一石ではなくロボットを投じる。 北アイルランドでは、中絶が法律で認められていません。いえ、正確には母体に命の危険がある場合だけしか認められていません。中絶を女性の権利と認めるか否かは国によって異なり、法律もそれに準じます。ならば、法を犯さずにその「権利」を守れないのでしょうか? そう考えたある団体、中絶薬をロボットで届けるという方法を考えだしました。 活動を牽引するのは、プロチョイスをサポートする非営利団体Women on Waves、オンラインのメディカル中絶サービスWomen On Web、そして女性の権利を訴えるフェミニスト運動団体ROSA。中絶が認められていない地域に中絶薬を運ぶ役目はロボット。さらに、このロボットの操作を地域外から行なえば、法律に触れることなくサポートができるというのがこの活動。もちろん、抜本的な問題の解決にはなりませんが、ロボットで法の穴をつけば、少なくとも今助