社風を理解してもらうため、新卒社員に商品開発の一部を任せる――。そんな取り組みを、ドン・キホーテなどを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)が実施した。狙いについて、同社の広報担当者に聞いた。 PPIHグループの新卒社員が取り組んだのは、ドンキ(約330店舗)とアピタ・ピアゴ(約70店舗)で販売する大型ゼリーのネーミングだ。 この大型ゼリーは家庭やパーティーで楽しむことを目的にした商品で、容器はバケツのような形をしている。1.4リットルの水を入れた鍋を火にかけて、沸騰したら付属のオレンジゼリーの素を入れる。ゼリー液の粗熱がとれたら、容器に流し入れ、冷蔵庫で冷やして固める。7時間程度経過したら、容器から取り出して皿に盛りつけるという流れだ。 ゼリーは、底面の直径が約14.5センチ、高さが約11.0センチ、上部面の直径が約13.5センチ、重さは約1.5キロだ