思う話 - 空気を読まない中杜カズサ Eurotechnology Japanなるサイトによると、東京であったNew Context Conferenceで、あの夏野さんが「Old Japan vs. New Japan」という話をしたそうだ。それで、Old Japanを50歳以上と定義しているが、これも私の実感と合っている。 http://www.eurotechnology.com/index.shtml 私は今48歳だが、確かにこのあたりが分水嶺だな、という感じ。JTPAに集う「けものみち系ギーク」たちはほとんどみんな、私より年下。仕事で会う日本の業界の方々でも、同年代から下とその上ではだいぶ感じが違う。*1単に年齢によってcomfo
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