4月に、ユニクロの親会社ファーストリテイリングの決算が発表された。今年2月までの過去半年間の連結売上高はおよそ1兆6000億円、純利益は前年と比較して27.7%増の1959億円で、この期間としては過去最高となった。北米やヨーロッパなどの海外事業が特に好調だったのが要因だ。今年8月までの、1年間の純利益の予想は3200億円。この目標額を達成すれば、4年連続で過去最高となる。 相対的に日本企業や日本経済に大きな成長の兆しが見えない中で、なぜユニクロは強烈に成長し続けることができるのか。『ユニクロ』(日経BP)を上梓した日本経済新聞編集委員の杉本貴司氏に聞いた。(聞き手:長野光、ビデオジャーナリスト) ──本書では、日本を代表するアパレル企業となったユニクロの軌跡について書かれています。なぜこのテーマで本を書かれたのですか? 杉本貴司氏(以下、杉本):山口県宇部市にあった、ファーストリテイリング
![ベストセラー書籍『ユニクロ』が紐解く、地方商店街の紳士服店だったユニクロが強烈に成長し続ける理由 『ユニクロ』を上梓した杉本貴司が語る、無気力だった柳井青年が、日本一のアパレル企業を築くまで | JBpress (ジェイビープレス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7eb5c449d6bf48fd41aaff46453a01e687a30dd2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjbpress.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fc%2Ff%2F1200mw%2Fimg_cf1f2b46045edb473b18c4f2c24db2ab3795771.jpg)