IT業界で、特にSIに携わっている方は知っておいて下さい。 2009年4月から受注ソフトウェア開発業に対して、「工事進行基準」の採用が原則義務付けられます。 工事進行基準とは、工事対象の完成率に応じてどんどん売上を計上していく会計基準のことであり、これによって期間当たりの売上がならされて、平均的に計上することができるようになります。 例えば、Webショッピングのサイトを6ヶ月、6000万円掛けて作ったとしましょう。 今までは「工事完成基準」という完成時に一括計上するやり方であったため、6ヶ月後に6000万円がどどんと売上になりました。 一方、今回の新基準では、最初の3ヶ月で全体スケジュールの6割まで進んでいたら、 6000万円×6割=3600万円 をその期間の売上として計上してよいのです。 営業さんの中には「なんとか今期の売上に計上したい」と考えて、無理やり完成時期を早めてしまう方もいたり